こんばんわ。KEDちちです。
今日は日吉ケ丘高校でのトレーニングマッチ。トップチームの相手は朱二さんです。
ちびっこチーム担当の監督と完全に別行動となりましたので報告も兼ねまして。
朱二さんは、いいチームでした。前への展開がシンプルです。
うちは、そのスピードに最後までなじむことができずに終わりました。
助っ人のGKはどちらも優秀の部類に入る選手だと思いました。
胸を借りるカタチになったわけですが、ウチのチームとしては収穫大です。
選手らからは、フィジカルの差に関する不平が多く聞こえましたが、放っておきました。
なぜなら、『それならそれでやり方はいくらでもある』という姿勢が、一部の選手に
見られたからです。
不平だけに終始する選手ならば一喝するところですが、ブーブー言いながらも考えて
いるような場合、不平については一応聞くようにしています。
ですから、2・3本目では中盤からやや前の場所で、キレの良い崩しが何回か見られました。
サイドバックから丁寧につなぐ、そしてそのために受けようとする前線の動きにも
手応えを感じています。
審判しながらですので、近くでヤーヤー言って進めましたが、あれはトレーニングと
して最適なものだと信じています。
ロッソの選手らは慣れてないから驚いてたかもしれませんね。
ロッソとの合同ですが、私の念願を監督に叶えていただいた感じです。
京都の女子サッカー全体が魅力的でないと、北上の魅力も色あせるでしょう。
数チームだけが成績を残しても、短期的にはいいんでしょうが、長い目でみると何も残らない
ような気がします。
北上の子らが戦うステージは、将来、今よりも魅力的なものになっている事が現役の子らに
とっても必ずプラスになると考えています。
だから、普段得難い経験が何かのきっかけになればいいと思いました。
北上にとっても、知らない選手のプレースタイルを瞬間に捉えて、協力方法を考える思考作業
は、得難い経験です。
ま、そんな偉そうなこと言ってますが、終わって思ったのは
『来年以降。いや冬からか。ロッソは手強いぞ』です。いい選手ばかりが来てくれましたね。
11人制にしておけば、差は縮まったとは思います。そして今日を無難に終わらせることは
できたと思います。
でも敢えて8人制にして、6年生男子にガツガツやられたり、置いてけぼりにされたりして、
いままでごまかしてきた(というか、自然とごまかされていた)事に目を向けましょう。
今日できなかったことだけ、寝る前に思い出すように とは、今日のアドバイスです。
来週も同じ意味で男子との練習試合です。同じ失敗がひとつでも減ればOKでしょう。
今の北上は、三重で良いゲームをするというめあてになっていますね。
『三重で』ということは、名古屋や静岡選抜相手に という意味ですからね。
まだまだやらないといけないことが多いぞ。選手諸君。
少しはほめておこうかな。
3さん 1回だけでしたが、見事なしぼりこみからの守備がありました。
あれがもっと増えればいい。武器にしてください。
パス成功も増えてます。
やばいときのクリアを練習してください。キック力の話ではなく、どこに蹴り出すかの
話です。
4さん かなり上手くなってきている。だから要求も高くなります。
前線の守備で、ほとんどボールを取れないのはなぜか。『こういう風にしたら取れるかも』
のイメージがまだ固まってないからやね。相手にミスさせればいいんやね。
性格がやさしすぎるのかな?でも考えてみてください。
7さん ボールを動かす。ただし、トップスピードじゃなくていい。ゆっくりでも速いんやからね。
自分の長所を認めることも、大事なことですよ。
なんかうまくいかないときは、なんか変えてみたらいい。まずはポジションを変えてみてみ。
見ることができる範囲が変わるかも。
『なんか』が何かはよくわからんけど、自分から何かを変えるとなんかうまいこといきます。
8さん うまくなった。思わずゲーム中にそんな会話をしてしまいました。『朝練してんねん』て。
私がいってるのは、そんな次元の話じゃない。
味方の動きにあわせて動く。そして味方を活かすていねいなパス。意図のあるプレーが増えた。
朝練がどういうものかは知りませんが、スキルや技術の話ではないんですね。
朝練の効果は、『これだけやってる』という自信を得たことでしょうか。いいぞ。
ただ、中盤周辺ではそれでいいけど、その後ゴールを決めに行くのも自分であることを忘れるな。
それが次の課題です。
10さん 何となくわかってきましたが、この選手の特徴は、例えば戦術板のようなものが頭の中に
時折浮かぶことなんでしょうね。
今日、ロッソの子との関係性について話したときに、『あれがいいねん』と私が言った動きは
三重において、チームが攻めきれないときのキーになります。
(もう、先にいうておきます。サッカーでは、せっかちやからね。後から言うと怒られるし)
せっかちついでに。困ったときほど、抜いてからパスしたがるけど、相手をずらせたらパスなん
か出せるんやからね。スライドしてください。
ま、今日はいいことを多めに書いておくとしたので、もうひとつ。
私も試合中に混乱してしまって、少女にわかるはずのない言葉で指示を出し、監督に説明して
もらうことがたまにありますが。
『バランス!』って言ってしまって、思い通りにポジションを変えてくれるのは7さんと10さ
んだけかな?サッカーに関してはおませさんです。
11さん センターバックのときのあの課題ね。簡単じゃないよ。でも、できるようになったらいろんな
プレーのレベルが上がることは間違いない。
初めから、頭でいくことを考えずに動いてみたら。一番は足で。次にモモか胸で。ヘッドは最後
の手段という風に考えてみて。
12さん タメ的なものができてきました。北上ノートにもありますが、パスアンドゴーやワンツーが
課題です。
ほんとうの事をいうと、この2つのプレーができるかどうかが12さんにとっての重要な壁です。
乗り越えて下さい。絶対にそこから大成長するはず。
できるようになることは確信してますが、できればさっさとクリアしてほしい。
ちなみに、ワンツーっていうと、すぐにタテに走ることばっかり想像しますけど、ヨコでも後ろ
でもワンツーはワンツーですね。
13さん 落ち着いていい判断が見られるようになりました。でも、うまくいかないときに停止してしまう
姿もあります。
そのボールはみんなのボールです。うまくいかなくても、考えることから逃げてはだめです。
得意のインターセプトが今日は少ししか成功しなかったように思います。
こういうのも、DFとしてはつらいことですが、それでも同じことを続けることが大事です。
サッカーにおける重要な能力のひとつに、継続力というのがあります。
14 ぶっちぎられ祭り。後半は、体を寄せていけたのでよしとしましょう。
スピードに頼る守備は二流です。一流はポジショニングです。神になると、もうボールすら
飛んでこないようになります。味方に声かけして助けてもらえ。
16さん 基本的にどのポジションでもできる選手です。この選手は、みなさんご存知のとおり、動いている
ボールを蹴る能力が長所のひとつです。
それが、足元のことだけで終わらないようにと、最近はたまに守備のポジションです。
ま、16さんにわかりやすく言うと、利き足と逆位置のサイドバックは、今の10さんや7さんが
修行したポジションでもあります。いろいろやってみ。
18さん ケガしました。後片付けとかそういうベンチワークが素直にできるようになっているのが素敵です。
19さん ほとんどボールタッチの機会がありませんでした。ごめんね。
右サイドに置いても、なんだかやや中央に寄ってくるのは、9さんと同じです。
私の個人的見解ですが、このクセは非常に意味深いと思っています。
中央は、ゴールに近いが相手も多い。性格かな。