こんばんはKEDちちです。
昨日は雨で休み。今日は京都予選。今年は4日間で総当たりリーグ戦だそうで、その初日になります。
公式戦でも使用可能な新しいユニフォームを準備して頂き、そのファーストゲームでもありました。幸先の良い出だしで何よりです。なかなか似合っています。
公式戦というのは入り方が重要です。私は同時刻に行われるU10トレマのピッチでレフェリーをしながらチラ見。すると、そこはさすがにキャプテンだ。気持ちのこもった素晴らしいボレーシュートで一気にチームをリラックスさせました。この時点で私はU10に集中。終わってから聞いたところ7ゴールも決まったそうです。
さて、次戦。その7が離脱することは予定通りとはいえ、見るからになかなか手強そうな相手。体調不良で来れなくなった5年生達の穴が大きい。「あの子ら上手いんやで」という選手らの会話を聞きながら「せめて0-0で」という考えでいました。
ただ、今思うと「あの子ら上手いんやで」のトーンに少しだけ心の余裕のような響きが含まれていたように感じる。
結果論だけど、自分達の集中を高めるための会話だったのかもしれない。なぜならいつも紅白戦のメンバーを決めた後などによく聞かれる彼女達の口グセ「勝てるわけないやん」「強すぎるからズルいねん」というくだりが一切なかった。
結果3-0。6と9のDF陣が何度もターンオーバーを決めてくれ、中盤の10や8がセンス抜群のプレーで中盤を支配しました。右から5が再三にわたりチャンスボールを送り、左は左で3がしぶとく押し上げる感じ。今日の3は奪われてからの切り替えが効いていたので、マイボールのスローインになるプレーがとても多かった。
ま、イメージでいうと右がスパイスで、左がダシだ。
そして最もハッスルしていたのが2だ。前線のつぶれ役であり、ファーストDFであり、もう前線の至るところで転がっていました。こういう覇気のあるプレーがチームを奮い立たせないわけがない。
先制は2が暴れたところのこぼれ球を10がねらっていて、最後はGKもかわしてのゴール。後半開始早々、5のコーナーがGKに当たりゴールイン。飛び込んだ2が多少ブラインドになっていました、地味だけどいいプレー。2点目の時間帯がとても良かったので、私は次のU10の準備にベンチを立ったのですが、それまで高い集中力でプレーしていた8や10あたりに少し気持ちの緩みが見えたようだったので、あわてて戻り確認作業。そのまま給水タイムを迎える事ができたので、ここでベンチを離脱しました。
3点目は疲れの見えた2と3のハッスルコンビに変えて4年生のKEY・KANが投入された直後、5のゴラッソが決まりました。これは前半にもシュートを思いっきりぶっ放して大きく枠を外していたのが布石になっているのでしょう。見事なコントロールショットでした。
今シーズンのベストゲームに近いかな。明日も同じピッチですので、ベストゲームの更新に期待しています。リーグの入り方はOK。明日は明日の入り方がどうなるか、うまく継続させてほしいものです。
ちなみに初戦0-0か1-0の状況で見せたKAORU氏のスーパーセーブ、チームの流れをつくる意味ではとても重要なプレーでした。なかなかの反応でした。
さてU10。ケガ人1名。もともとダイナミックなSAEですが、今日はいつもよりも大きなモーションのシュートをスコッと空振りし、バク宙みたいになって地面激突。これはもう自損事故だ。なんでそうなった?
今日、初めておじいさんとおばあさんが応援に来てたんだって。これが黒毛和牛くらいならすんなり決めてたんだろうけど、大好きなおじいちゃんおばあちゃんならそうなるだろう。だけど、こんな風に周囲の期待を理解し、そこを上回ってやろうとする心持ちはFWとして必要な要素だと思う。だからこういうのは今後もあると思っておこう。
往年の日本代表FW、ドラゴン久保もケガが絶えなかった事を何となく思い出している。
さて体験1名。ゲームを少し楽しんで風のように去っていきましたが、伸びやかなスピードがあり、運動能力の高い選手だと思います。レフェリーをしていたのでよく分かる。”楽しんで”というのは誇張じゃなくて、このヒトは本当に笑いながらプレーしている。