こんばんはKEDちちです。
今日もナラディーア。2日間大会の予選でしたが3敗1分。
対戦相手は良いチームばかりでしたが、もう少し勝てたはずだと思っています。誰が良かった悪かったというのは、チームが前向きでなかった場合には言及を避けましょう。
チームとしての結果通りで、ほぼ全員がまずかった。そしてそれは、下手すると長引く可能性すらある。もしそうなると、関西大会予選には間に合わない。世の中はそんなに甘くない。ま、それもまた経験だよということで、選手らをなぐさめる準備を始めようかと思う。
今日、敗戦の後に、君たちなんかよりCISSEがフィールドに7人いたほうが良かったかもしれないぜというような話をしています。そもそもCISSEは7人もいないし、たかだか4年生だから技量的にはU12メンバーの方が上なんだろう。
だけどあいつは絶対にあきらめないし、1対1の勝負には全力でかかっていく。それが勝ちか負けかは全く関係ない。
そこの部分はSAEでもなくKAHでもなくLANでもなく、CISSEだ。あいつはすぐに転ぶし、ファウルも多いんだけど、やられてもそれを最後まで認めない。だから追う。身体も投げ出す。足も伸ばす。マタを抜かれそうなシーンでは膝をついてまでして壁になる。つまり自分の負けを絶対に認めたくないというスピリットがある。
彼女らが率いたU10チームは三重大会で優勝できたけど、優勝するチームには必ずそんなやつが必要。なんとなく優勝したのではない。彼女らは彼女らなりに、魂がほとばしるようなプレーをし続けたのだ。無論、同じような暑さの中で。
君たちは知らないだろうが、CISSEは自ら名乗りを上げて、全ゲームDFに回ろうとしたんだ。CISSEはCISSEなりに考えて、そうすることがチームの為になると判断した。私はそれを可能な範囲で尊重し、やつはそれを全試合無失点というカタチで無事に遂行した。
優勝のかかった最終戦。すでに2-0で勝っている後半。左サイドをすり抜けて、ペナルティエリアまで持ち込んだCISSEは、それでもまだCHINAMIにアシストとなる素晴らしいパスを送った。もう勝ってるし、残り時間もないし、角度が無いとはいえ、最後くらい気持ちよくシュートしてくれても良かったんだけど、そこでもまだチームのためのプレーを選択した。あのシュート大好き人間CISSEが。だぞ。
今の彼女は北上の選手として申し分のない4年生だと思っている。そうして同じようなスピリットを明日は5年生と6年生に見せてもらいたい。もしやそれは、もともとは君たちのプレーからCISSEが学んだものなのかもしれない。