先住民族関連ニュース

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北極探査は海洋生物に悪影響、イヌイットたちが「中止」勝ち取る

2010-08-12 | 先住民族関連
(AFP BB ニュース 2010年08月11日 18:05 ) 
発信地:モントリオール/カナダ
【8月11日 AFP】カナダ北部ヌナブト(Nunavut)準州の裁判所は8日、ドイツとカナダの合同調査隊による北極探査について、開始直前に禁止命令を出した。海洋生物に深刻な影響が及ぶとする先住民族イヌイット(Inuit)の主張を認めた。
 カナダ天然資源省とドイツのアルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所(Alfred Wegener Institute)は、地球初期の歴史をひも解く目的で、9日にバフィン島(Baffin Island)北方のランカスター海峡(Lancaster Sound)で探査を開始する予定だった。
 探査は、データ収集のために海中で空気銃を発射するなどとしており、地元のイヌイットたちは、一帯に生息するセイウチ、アザラシ、クジラに悪影響が及ぶとして、裁判所に中止を求めていた。
 イヌイット側の弁護士は、「空気銃は、海洋生物を殺さないにしても、耳が聞こえなくなったり、怖がって今後長期間寄りつかなくなる恐れがある」と主張した。「イヌイットの共同体が生活手段や食糧、伝統的な生活様式を失う恐れがある」。
 カナダ政府が控訴するかは不明だが、この弁護士によると、仮に控訴審で政府側が勝訴したとしても、今年の探査は時期的に不可能になるという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2747375/6064840

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ドイツ・ボンで気候変動枠組条約関連特別作業部会(AWG-LCA11及びAWG-KP13)が開催される

2010-08-12 | 先住民族関連
(EICネット 2010.08.09)
 2010年8月2日から6日、ドイツ・ボンにおいて、気候変動枠組条約特別作業部会が開催された。
 今回開催された会合は、条約の下での長期協力行動のための第11回特別作業部会(AWG-LCA11)、京都議定書の下での付属書I国の更なる約束に関する第13回特別作業部会(AWG-KP13)の2つの作業部会。
 AWG-LCAでは、共有のビジョン、先進国・途上国の約束・行動および透明性の確保、適応、資金メカニズムの在り方、炭素市場、REDD+、セクター別アプローチ(国際航空・海運、農業)、対応措置等に関する協議グループがそれぞれ開かれ、議長テキストを基礎とした議論が進められた。ほとんどの協議グループでは、議長テキストについて各国がそれぞれの立場について発言し、修文案をテキストに反映していく作業が行われた。
 2013 年以降の京都議定書の第二約束期間のあり方について議論するAWG-KPでは、附属書I 国の削減目標(削減目標の水準、約束期間の数・長さ、基準年等)を中心に、森林等吸収源、柔軟性メカニズム、対象ガス、京都議定書の約束期間の間の空白期間(ギャップ)がもたらす法的影響等についての議論を行った。途上国は、先進国の「歴史的責任」を根拠に、CA に基づいて附属書Ⅰ国が表明した排出削減約束は全く不十分であり、目標を大幅に引き上げるべき(90 年比40-50%減等)、目標達成にあたっての手段(森林吸収源、メカニズム等)の利用を制限もしくは禁止すべき等の主張を展開した。
 また、今回の特別作業部会会期中にREDD+パートナーシップの取組(2012 年までのREDD+の取組を強化するべく国際社会の協調・連携を図るために本年5 月に設立。)を具体化するため、作業部会が開催された(我が国とパプアニューギニアが本年末までの共同議長。)。作業部会は3 回開催され、2010 年までの作業計画及び2011~2012 年の作業の要素案及び作業計画策定の行程表を策定、合意した。その後、NGO・先住民族グループ等の利害関係者を含めた全体会合を開催して、作業部会で合意した作業計画を説明するとともに、意見交換を行った。【環境省】
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&serial=23622

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ドイツ・ボンで気候変動枠組条約関連特別作業部会(AWG-LCA11及びAWG-KP13)が開催される

2010-08-12 | 先住民族関連
(EICネット 2010.08.09)
 2010年8月2日から6日、ドイツ・ボンにおいて、気候変動枠組条約特別作業部会が開催された。
 今回開催された会合は、条約の下での長期協力行動のための第11回特別作業部会(AWG-LCA11)、京都議定書の下での付属書I国の更なる約束に関する第13回特別作業部会(AWG-KP13)の2つの作業部会。
 AWG-LCAでは、共有のビジョン、先進国・途上国の約束・行動および透明性の確保、適応、資金メカニズムの在り方、炭素市場、REDD+、セクター別アプローチ(国際航空・海運、農業)、対応措置等に関する協議グループがそれぞれ開かれ、議長テキストを基礎とした議論が進められた。ほとんどの協議グループでは、議長テキストについて各国がそれぞれの立場について発言し、修文案をテキストに反映していく作業が行われた。
 2013 年以降の京都議定書の第二約束期間のあり方について議論するAWG-KPでは、附属書I 国の削減目標(削減目標の水準、約束期間の数・長さ、基準年等)を中心に、森林等吸収源、柔軟性メカニズム、対象ガス、京都議定書の約束期間の間の空白期間(ギャップ)がもたらす法的影響等についての議論を行った。途上国は、先進国の「歴史的責任」を根拠に、CA に基づいて附属書Ⅰ国が表明した排出削減約束は全く不十分であり、目標を大幅に引き上げるべき(90 年比40-50%減等)、目標達成にあたっての手段(森林吸収源、メカニズム等)の利用を制限もしくは禁止すべき等の主張を展開した。
 また、今回の特別作業部会会期中にREDD+パートナーシップの取組(2012 年までのREDD+の取組を強化するべく国際社会の協調・連携を図るために本年5 月に設立。)を具体化するため、作業部会が開催された(我が国とパプアニューギニアが本年末までの共同議長。)。作業部会は3 回開催され、2010 年までの作業計画及び2011~2012 年の作業の要素案及び作業計画策定の行程表を策定、合意した。その後、NGO・先住民族グループ等の利害関係者を含めた全体会合を開催して、作業部会で合意した作業計画を説明するとともに、意見交換を行った。【環境省】
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&serial=23622

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アマゾン川 6500キロ踏破

2010-08-12 | 先住民族関連
(NHK 8月10日 9時34分)
南米大陸を流れるアマゾン川の川沿いをイギリス人の冒険家が、源流から河口までおよそ6500キロにわたって歩ききることに成功しました。
世界で2番目に長いアマゾン川の川沿いを歩ききったのは、イギリス陸軍の出身で冒険家のエド・スタッフォードさん(34)です。スタッフォードさんは、アマゾン川流域にある熱帯雨林の保護を呼びかけようと、2008年4月、アマゾン川の源流といわれるペルー南部の標高およそ5600メートルのアンデス山中を出発しました。山岳地帯やジャングルの密林をひたすら歩く旅は2年4か月にも及び、途中で蚊に数え切れないほど刺されたり、病気に苦しめられたりしたほか、先住民から敵とまちがわれて攻撃を受けるなど、さまざまな危険に遭遇したということです。しかし、アマゾンの地理に詳しいペルー人のガイドにも助けられておよそ6500キロに及ぶアマゾン川沿いを歩き通し、9日、終着点である川の河口に当たるブラジル北部の砂浜から大西洋に飛び込みました。アマゾン川沿いを源流から河口まで歩くことに成功したのは、おそらく世界で初めてだということで、スタッフォードさんは「最初は誰もが『この挑戦は不可能だ』と言っていたが、誰でも努力すれば、目標は達成できる」と喜びを語っていました。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100810/t10013266941000.html

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話題:直木賞作家・佐々木譲さん原作「五稜郭残党伝」 函館で13、14日に公演

2010-08-12 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年8月11日 21時59分)
 札幌市の「劇団さっぽろ」が13、14両日、中標津町に仕事場を持つ直木賞作家、佐々木譲さん原作の舞台「五稜郭残党伝」を、函館市芸術ホールで上演する。明治維新や北海道開拓を、逃亡兵や先住民のアイヌら「敗者」の側から描いた異色作を、オリジナルの脚本で上演2時間に及ぶ大作に仕上げた。佐々木さんの作品が道内で舞台にかけられるのは初めてで、メンバーは「新たな代表作として各地で公演したい」と意気込む。
 91年に刊行された小説「五稜郭残党伝」は、箱館戦争(1869年)終結の前夜、旧幕府軍から脱走した2人の男が、新政府軍に追われながら蝦夷(えぞ)地の奥へ向かっていく物語。旅先で内地を追われたキリシタンやアイヌに対する和人(日本人)の横暴な振る舞いを見るにつれ、2人は次第に政府への怒りをたぎらせ、最後は追っ手と対決するという西部劇風の作品だ。
 創立51年になる劇団さっぽろは学校公演を中心に活動しているが、2年前、約30年ぶりに劇団に復帰した西村善孝代表(60)が「一般向けの新作に挑戦したい」と佐々木さんに舞台化を持ち掛け、承諾を得た。けいこ場の見学にも来たという佐々木さんは「メッセージが熱すぎて舞台化が難しいと思った作品に挑んでくれた」とメッセージを寄せている。
 劇団員8人では登場人物が足りないため、大学生ら多数が客演で参加する。脚本・演出はアイヌの民族文化を伝える活動を続けている元劇団員の計良光範さん(65)で「エンターテインメントではあるが、歴史ブームで注目される明治維新の負の側面を知ってもらい、私たちにすり込まれた『正史』を改めて考えるきっかけになれば」と話す。
 開演は13日が午後7時、14日が午後1時。当日2000円。問い合わせは同劇団(011・633・6259)。【清水健二】
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100811hog00m040004000c.html

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【白老】虎杖浜に新しいホテルがオープン

2010-08-12 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 8/11)
 定山渓パークホテル(札幌市、古川善雄社長)の新しいホテル「心のリゾート 海の別邸ふる川」が10日、白老町虎杖浜にプレオープンした。
 昨年3月に閉館したホテルを買い取り、改装した。内装に道産材をふんだんに使い、館内を心地よい木の香りが包む。4階建てで、30の客室すべてから海を見渡せる。1泊5万円(1人1室)の特別室や、犬と同伴で宿泊できる別棟の「ペットルーム」も。露天風呂や庭の足湯からも、アヨロ海岸や太平洋の大パノラマを楽しむことができる。
 重視したのは地元白老の文化と食。館内に虎杖浜の遺跡群から発掘された縄文時代の土器や、アイヌ民族の丸木舟「チプ」を展示しているほか、白老牛や虎杖浜の海産物にこだわった料理を提供する。
 古川社長は「アヨロには、5000年もの歴史が息づいている。(宿泊客が)先人の残した景観や文化に触れ、人間本来の生き方を思い出せるようなホテルにしたい」と話している。
 グランドオープンは9月1日。1泊1万5000円から。電話0144(87)6111。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10081102.html

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楽屋ばなし:舘野泉 末吉保雄らの室内楽を初演

2010-08-12 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年8月11日 東京夕刊)
 演奏生活50周年を迎えたピアニスト、舘野泉が記念リサイタル(11月10日、東京オペラシティなど)で末吉保雄と吉松隆の室内楽を初演する。舘野は2002年に脳出血で右半身不随になり、04年に左手のピアニストとして復活してから、左手のためのピアノ曲を多くの作曲家に委嘱している。
 「今度は室内楽でいろいろな方と演奏できるのがうれしい。末吉君は(東京)芸大の同級生。このリサイタルでは、演奏も同級生の北村(源三)さん=トランペット、浜中(浩一)さん=クラリネット=と一緒にできる」
 末吉の新曲は「アイヌ断章~左手ピアノ、フルート、コントラバス、打楽器のために」。末吉の傑作歌曲「おかる勘平」を愛する舘野が、2年前に演奏会で「おかる勘平」を聴いたその場で「同じような編成の曲を僕にも書いて」と頼んだ。末吉は長年親しむアイヌ神謡集をテーマにしたが、舘野は「実は僕は18歳まで北海道に住んでいたので、母からアイヌの話をよく聞いていた」としんみり。【梅津時比古】
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20100811dde012200075000c.html

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伝統の技を今に 札幌

2010-08-12 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年08月10日)
 札幌市中央区の地下街にあるオーロラスクエアのイベントスペースで、アイヌ民族に伝わる文様を施した工芸品などの展示会が開かれている。12日まで。
 村の守り神とされるシマフクロウの木彫りや、伝統的な文様をアレンジして彫った木製ペンダントなど約200点と、アイヌ文様を手縫いでししゅうしてメリンスの赤い生地を縫い込んだ着物など約20点が展示されている。一部販売もする。55年間、木彫りに取り組んできた彫刻家の荒木繁さん(70)は「父や兄から引き継いできたアイヌの技。文化とともに広く知ってもらいたい」と話していた。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001008100002

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【白老】アイヌ文化の担い手研修生が子どもたちに手ほどき

2010-08-12 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 8/9)
 アイヌ文化の担い手として、白老町のアイヌ民族博物館で学習に励む研修生が7、8日、子供たちを迎えて体験模擬授業を開いた。
 アイヌ文化を夏休みの自由研究テーマにしてもらおうと、研修生5人が針入れ「チシポ」の製作、オオウバユリからのでんぷん採取、アイヌ文様の切り絵、民族舞踊、アイヌ刺しゅうのコースター作りを企画した。
 民族舞踊の授業では、バッタの動きをまねた「パッタキリムセ」(バッタの舞)など三つの踊りに挑戦。研修生の動きに合わせて、体をのけぞらせたり、手拍子を取ったりと、子供たちは小さな体をいっぱいに使って踊りを楽しんだ。
 2日間続けて参加した白老小6年の工藤蓮君は「踊りは動きが面白かった」と笑顔。網走管内美幌町からやって来た木村大喜君(小学5年)は「アイヌの文化をもっと勉強してみたくなった」と話していた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10080902.html

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