(毎日新聞 2010年8月25日 地方版)
06年の道のアイヌ生活実態調査報告書で、現在の生活を「とても苦しい」とした回答率などが誤っていたことが分かり、北海道アイヌ協会札幌支部の多原良子事務局次長らが24日、道庁で記者会見し、道に抗議し経緯の解明を求める声明を発表した。
実態調査は72年から原則7年ごとに実施されている。生活意識について尋ねた項目の回答は「とても苦しい」0・3%▽「多少困る」18・3%--などとされ、前回99年の31・0%、49・6%から大幅に「改善」していた。実際には、調査結果の打ち込み作業ミスで、「とても苦しい」29・7%▽「多少困る」51・4%--が正しい回答だった。
道外のアイヌの生活実態調査を行うため過去の調査を調べていた国から指摘があり、ミスが判明した。【堀井恵里子】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100825ddlk01040190000c.html
06年の道のアイヌ生活実態調査報告書で、現在の生活を「とても苦しい」とした回答率などが誤っていたことが分かり、北海道アイヌ協会札幌支部の多原良子事務局次長らが24日、道庁で記者会見し、道に抗議し経緯の解明を求める声明を発表した。
実態調査は72年から原則7年ごとに実施されている。生活意識について尋ねた項目の回答は「とても苦しい」0・3%▽「多少困る」18・3%--などとされ、前回99年の31・0%、49・6%から大幅に「改善」していた。実際には、調査結果の打ち込み作業ミスで、「とても苦しい」29・7%▽「多少困る」51・4%--が正しい回答だった。
道外のアイヌの生活実態調査を行うため過去の調査を調べていた国から指摘があり、ミスが判明した。【堀井恵里子】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100825ddlk01040190000c.html