三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

令和3年 初詣の様子について

2021年01月05日 | 日々のできごと

新型コロナウイルス対策として
年末から早めの正月準備を
年明け以降も三が日にこだわらない、分散してのお参りを呼び掛けてきました。

皆様のご協力を賜り、
令和三年の正月三が日の人出は例年の半分以下だったように思います。

大晦日の夜、カウントダウンがどこからともなく聞こえ
年明けと共に開門致しました。
行列も少なく、混雑することなく年明けを迎えました。

1日の昼間は例年、お参りの行列が境内をはみ出していましたが、
多い時間帯でも神門を越えた辺りまでで、ソーシャルディスタンスも保っており
天気も良くて、お参りがしやすい環境でした。

三津厳島神社の公式インスタグラムFacebookのストーリーにて
境内の様子をアップしているので、混雑が気になる方は参考にされて下さい。

環境がいかに変わろうと、私たちが生活していくことに変わりはありません。
今年の干支の丑のように一歩一歩と歩みを進めていきましょう。
大きな生活の変化を余儀なくされましたが、
生きていることに感謝の気持ちをもって今年も過ごして参ります。

令和3年が皆様方にとって幸多き一年になりますことを心より祈念致します。

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1月1日の言葉「神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う」

2021年01月01日 | 日々のできごと

 あけましておめでとうございます。

昨年はコロナウイルスに明け、コロナウイルスに暮れた一年でした。
海外ではワクチンが開発されましたが、国内に普及するのはまだまだ先
、暫くはコロナウイルスとの戦いが続きそうです。
如何に科学が進もうとも、いまだに未知の病気が蔓延するなど、
天地自然の前では、人の力は誠に小さな存在であるという事を思い知らされた一年であり、
又外出したり、飲みに行ったり、買い物したりという
当たり前の生活が出来る事の有難さに気付かされた一年でもありました。

さて今年は令和3年辛丑(かのとうし)年、辛も丑も新しく活動を始める意味を持っていますが、
自然災害や気候変動、地震や台風が懸念される星回りとも言われています。

まずは神様にこの一年の御加護をお祈りしましょう。

神様の恵みを受けるにはひたすら祈る事が第一で、
神の御加護を頂くには我欲を捨て、正直で清らかである事が基本です。

 神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う

この言葉は鎌倉幕府の基本法典「御成敗式目」の第一条に書かれてある言葉です。

第一条は「神社を修理し、祭祀を専らにすべきこと」とあり、
その後に続くのがこの名言「神は人の敬により威を増し、人は神の徳により運を添う」です。

いかなる神様も人々の崇敬をうけてこそ、そのご威光を輝かすのであり、
御神威を高めるのは人の敬う力である。
その人が人としての運、人としての生命を与えられるのは、神様の徳によってであるという意味です。
神と人との関係が的確に述べられています。

また神様を敬う気持ちが大きければ大きいほど、神様から受ける御利益も大きいとも言えるでしょう。

当社では「月参り御朱印帳」を社務所に置いてますので、
年に一度ではなく毎月お参りをして、清らかな気持ちで神様に祈りを捧げましょう。

神社での唱え言葉は

 綾に畏き 嚴島の大神(あやにかしこき いつくしまのおおかみ) 

 祓え給へ 清め給へ (はらえたまへ きよめたまへ)

 守り給え 幸へ給へ   (まもりたまえ さきはえたまへ)

「神は人の敬により威を増し、人は神の徳により運を添う」

毎月神様にお参りをして、神恩感謝の真心を捧げれば、
より一層神様の御加護を頂いて、必ずや心願成就されることでしょう。

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