先住民族関連ニュース

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シンポジウム:「差別の構造-沖縄という現場」テーマに東京で開催 彫刻家の金城実さんら

2010-08-09 | 先住民族関連
(毎日新聞 2010年8月8日)
 【東京】「差別の構造-沖縄という現場」をテーマにしたトークイベント(ギャラリーマキ企画)が7日、千代田区の日本教育会館で開かれた。彫刻家の金城実さんら4氏をパネリストに、米軍普天間飛行場の移設問題の経緯などを踏まえ、日本という国家と差別の問題について討議した。
 約100人が参加したイベントの冒頭、金城さんは人類館事件など複数の差別事例を引き合いに、琉球人がアイヌ、台湾人らと陳列されたことに当時の新聞などの言論が差別の優劣関係を論じ差別が差別を生んだ時代背景を説明。「天皇制の下、日本人として忠誠心を誓い、加害者に転落する構図の検証を怠ってはいけない」と問題提起した。
 人材育成コンサルタントの辛淑玉(シン・スゴ)さんは「沖縄と国内の少数派にとって共通性を感じるのは、大衆が敵になることがあるということ」と話し、日本という国家と民主党政権について「野党の時はわたしたちを飾りにして善人のふりをし、お墨付きをもらった。そして政権を取った後は少数派の味方をしたら、自分たちがマジョリティーからたたかれるから、一気に少数派を切り捨てた」と強調した。
 写真家の石川文洋さんは、米軍基地の実情に触れた上で「負担軽減と言いつつも、安保、抑止力の上で基地は必要と言う。日本全体が怒っていいのに、声も上がらない。大きな無関心が差別を助長している」と話した。
 ルポルタージュ作家の鎌田慧さんは辺野古への「普天間」移設について「嫌だと言っているのに、新基地建設のため土地も海も無理やり奪う、極めて言えばファシズムだ」と指摘した。
(琉球新報)
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100808rky00m040007000c.html

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アイヌ民族の権利論議 国際先住民の日 札幌でフォーラム

2010-08-09 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/08 12:40)

 国連が定めた9日の「国際先住民の日」にちなみ7日、アイヌ民族の文化や歴史について考えるフォーラムが、札幌市南区のサッポロピリカコタンで開かれた。95人が参加し、アイヌ民族の権利について話し合った。
 北海道アイヌ協会が主催した。パネルディスカッションでは、同協会国際部会の秋辺日出男副部会長が「東京や九州など全国のアイヌ民族をまとめる組織が必要」とした上で、「権利獲得のため、目標や時期を示すことが重要」と話した。
 また、帯広カムイトウウポポ保存会の酒井奈々子会長が、若い世代に歌や踊りを伝承している活動内容を紹介した。このほか、伝統楽器トンコリの演奏なども行われた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/245390.html

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カイ君父子がアイヌ民族博物館を来訪 CMで人気の北海道犬 白老町

2010-08-09 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/07 14:42)
 【白老】携帯電話CMの「お父さん」役で人気の北海道犬のカイ君(6歳)と、子供のそらちゃん(雄)、ゆめちゃん(雌)の3匹が6日、アイヌ民族博物館を訪れた。
 6月に生まれた2匹は、出産でむかわ町に里帰りしていた北海道犬で母親のピリカちゃんと生活。カイ君が暮らす千葉県の動物プロダクションに一家そろって戻ることになり、お披露目を兼ねて白老町に立ち寄った。
 3匹の突然の来訪に、同博物館を訪れていた観光客らはびっくり。子犬を抱きかかえて記念写真を撮るなど、大喜びだった。家族と観光で訪れた札幌市南区の会社員大江友加里さん(27)は「偶然会えてラッキー。子犬は人形のようでかわいかった」と話していた。(阿部里子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/245264.html

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