むらさきちきぶ２２６

こんばんはKEDちちです。

この土日、京都選抜２チームのうちひとつを率いてびわ湖カップに行ってました。北上からは五人が参加。

主にトレセンが参戦する大会です。結果は下位トーナメント優勝です。他府県の五年生トレセンに手こずりながらもPKでどうにか優勝です。

決勝前、疲労が見える急造チームに言いました。『何度も言うけど、君らはトレセンに選ばれなかった選手やろ。選ばれなかったからダメな選手なのか？決勝進出で満足するのか？今は違うと胸を張りたいならトロフィーとって証明すればいい。』というような話。

京都協会は、あえてトレセン選手を除いて（GKは別）参加させています。その目的を私なりに独自解釈するとこういう発言になりました。結果的に出場機会が少なくなった選手は、監督の能力不足を恨んで下さい。但し、機能しなかった選手は一人もいなかった。一方で、必ずこういうゲキが有効になるとは限らない。このチームだから試す事が出来ましたし、大会前に練習会が一日設けられた事も要因になります。

決勝戦。あれだけの猛攻を耐え忍んだチームを見たことが無い。球際の強さは無い。スピードも出ない。技術も怪しげなチームですが、あきらめの悪さだけはあったようです。それだけでも戦えるのがサッカーの醍醐味でしょうか。

PK戦。『ジンクスから言えば、圧勝のはず』ベンチ入りしてくれていたスマセレコーチの言葉にうなずきながら、決勝前に、ある選手が『なんかシワシワなんやけど四つ葉見つけたからあげるわ』と言いながら渡してくれたクローバーの事をボンヤリ思い出していました。

結果、下位優勝にトロフィーは無くて賞状のみ。だけど代わりに選手らはプライドを手に入れました。何よりもこの選手達に足りなかったものです。

最後に保護者の皆さん、クソ寒い中、クソ寒いゲームばかりですみませんでした。最後の集合写真で見せた選手らの表情に、多少ながらも変化が見られたのであれば、少しはイイワケになるかと。

月末の京都大会。面白くなりそうですね。