先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

1704年採録のアイヌ語集 福井市で発見

2010-08-03 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/01 08:01、08/02 09:28 更新)
 「和人」がアイヌ民族から聞き取ったアイヌ語集としては、採録年が確認できる最古の記録とみられる古文書が、福井市の普門寺で見つかった。江戸中期の1704年(宝永元年)に北海道を歩いた禅僧空念(くうねん)が、郷里で興した同寺に残していた。約460語句にのぼるアイヌ語と日本語の対訳を示しており、専門家は「アイヌ語の時代的変化を知る一級史料」と話している。
 和人が採録したアイヌ語集で現在最も古いとされるのは、岡山県の松平家が所蔵していた「松前ノ言」だが、編まれた時期は室町末期から江戸初期と推定できる以上のことは分かっていない。一方、著された年が明確な史料では、1710年に兵学研究者の松宮観山が採録した「蝦夷(えぞ)談筆記」がこれまで最古のまとまった記録とみられてきた。
 今回の史料は「蝦夷談筆記」を6年さかのぼり、「松前ノ言」の時代以降の100年余りの空白期間をさらに縮める発見だ。<北海道新聞8月1日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/244170.html

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米先住民被ばく:「反核の心」訴え…ゆかりの舞踏家来日へ

2010-08-03 | 先住民族関連
(毎日新聞 2010年7月31日 10時55分(最終更新 7月31日11時01分))
 核兵器開発に伴うウラン採掘で先住民が被ばくした米アリゾナ州の舞踊家らが来日し、原爆忌を迎える広島や長崎で開かれるイベントで「平和の尊さ」を訴える。広島での被爆体験を語り継ぐ村上啓子さん(73)=茨城県牛久市=らが企画した。村上さんは「先住民も『核の犠牲者』。今も被ばくや環境汚染で苦しむ実態を知らせたい」と語る。【高橋慶浩】
 来日するのは、先住民の伝統舞踊「フープダンス」世界チャンピオン、デリック・デービスさん(43)。採掘被ばく地に住むナバホ族と76年の国連総会で核開発中止を呼びかけたホピ族の両先住民部族の血を引く。
 きっかけは08年、デービスさんがアリゾナ州であった原爆写真展の関連で、村上さんの知人ミュージシャン、小塩賢さん(44)=米国在住=と共演。「いつか被爆地に行き、祈りの踊りをささげたい」と約束したことだった。今年6月の2回目の写真展の際、渡米した村上さんと会い、来日が具体化した。
 ナバホ族は同州北東部で東西冷戦期、危険性を知らされずにウラン採掘に従事し被ばく。米政府の補償は、鉱山労働者を対象に92年に始まったが、地下水汚染などによる「2次被ばく」とみられる被害は対象外という。
 村上さんは現地で、鉱山労働者の夫をがんで失った先住民女性(81)と会った。女性は夫の作業着を洗濯していたため自身の被ばくを心配していたが「何も分からない」と語る姿に胸を打たれた。「核兵器を造る過程で被ばくした人もいることを、若い世代と一緒に考えたい」と話す。
 イベントは、村上さんが被爆体験と米先住民の現状を講演後、デービスさんが和太鼓演奏に合わせてダンスを披露する。デービスさんは「伝統舞踊を通じ、ナバホとホピの二つの部族の思いを広島や長崎に届けたい」と語っているという。日程は、5日・広島市立美鈴が丘小▽6日・同基町小▽7日・同市留学生会館▽8日・長崎歴史文化博物館。入場無料。問い合わせは村上さん(080・3423・0930)。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100731k0000e040018000c.html

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【白老】アイヌ文化を学ぶ夏休み 6、7日に学習会

2010-08-03 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 7/31)
 白老町のアイヌ民族博物館は、小中学生向けの文化体験学習「夏休みの自由研究はアイヌ文化で!」を、8月6日、7日に行う。
 アイヌ文化の継承者を目指し、2年前から博物館で勉強に励んでいるイオル担い手育成事業研修生の5人が講師となり、それぞれ一つずつ体験プログラムを用意している。
 6日に、刺しゅう用の針刺し「チシポ」の製作(午前9時30分)、オオウバユリからのでんぷん採取(午後1時)、アイヌ文様の切り絵(午後2時30分)。7日はアイヌ民族の踊り(午前9時30分)、アイヌ刺しゅうのコースター作り(午後1時)を予定している。参加費は各講座とも200円。申し込み、問い合わせは同館学芸課 電話0144(82)4199。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10073102.html

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アイヌ舞踊幻想的 「ポロトコタンの夜」開幕 白老

2010-08-03 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 07/31 14:27)
 【白老】夜のチセでアイヌ民族の歌や踊りを鑑賞する「ポロトコタンの夜」(実行委、北海道新聞苫小牧支社主催)が30日、アイヌ民族博物館(若草町)で始まった。初日は札幌などから約50人が来場し、幻想的な雰囲気の中で古式舞踊など民族の文化を堪能した。(阿部里子)
 2003年から始まったポロトコタンの夜は、博物館内の伝統家屋チセを舞台に、アイヌ文化を紹介する特別プログラム。
 かがり火がともるチセで、伝統衣装を身に付けた同館の職員が、来場者を歓迎する祈り「カムイノミ」をささげた後、向かい合った男性が剣を打ち合って悪い神を追い払う剣の舞「エムシリムセ」など、普段は博物館で披露しない演目も公開。サケの薫製「サッチェプ」も振る舞われ、観客は真剣な表情で見入っていた。
 開催日は31日、8月6、7、12、13、14日。いずれも午後6時半から。料金は博物館の入館料込みで一般2千円、中学生以下千円、未就学児は無料。問い合わせは同博物館(電)0144・82・3914へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/244120.html

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8月21日開催「アイヌ語地名研究大会in札幌」

2010-08-03 | アイヌ民族関連
(BNN+北海道365  10年07月31日(土) 13時15分)
研究者が地名の由来や現地の地形、生態などを発表
 8月21日、北海学園大学豊平キャンパスで「第14回アイヌ語地名研究大会in札幌」(アイヌ語地名研究会主催、道などが後援)が開催される。
 大会は、全国各地に残るアイヌ語の地名を地形や生態、由来などを踏まえて研究した成果を発表する場。
 当日は午前10時から開催。午前は研究者の早田国光さんが「ピパはカラスイガイかカワシンジュガイか」を、小学校教諭でアイヌ文化の研究者でもある戸部千春さんが「道東の川、止別と訓子府の歴史的拡がり」を演題に研究を発表する。
 午後は北海道アイヌ協会会員の狩野義美さんが「新冠・静内に語り継がれたアイヌ語地名」と題する講話を行い、聞き手の藤村久和アイヌ語地名研究会会長がなぞや疑問に迫る。
 入場無料(先着80人)。問い合わせは、アイヌ語地名研究会(電話011-821-2831)まで。(文・長縄)
http://www.hokkaido-365.com/news/2010/07/post-1152.html

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札幌のギャラリーで「アイヌ木彫家・藤戸竹喜展」-13点展示

2010-08-03 | アイヌ民族関連
(札幌経済新聞 2010年07月31日)
 北海道画廊・趣味の郷ギャラリー(札幌市中央区南3条西2、TEL 011-221-5038)で7月27日、「アイヌ木彫家・藤戸竹喜展」が始まった。
 藤戸さんは1934(昭和9)年、旭川で生まれ父・竹夫さんの影響で12歳から本格的に木彫りを始めた。1950(昭和25)年には阿寒湖畔の吉田屋の熊彫り職人として働き始め、1964(昭和39)年独立し、民芸店「熊の家」を構えた。
 作品のテーマは周辺に出没する動物。シカ、キツネ、ワシ、ウサギなどを彫り続けた。1970(昭和45)年には札幌ソビエト総領事から依頼を受け「レーニン像」を手がけたほか、1973(昭和48)年には東海大学総長「松前重義」の等身大立像などを制作した。
 アイヌ伝統彫刻の第一人者として評価を受ける藤戸さんの作品。今回は同ギャラリーに約13点を置く。価格は20万円から。
 同ギャラリーを経営する鶴田さんは「藤戸さんのこんなに良い作品が札幌で並ぶのは、とても貴重な機会。ぜひ実際に足を運んで見てほしい」と話す。
 開催時間は10時~19時。8月8日まで。
http://sapporo.keizai.biz/headline/706/

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元紋別の産廃最終処理施設、道が設置を許可~リテック社、秋頃に着工へ

2010-08-03 | アイヌ民族関連
(北海民友新聞 7月30日付)
 株式会社リテック(佐藤伸也社長)が元紋別の豊丘地区に建設を計画している産業廃棄物最終処理施設について北海道は27日、設置を許可した。リテックは今後、道に開発許可を申請し、許可を受けしだい着工する考え。今年秋ごろに着工の見込みで、来年11月末の完成を目指す。本格稼動は平成24年4月の予定。
 同処分場の建設については、環境問題や先住民族の権利の観点などから一部住民や北海道アイヌ協会紋別支部が反対を表明していた。
 道から正式の許可を受けたリテックの佐藤社長は「紋別の産業のために使命感をもって進めてきた計画で、許可を受けてほっとした気持ち。法律にのっとって計画し、道や専門家の調査を経て正式な許可を受けたのだから、粛々と計画を進めたい。着工前には地域住民の皆さんにもなんらかのお知らせをしたい」と話している。
 また今後の住民との関係については「設計に基づいて工事を進めていくことになるが、住民の皆さんから質問やアドバイスがあれば誠実に対応したい」と話している。
 同処分場は埋立て式の管理型最終処分場を中核に、堆肥化処理、汚泥脱水処理、コンクリート再生処理などの中間処理施設を備える。汚泥、動植物性残さ、木くず、コンクリートくずなどを扱う。ホタテのウロなど動植物性残さは中間処理施設で再資源化され、資源化できない一部の廃棄物を埋立て処分する。
 市では平成19年2月に、市の埋立て処分場が満杯になるのを懸念して、それまで受け入れてきた産業廃棄物の受入れを中止。産廃を出す市内の業者は市外の民間処理施設に処理を委託することを余儀なくされている。産業関係者からは市内に新しい産廃施設が建設されることを待望する声が多かった。
 こうしたことから市では、同処分場の建設を歓迎しながらも、適正な維持管理がなされているかを監視・指導するためにリテックと公害防止協定を結んでいる。
 リテックと市では合同で、地域住民に対する説明会もこれまで3回開催。しかし、反対する一部住民や団体との話し合いは平行線に終わっている。
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/100730_4.htm

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