こんばんはKEDちちです。
今日はANAなでしこフェスティバルの決勝トーナメント。準優勝でした。久しぶりだね。KAIRの時以来だ。
快挙といえば快挙なんだろうけど、朝から午後は雨模様という予報を聞いてからテンションなんか一切上がらないし、今日は堺らしい強風だったので、もうやだな。と。
念願の決勝戦。しかもセンターのスタジアムでゲームだということだけど、スコアレスドローのPK戦×2で勝ち上がっただけだから、やはりテンションは上がらない。決勝戦も0-2だから、今日は無得点だもんね。
13も昨日ので負傷だし、今日は今日で7が負傷。つらいね。だけど、決勝戦前に、なでしこの高倉監督がサプライズで来て下さって、ちょっとはテンションが戻りつつ。かな。
「強風だからうまくいかないよ。網野の京都予選を思い出して」ということでスタート。要はルーズボールと球際の気持ちだけだ。どこのチームも練習の成果なんてほとんど出せっこないぞ。と。「うまくいかないのは当たり前」で挑んだ結果、さほど混乱する場面は無かったように思っています。ここはうまくいったのかな。
PK戦。北大冠のカントクさんが「一体どうした?2試合で6本、全部決めてるやないか!」とあわてて聞いてくるぐらいのものです。ヒミツなんて何もない。まさに風まかせ。関西大会のイメージで「私らは堺でならPK勝てるんや」みたいな都市伝説的なものだろうね。きっと。
だけど、15の守備範囲は広くなっているね。
北摂戦は鳴門のリベンジだ。ということなんだろうけど、今日の北摂はかなりそろっているからあの時よりは強いんだな。ま、選手も薄々は気づいていたんだろうけど、9と10との「イケるやろ」「イケるで。なぁ?」という何の根拠も無い会話を聞きながら、風が助けてくれるかもね。という話をしておきました。
だけど、鳴門と全く同じパターンのコーナーを、今度は15が防ぎやがった。あれはベンチで見てても「あれ?入ってないの?」という感じでした。つまりスーパーセーブ。
で、「いつまで同じようにやられるつもりだ!」とゲキった次の相手コーナーの時、ようやくフィールドのみんなが理解したのかなと思いました。全員の目が血走ってたもんね。そういうことだよ、セットプレーの守備ってのは。
決勝戦。いっちょまえに控室なんかに通されたけど、私含めて全員が「ふぅ~」とか落ち着いちゃうだけで使い方をよく分かってない。控室についてるトイレに気づかずに、スタッフさんに苦笑されたり「一応、ミーティングやってる感の写真とっとく?」といった具合で過ごしました。これもいい経験かな。
決勝のセレゾンユナイテッドは強かった。前半しのぐ作戦。そして、このチームと昨日の時点でトレーニングマッチをしておいて良かった。もともと今日は決勝戦なんか予定してなかったもんね。試合前の背番号10同士のコイントスは、身長差30センチ以上だからね。目の前ヘソだからね。
どうせそうなるやろうなと、ゲーム前に15相手にミドルを蹴り込んでおいたのが効いたかどうか、前半はかなりいいシュートばかりだったけど危なげなく。
チームは後半、無謀にも攻めにでました。決勝戦だからね。仲良しチームもスタンドにいたし、ウチの選手にもプライドくらいはある。残念ながら先に取られただけの話。
なので全体的にはプラン通り。あんなもんだ。一致団結して中盤でボールを奪おうとして、それを続けること。これが出来ただけでも、えらいもんだ。プラン外だったのは後半に相手が放ったミドルシュート。後半は風向きが変わってたんだな。確かにコースも良かったんだけど、今日の15からいうと守備範囲。だけどあれは風の影響で減速するパタ―ンのやつだった。タイミングを取れなかったんだね。そもそも小学生でそういうボールを蹴るってのがすごい。普通は風に負けておじぎするか曲がるかなんだけど。
だから、あれを経験できた事は大きい。非常にハイレベルで、レアな経験だ。そして15ならまたその部分を修正してくると思う。一度知ってしまえばこっちのもんだよ。ちなみにコーナーからの2失点目はよく見えなかった。だけどまだみんなの目が血走っていたようには思う。
しかし、一歩引いてよく考えてみると、今日は北摂にもセレゾンにも流れの中からやられていないし(あのミドルは別勘定で)コーナーの守備について、必要とされる雰囲気を学べたんだし、細かな部分での成果は出ている。それは準優勝という結果のような大それたものではないから、勘違いはしないでほしい。だけど、そこはそれで予定通り積み上がっているよ。ということ。
11はね。北摂戦の開始直後に、相手選手が11の前に切り込んでいったプレー(あれ危なかったね)があったと思う。あのプレーを11にもやって欲しい。実はずっと前から思っていて、どう説明したらいいのかわからなくて困っていたところ、目の前でやってくれたんだね。君はとてもラッキーだ。あれを11の技のひとつに加えてほしい。
準決勝で7が負傷しての決勝戦。「他にいない。17がスタメンだ。前半だけだ。飛ばしまくれ。」結果、前半終了間際にはベンチから「おーい、ピッチの中で吐いたりするなよー」と。
足がガクガクになるまで走る5年生はそうそういない。体力が無い。ということは置いておいて、そこまでやってくれた事をほめておきましょう。21もそうだったけど、後半のベンチではふたりしてやや涙目のままでうなだれるばかり。
あのな。来年もな。君らみたいな後輩がな、君らのピンチの時にはそうやって走ってくれると思うよ。ありがとうね。