先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

地元ミュージシャン結集『クシロック』

2010-08-23 | アイヌ民族関連
(釧路新聞 2010年08月23日)
 音楽バー「ブロス」(北大通4)代表の木嶋秀康さんが地元ミュージシャンに声を掛け実現した音楽イベント「クシロック~ミュージック・フェス~」が22日、旧港町ビールで開かれ、11組が熱の入ったステージ演奏を披露した。同イベントは、国際民族文化祭INくしろ(ミンタラ)が中止となったことを受け、ミンタラ実行委員事務局長を務めた木嶋さんが「ミンタラは無くなったが、音楽で結ばれたきずなで、もう一度、イベントを開催したい」と企画した。この日は、オープニングで新里オールスターズが登場。「クシロックをみんなで盛り上げよう」と観客に呼び掛けた。続いて、シノッチャの会と白糠アイヌ文化保存会、道東管隊、ヒートボイスなどが出演。観客は音楽に合わせてリズムをとりながら一緒に歌い、会場は熱い熱気に包まれていた。木嶋さんは「来年以降の開催は未定だが、きょう出演してくれたミュージシャンへの感謝を忘れず、来年も音楽と人をつなぐイベントを開きたい」と話していた。
http://www.news-kushiro.jp/news/20100823/201008233.html

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福井で3百年前のアイヌ語集発見 禅僧が記録

2010-08-23 | アイヌ民族関連
【共同通信 2010/08/22 16:47 】
 福井市の普門寺で見つかり、作成時期が分かる国内最古のアイヌ語集とされる禅僧空念の文書(国東利行さん提供)
 江戸中期に全国行脚した越前出身の禅僧空念が1704(宝永元)年、北海道を訪れた際にアイヌ語を書き記した文書が、福井市の曹洞宗普門寺で見つかった。作成時期が分かる国内最古のアイヌ語集という。
 北海道大大学院の佐藤知己教授(言語学)は「現在と違う発音表記もあり、文字のないアイヌ語の研究にとって貴重な発見だ」と評価している。
 文書は約150ページで、アイヌ語に関する部分は26ページ。「春ハ はいかる」「熊ヲハ ほくゆく」「母ハ はほう」などと、季節や動植物、家族の呼称といった言葉について、日本語を訳す形で約460語収録している。
 文書は、大分県宇佐市の浄土真宗極楽寺の住職国東利行さん(83)が4~5年前、空念が開いた普門寺で大分での足跡を調べていて発見。今年6月に解読が終わった。
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082201000427.html

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「0.3%」実は「29.7%」アイヌ民族調査で誤入力

2010-08-23 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年8月22日)
 道が2006年にまとめた道アイヌ生活実態調査の報告書で、アイヌの人たちの暮らしぶりを示す公表データに誤りがあったことがわかった。現在の生活ぶりを尋ねた質問の回答は「とても苦しい」が0.3%、「多少困る程度」は18.3%としていたが、実際はそれぞれ29.7%、51.4%と大幅に違っていた。道アイヌ政策推進室は「報告書をつくる際に入力する数値を誤った。申し訳ない」と説明している。
 道が誤りに気づいたのは今年6月。道はアイヌ協会最大の団体・北海道アイヌ協会の加藤忠理事長に謝罪した。
 アイヌ民族の生活実態をつかむため、道は72年からほぼ7年ごとに家族や所得の状況、差別の実態などを調査してきた。
 直近の06年調査では生活が「とても苦しい(1)」は29.7%、「多少困る程度(2)」51.4%、「少しゆとりがある(3)」18.3%、「豊かである(4)」0.3%――が正しい回答だったのに、報告書には(1)0.3%、(2)18.3%、(3)51.4%、(4)29.7%とそっくり逆の順で記載していた。
 その前の99年の調査では「とても苦しい」31.0%、「多少困る程度」は49.6%だった。道は「暮らしぶりは改善している」と受けとめていたが、北海道アイヌ協会は「民族の生活実態がきちんと反映されていない」などと反発し、道の調査の信憑(しんぴょう)性に疑問を投げかけていた。
 08年度に「北大アイヌ・先住民研究センター」が行った大規模な実態調査でも、33.5%の人が生活は「苦しい」と回答。「多少困る程度」40.5%、「少しゆとりがある」16.0%、「豊かである」1.3%でアイヌ協会の主張に近い結果が出ていた。
 政府は高橋はるみ知事やアイヌ民族らをメンバーとする「アイヌ政策推進会議」を設置し、今年度中に全国実態調査をするために議論を進めている。道が調査手法や内容について情報を政府に提供しようとデータを精査し、今回の誤りに気づいた。
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201008210004.html

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EUのアザラシ製品輸入禁止、司法裁判所が一部差し止めで混迷

2010-08-23 | 先住民族関連
(日本経済新聞 2010/8/21 19:29)
【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)が20日導入したアザラシ製品の輸入禁止措置が早くも波乱含みとなっている。EU司法裁判所が一部に限り禁輸を一時的に差し止める決定を下したため。当面はEU向けに輸出できないアザラシ製品と、例外的に輸出が認められる製品が混在する状況となった。
 EUには動物の幸福や権利を重視する「動物福祉」という考えがある。「アザラシ猟は残酷」との動物愛護団体の訴えを受け、EUは毛皮や化粧品に使う油などすべてのアザラシ製品の禁輸を決めた。これに対し、カナダの先住民族イヌイットなどの団体が「不当な貿易制限」とEU司法裁判所に訴えていた。
 EU司法裁判所の一般裁判所は禁輸が施行される直前の19日、暫定的に禁輸の差し止めを決定。EUの執行機関である欧州委員会は20日、予定通り禁輸措置は施行したものの、提訴した原告側の団体に限って輸出を認める方針を示した。
 一般裁判所は9月7日以降に改めて禁輸措置の是非を審理するというが、空港や港での税関などの対応は難しくなりそうだ。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E2E2E68B8DE0E3E2EAE0E2E3E29494EAE2E2E2;at=ALL

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純粋に音楽として楽しんで アイヌ伝承歌のマレウレウが初のミニアルバム

2010-08-23 | アイヌ民族関連
(MSN産経ニュース 2010.8.21 12:00)
食べ物を入れる器シントコ(行器)のふたをたたいてリズムを刻みながら歌う(マレウレウ提供) 波のように繰り返し繰り返し寄せてくる節が、耳に心地よく響く。アイヌの歌を伝承し、北海道を拠点に活動している女性グループのマレウレウが、初めてミニアルバムを出した。7月から全国で発売されているが、メンバーは「アイヌに興味のない人がこのCDを持っている、という状況になってくれれば」と広がりを期待している。
 マレウレウとは、アイヌ語で「蝶」を意味する。11年前に結成されたが、4年前からはレクポ、マイ、ヒサエ、リエの20~40代の女性4人で活動している。
 アイヌ文化の伝承に力を注いだ川村カ子ト(かねと)を祖父に持つリーダーのレクポは、物心ついたころからアイヌの歌や踊りがごく近くにあった。それでも「忠実に再現するのは、なかなか難しい」と打ち明ける。
 「日本語とは発声が違うし、昔のテープを聞き取るだけでも大変。これ、どういう意味なんだろ、とか調べながら再現しています」と話す。
 初のミニアルバム「MAREWREW」(チカルスタジオ)に収められている曲は、ウポポと呼ばれる座り歌が中心だ。大勢が集まってお酒を飲んだりして楽しむときに歌うものだという。その中で、旭川市周辺で伝えられてきた6曲を収録した。
 これらの歌は、ウコウクという輪唱のスタイルを取っており、同じような節と言葉を一人一人、重ね合わせていく。「トランス状態になれるというか、とにかくかっこいいんです」とレクポ。
 メンバー4人のうち、レクポ、マイ、ヒサエの3人は旭川在住だが、リエだけは阿寒の出身。同じ曲でも歌い方に違いがあって、それをウコウクにしたらおもしろいと、そのまま歌っているという。「阿寒にも旭川から行ったアイヌがいるようだが、歌詞も節も少しずつ変わっている。地域地域で違うみたいですね」とヒサエは説明する。
 これまではライブを中心に活動してきたが、アイヌ音楽に興味のある人しか来ないという傾向にあった。「CDにすれば、どこかで耳にした人が手を出しやすい、というのはあるかなと思った。それに最近、アイヌの若い子に、伝統の歌や踊りを始める人が増えている。私たちのCDが、そのきっかけになってくれたらうれしいですね」とマイ。
 8月上旬には台湾で開かれた先住民フェスティバルに参加。自分たちの文化を誇りに思っている台湾の少数民族の人々と出会い、刺激を受けたという。「先住民なんだから当たり前にやっているだけよ、という感じで、迫力が違う。私たちももっともっと勉強しないと、と思いました」とレクポは振り返る。
 ただ、アイヌだから、という部分だけで聴いてはほしくないという。お金を取って聴かせられるものとして研鑽(けんさん)を積んできた、という自負がある。
 「多くのミュージシャンがそうであるように、自分たちの音楽を伝えていきたい、という気持ちは強いですね。ちょっとなぞっただけの若い子の歌を聴いて、アイヌの音楽ってたいしたことないなと思われたら困る。観光の延長ではなく、純粋に音楽として活動したい。たとえばフジロックに出るとか」。
 マイがほほ笑んだ。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/100821/msc1008211201001-n1.htm

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0・3%ではなく29・7% 「生活とても苦しい」 アイヌ民族調査で道が入力ミス

2010-08-23 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/21 09:27、08/21 09:50 更新)
 道は、2006年に実施したアイヌ民族の生活実態調査報告書に記載ミスがあったことを明らかにした。調査結果では、生活がとても苦しいと答えた人が全体の0・3%としていたが、正しくは29・7%だった。道は「アイヌ民族の方々をはじめ、関係者におわびしたい」と陳謝している。
 報告書は、アイヌ民族の生活向上施策などを検討する際の基礎資料となるもの。記載ミスがあったのは、アイヌ民族300世帯を対象に行った聞き取り調査の生活意識に関する項目。
 報告書では、現在の生活について「とても苦しい」と答えた人は0・3%で、前回調査(1999年)の31%から大きく減少していたが、正しくは29・7%でほぼ横ばい。逆に「(生活が)豊かである」と答えた人は29・7%だったが、実際は0・3%だった。
 道アイヌ政策推進室によると、パソコンで報告書を作成する際、数字を打ち込む記入欄を間違えたのが原因。今回、国が道外のアイヌ民族の生活実態調査を実施するのに合わせて過去の資料を点検したところ、ミスに気がついたという。
 調査は、道がアイヌ民族の生活実態を把握するため1972年に始まり、7年に1度行っている。07年に今回の調査結果を公表した際、北海道アイヌ協会(当時は北海道ウタリ協会)は調査結果に対し「実態と合ってない」と指摘していた。同推進室は「当時、数字のチェックをしたが見逃してしまった」としている。
 同協会の阿部一司副理事長は「調査の根幹にかかわる部分で、数値を間違えたのはとんでもない。調査内容や回数も不十分なので、きちんと見直してほしい」と話している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/247257.html

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白老のほのぼの荘に喫茶兼売店「茶連慈」がオープン

2010-08-23 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年8月20日(金)朝刊】
 白老町萩野で知的障害者のグループホーム「ほのぼの荘」を運営する社会福祉法人ホープ(片山のぶ子理事長)はこのほど、うどんやそば、コーヒーなどを提供、手作り菓子などを販売する喫茶兼売店「茶連慈(ちゃれんじ)」を施設内にオープンした。同法人は「地域の人たちが気軽に立ち寄れる場になれば」と期待している。
 100メートルほど離れた通所授産施設フロンティアの売店が手狭になったため、旧ビジネスホテルの「ほのぼの荘」1階ロビーにゆったりとした空間を確保し、売店機能を移動、軽食も提供する「茶連慈」の看板を掲げた。スタッフは6人。障害者の働く場にもなっている。
 メニューの「一押し」はドングリとうどんの粉を練り込んでめんにした「うどんぐり」。地域のそば打ち名人に手ほどきを受けた松田博志店長が商品化した。見た目はそば、食感はうどんに近く、もちもちした歯ごたえが特徴。アイヌ語で「ニセウ」と呼ばれるドングリはかつて団子や煮物として食べられ、町内有志が参加して今春開かれた「薬膳(やくぜん)料理試食会」のメニューにもなった。8月末まで100円引きの300円。
 ガラスの大型ケースにはフロンティア製品の自家製卵で作った菓子類が並ぶ。松田店長は「施設の人たちが自分たちでやっていける店になってくれれば」と話している。定休日は日曜日。茶連慈の電話は0144・83局4522番。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/08/20/20100820m_08.html

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