三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

花見~さくら~

2017年04月04日 | 境内の植物
4月1日


4月2日


と境内にて花見が行われました。
例年だとソメイヨシノが見頃の時期ですが、今年は桜の開花が遅くヒガンザクラのみ
しかしながら、いつもと違う雰囲気を楽しんでいたようです。
塩崎厚生労働大臣も参加されていました。


春になって桜の木に降りてきた神様を料理と酒でもてなし、人間も一緒にそれをいただく ことが、花見の本来の意味でした。

ちなみに
「さくら」の語源・意味は、「さ」が山の神という意味で「くら」が宿る場所・坐を表します。
つまり「さくら」とは「山の神が鎮座している木」ということです。
「山の神」は、春になると山から降りてきて、「田の神」となり、田の稲を司るのです。

花見は、春になって桜の木に降りてきた神様を料理と酒でもてなし、豊作を祈って人間も一緒にそれを戴くことが、本来の意義です。

花見時期になると、花見お弁当や限定スイーツ、マナーの良し悪し等、桜以外のものに目がいきがちですが、本来の意味も知って楽しんでみては如何でしょうか。
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