こんばんはKEDちちです。
今日は紫香楽カップ。4試合ですが3試合は涼しい中でできました。1試合目なんかはミストシャワーの中でやったようなもんです。
かつて、関西小学生女子サッカーの世界にはGWに必ず行われるミラージュカップというものがあり、その年の現在位置を確認し、目指すべきラインの設定をしたものです。
いろいろあって、その大会が消滅してしまったときに、代わりに新設されたのがおこしやす京都大会です。前任の田中監督が尽力されて開催までこぎつけました。大会の名前はどうでもよくて、シーズンスタート時期に行われるということが重要であり、その1年間を充実させるためにはどうしても必要だということなのです。
今、その役目は紫香楽カップが担っている。今日もそうだけど、東海、北陸、近畿のチームが終結する貴重な大会であり、緑が多く、U10は屋根付きグラウンドという配慮もあり、芝生広場もあり、山あいを抜けてくる風は涼しく、タヌキもくれるし、ほどよい距離に喫煙場まである。信楽運動公園はもはや聖地といっても過言ではないでしょう。
北大冠に勝ち、名古屋に0-2、北摂に0-2、伊賀に1-0でした。出場しないヒトも生じるのが公式戦。北摂戦だけはその公式戦モードで臨みました。前半をしのぎ、後半途中までも相手の攻撃をはね返し続けましたが4が負傷しメンバーに変更が出たところのスキを見逃してはもらえませんでした。その後、今度は相手のポジションチェンジに対応したものの、ここでもマークミスが生じたところを失点。ただ、たしかにテクニカルなラストパスだったのでしょうがない部分もある。
名古屋には全員出場モードで。北摂にはガチンコ勝負で。まずは追いつくところまでがチームの目標になる。ようやく選手らに目に見える目標ができた。その背中は遠いかもしれないけど、見失うことはないと思う。ここからの変化が楽しみです。
昨日と今日の感想です。
3 守備よく攻撃よくバランスのいい選手になるでしょう。つまり両方のレベルアップが必要になるということですが、ま、順調だと思います。
4 自分のせいで負けたと北摂戦後に泣いていましたが、1点目の失点シーンにはいなかったけどね。負傷したことはミスでもなんでもなく、むしろ勇気をもってヘディングにチャレンジしたということ。今までしてなかったから負傷につながったようなもんだけど、それを悔やむのなら悔やめばいい。ただし、復帰直後に同じようなシーンでひるまずヘディングできたことは素晴らしいと思う。なかなかできることではない。結果、次の試合では見事なヘディングで大きくはね返していました。ひとつ壁を超えたか。
5 ずいぶん減ったものの、クリアボールが相手に当たるシーンがまだある。まだ工夫が足りない。ただし、プレッシャーのない場面でのクリアはかなりメリハリがついてきた。次はそれをパスにまで進化させよ。右サイドをぶち抜かれるシーンは今日は無かったかな。高く弾んで届かないボールに首を伸ばしてしまうのはなぜか。いつか伸びるとでも?ムリならムリの判断をスムーズにする必要があります。
6 守備の時はポジショニング良く、1対1でもしぶとさが出てきました。左サイドにいて中央に切り込んだ時に、相手に読まれてボールをうばわれてピンチになるシーン。身体でボールをブロックしながら切り込めばいい。あのうばわれ方はあまりにも無責任すぎる。ちなみに、キック時の足の振りがスピードアップしている。これはドリブルからでも強シュートをねらえる選手のレベル。
7 ボールをキープする北摂レベルの選手にアタックしても、普通は簡単に逆を取られるかパスでかわされるか。だけど、7のボールチェイシングはそれをさせないね。寄せの速さか身体の使い方か。しんどいシーンでチームを何回も助けました。9とダブルチームでアタックするシーンも多くて、しかも息が合ってきている。普通に考えればすごい事、今までの対戦相手チームにこんな2人がいるようなチームがあったでしょうか?
9 攻撃時、強いチーム相手にも余裕をもつ時間が少しずつ生まれてきた。今一度、前回テクネカップの時の紫香楽戦の得点シーンを見直してほしい。スピードは抜いてからのみ。そこまでのプレーはキレとタイミングでした。そこの使い分けが逆になっているとうまくいかないな。そろそろ真剣に考えていこう。実際にできちゃってるんだからね。どんなイメージを持つかという話。テレビ見ながらでもできることだ。
10 北摂戦の前にややナーバスになっていましたが、放っておきました。結果、今までで最高の運動量と闘争心でした。どうやらこのキャプテンは背中で語るタイプのヤツだ。そんなんでいいと思う。ちなみに初戦のボレーシュートはちょっとびっくりした。
11 スピードがついてきたから思う。この選手は100点を1、2回取るのではなくて、90点で10本ダッシュできる方の筋肉じゃないか、と。10回のダッシュから生まれるチャンスはせいぜい1回か2回。ならば北摂戦のジョーカーとして送り込まれた11は、あと6回ほどダッシュ回数が少なかったということになる。そんなに走る機会が無かったって?たらればって知ってるか?君はサンガスタジアムでボールを持たない中島選手や長谷川選手がどれだけ結果につながらなかったダッシュをしていたかを見ていたはずだが。
13 昨日の今日だから、ずいぶん運動量が落ちていました。気持ちは切れてないんだけどつらそうでした。何を食べ、どれだけ眠り、何時に起きて、という話です。これからこれから。13が飛び込んできたこのチームは、技術だけでなく運動量も求められるチームなのだよ。そして今日コテンパンにされたオレンジの各チームにも、半年後には追いつこうとするチームであり、それらは過去、実際に何回か成し遂げてきたチームでもあるのだ。とんでもないチームでしょう?あきらめて精進しなさい。
14 献身性はサッカー選手において重要な要素。それがあるのは確認できた。強いチーム相手に。具体的に言うと、長い脚の相手、素早く寄せてくる相手、「さぁ抜いてこい」という雰囲気を持つ選手に対して、逃げパスを選ぶシーンが多すぎる。ほぼそうだ。観察力も重要な要素だけど、君の場合は相手をリスペクトしすぎている。「あ?それがどうした、いったるわい」とチャレンジしていくのがその背番号の系譜だ。
16 だからヨコにスライドしてからタテでしょうが。と言われて名古屋戦だったかはブイブイ言わせてました。少し背が伸びたから、スピード勝負的な選択が多くなりがちですが、チビこい時から磨いてきた武器を大切にするように。ヨコに抜けたら、そこからは好きなようにすればいい。
17 昨日見つけて、今日はそれがどこまでかを確認。切れることないスタミナと、ゼロ距離でのプレス。地味なんだけど効いている。強い相手にもいける。少し混乱したシーンが失点を招いた部分もあるにはあったが、それは経験が解決していくでしょう。この姉はショートパス主体のマケレレみたいなヒトだったけど、17の場合はキック力も持っているので楽しみ。しかも左足を素直に使えるのがいい。下手だけどね。で、そこは練習してください。