先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族資料データベース化 白老の博物館など所蔵 約450点

2010-08-18 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/18 15:47)

 【白老】アイヌ民族博物館(胆振管内白老町)など道内3カ所を含む全国5カ所の博物館や研究施設が所蔵するアイヌ民族の民族衣装などの資料を、その用途ごとにまとめたデータベースが完成し、公開が始まった。

 国土交通省アイヌ施策室が製作。残る4館は二風谷アイヌ文化博物館(日高管内平取町)、萱野茂二風谷アイヌ資料館(同)と国立民族学博物館(大阪)、東京国立博物館(東京)で、データベースではこれら5館が所蔵する資料の一部計約450点を紹介した。

 資料は民族衣装や工芸品、生活用具や楽器などで「着る・装う」「食べる」「祈る・祝う」など、用途ごとに7項目で分類。実物画像にアイヌ語名、使い方や収集場所などの説明を加え、調べやすくして8月上旬、公開した。

 アイヌ文化振興・研究推進機構のホームページ(http://www.frpac.or.jp/)からアクセスできる。問い合わせは各館へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/246841.html

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ホッカイドウ競馬を応援 日高町と旅行会社がスタンプラリーなどを企画

2010-08-18 | アイヌ民族関連
(BNN+北海道365NEWS 10年08月18日(水) 11時15分 )
門別競馬場を観戦する格安ツアーも
 242億円の累積赤字を抱える道営ホッカイドウ競馬。これまでさまざまな経費削減策を講じて赤字を縮減してきたが、黒字転換は容易でない。今年度の競馬事業で収支の均衡を実現できなければ、ホッカイドウ競馬は廃止を余儀なくされる。
 そうした折、地元ではホッカイドウ競馬を応援する地道な取り組みを企画している。
 日高町は、9月21、22、23日に「マイカーでぐるり 日高町スタンプラリー」を実施する。マイカーで「門別競馬場」、道の駅「樹海ロード日高」、「平取町二風谷アイヌ文化博物館」を訪れ、3カ所のスタンプを押した"完走者"に、もれなく1万円相当の特産品をプレゼント。応募は50組(多数の場合は抽選)、締め切りは9月13日。問い合わせや申し込みは日高町観光・競馬振興室(電話01456-2-6031)まで。
 さらに同町は、北海道観光振興機構や旅行会社とタイアップし、9月21、23の両日、ホッカイドウ競馬や日高地域の観光を楽しむ「日高町日帰りバスモニターツアー」を開催する。
 両日はJR札幌駅を出発し、「チロロの巨石」の見学や「山女魚釣り体験」、農産物直売所での買い物などを楽しんだ後、門別競馬場でホッカイドウ競馬を観戦する。参加者には馬券(100円分)をプレゼントするほか、初心者のための「KEIBAおもしろ講座」も開く。
 ツアーは20歳以上が対象。旅行代金は5980円(山女魚釣り体験は別途料金が必要)。旅行後、ツアーについてのアンケートに回答すると、謝礼として5000円がもらえる。定員は各日40人(定員になり次第締め切り)。問い合わせや申し込みは、クラブツーリズム北海道旅行センター(電話011-280-2000)まで。(文・長縄)
http://www.hokkaido-365.com/news/2010/08/post-1199.html

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ひと交差点:「ウコ・チャランケの会」代表・石井ポンぺさん /北海道

2010-08-18 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年8月18日 地方版)
 ◇札幌最大の遺跡発掘を
 アイヌ文化にも受け継がれたといわれる北海道の縄文文化。札幌市で「原住・アイヌ民族の権利を取り戻すウコ・チャランケの会」代表の石井ポンぺさん(65)は、同市東区の農業体験施設「サッポロさとらんど」にある縄文遺跡の全面発掘の実現に力を入れる。

 遺跡は市が施設開設のため92年に試掘調査をした際、縄文期の土器や石器が広範囲に見つかった。しかし、その後は計画通り、市民農園として市民に有料で貸し出され、遺跡は今も地下に埋まったまま。全面的な調査をすれば、市内最大規模の遺跡になるとみられ、研究・教育施設としての活用も可能だ。

 アイヌ音楽の演奏家として自ら楽器や弓を製作し、アイヌ文化を伝える講師も務める。「アイヌの歴史を正しく理解するためにも貴重な遺跡。市民にも触れられる公園に」。アイヌ語で「話し合い」を意味する「ウコ・チャランケ」を団体名に掲げ、粘り強く市との交渉を続ける。【中川紗矢子】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20100818ddlk01070003000c.html

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アイヌ神謡、一宮の合唱団歌い継ぐ 9月北海道で披露

2010-08-18 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年8月18日)
 「アイヌ神謡集」を残し1922年に19歳で亡くなった知里幸恵(ちり・ゆきえ)を紹介する「銀のしずく記念館」が9月、北海道登別市に開館する。持ち歌を通じて縁のある一宮合唱団くさぶえ(千田務団長)=一宮市=が、幸恵の命日にあたる同18日に開かれる記念フォーラムに参加し、幸恵にささげる歌を披露する。

 「くさぶえ」は結成してから30年になる混声合唱団。メンバーは40~60代を中心に22人。西欧中世の宗教歌や国内外の現代曲のほか、団を指導する名古屋在住の声楽家松本三紀夫さんが2006年に作曲した「アイヌ神謡集・序」を持ち歌にしている。

 歌詞は「アイヌ神謡集」の序文全部をそのまま採用している。「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました……」。アイヌの言葉と神話の継承を願った幸恵の痛切な思いが、幽玄な旋律にのせて歌われる。

 2008年6月の演奏会で披露したときのCDを、団員が北海道の友人に送ったところ、それが幸恵のめいで記念館の館長になる予定の横山むつみさんに届き、現地で演奏することになった。

 名古屋市などから応援参加する臨時メンバーを加えた約30人が、その日に向けて練習に励んでいる。今月8日夜、尾西生涯学習センターで3時間近く声を合わせた千田さんは、「団にとっては初めての演奏旅行。記念館の開館に合わせた、ある意味、歴史的な公演になると思う」。

 記念館は02年に作家の池澤夏樹さんを代表に建設募金活動が始まった。フランスのノーベル文学賞作家ル・クレジオさんも賛同者のひとり。登別市で9月17日にアイヌの古式にそった完成式があり、18日には「くさぶえ」も参加する交流会を兼ねたフォーラム、19日に開館式を迎える。(佐藤雄二)
http://mytown.asahi.com/areanews/aichi/NGY201008170026.html

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道内の外国人教師ら9人 絵本「イオマンテ」英訳 「アイヌ民族の心、共有したい」

2010-08-18 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/17 15:14)

 道内の英語教師らがアイヌ民族の儀式を主題にした絵本「イオマンテ めぐるいのちの贈り物」(文・寮美千子、画・小林敏也、パロル舎)を英訳して、「The Ainu and the Bear」(RIC出版)を刊行した。すでに米国とカナダの図書館など約150施設に寄贈、アイヌ民族の世界観を英語圏に紹介している。

 英訳を手掛けたのは、函館ラ・サール中学、高校のカナダ人英語講師ピーター・ハウレットさん(55)ら9人のグループで、アイヌ民族のウエペケレ(昔話)から名付けた「プロジェクト・ウエペケレ」。アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)の助成を受けて作業を進めた。同グループによる翻訳本の出版は故・萱野茂さんの絵本を訳した「The Ainu」などに続き3冊目となる。

 「イオマンテ-」はクマの魂を天に送り返す儀式を核にアイヌ民族の世界観を紹介する物語。ハウレットさんは「自然と共存する先住民族の精神は私たち西洋人が失ったもの。アイヌ民族の心を世界で共有したい」と話す。

 英訳版はB5判65ページ。2千部発行。英語の朗読などのCD付きで、価格は2625円。問い合わせはハウレットさん(電)080・5583・9030へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/246689.html

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28・29日、環オホーツク文化の集い~地元発表は出塚水産が

2010-08-18 | アイヌ民族関連
(北海民友新聞社8月13日付け)
 北海道を含む北の地域の歴史や文化を考え合うシンポジウム「第18回環オホーツク海文化のつどい」が28日(土)、29日(日)、市文化会館で開催される。主催する市民有志の団体・北の文化シンポジウム実行委員会(桑原誠実行委員長)は、広く市民の来場を呼びかけている。入場料は500円。
 北方の諸民族やアイヌ民族などの歴史や文化、自然環境との関わりについての見識を、講演や研究成果の発表を通して深めながら、北方文化を多角的に捉えなおそうと毎年開催されている。
 今回、2人の講師による講演と、1人の地元発表、3人の研究報告が行われる。
 初日28日は、早稲田大学名誉教授の菊池徹夫氏が「君の故郷に弥生はあるか? 北の考古学、半世紀を振り返る」、北海道大学大学院文学研究科教授の津曲敏郎氏が「ツングースの唄と語り」をテーマにそれぞれ講演する。このうち菊池教授は擦文文化、オホーツク文化など北海道の古代考古学に関する第一人者で、日本考古学協会の会長も務める。北の考古学の研究に賭けて来た半生を振り返る。
 初日を締めくくるのは地元発表。蒲鉾(かまぼこ)でおなじみの出塚水産株式会社・出塚容啓社長が「地域と食材~蒲鉾屋を続けるということ」をテーマに発表する。地域に愛されながら、オホーツクの蒲鉾の素晴らしさを全国に発信し続ける同社の取り組みや、蒲鉾に賭ける思いを話す。
 翌29日は、気鋭の研究者3人がアイヌ文化や、博物館と地域経済の関係などをテーマに報告。北海学園大学の非常勤講師・蓮池悦子氏が「金成マツ筆録ユーカラにおけるレプンクルの地名とその表現」、北海学園大学非常勤講師の高橋靖以氏が「十勝地方のアイヌ口頭文芸について~記録と分析」、北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院大学院生の品田早苗氏が「地域経済とミュージアムの関係~旭山動物園の『観光施設』活用法を中心に」をテーマにそれぞれ話す。
 28日は午後1時30分から午後5時20分まで。29日は午前9時から午前11時20分まで。
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/100813_1.htm

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市民有志で21・22日「アースデイ紋別」開催~地球のことを考えよう!

2010-08-18 | アイヌ民族関連
(北海民友新聞社 8月15日付け)
 流木で沸かした五右衛門風呂入浴やアイヌ伝統漁法などを体験しながら自然環境の尊さについて考えるイベント「アースデイ紋別」が21日と22日の2日間、紋別市海洋公園カリヨン広場(流氷科学センター前)で行われる。主催者側では「紋別は豊かな自然に恵まれていますが、意識しなければ次世代に残せません。皆が地球のことを考えるきっかけにしたい」と広く参加を呼びかけている。参加無料。
 同じ造林会社に勤める3人を中心とするアースデイ紋別実行委員会(五十嵐賢治代表)の主催。サブタイトルは「アイヌモシリの大地を次世代に~オホーツク紋別の値から、自然環境の尊さを発信~」。
 21日は午後1時スタート。「流木風呂」入浴体験や北海道大学地球環境科教授の小野有吾さんを招いての「トークライブ」、それにキャンプファイヤー、音楽ライブなどをオールナイトで行う予定。
 また同日午前から冒険家の石川仁さんによる「笹船作り」も進める。これは2人乗りの本格的なもので、試乗できるのは22日になる見込み。製作協力者も募っている。
 翌22日はアイヌ伝統漁法体験、ステージライブ(ヤーマンしんご、サウスヒルプロダクション、アイヌアートプロジェクトほか)、子ども向けイベント(紋別出身の絵本作家・堀川真さんによるワークショップ、子ども参加型のお芝居)など盛だくさん。詳細な日程は現在調整中という。
 関連して両日ともフリーマーケット、地産地消フードコーナー、流氷科学センター共催による「流氷だんダン」の色塗りと目盛り取り付け、アイヌ工芸品展示なども行われる。物販コーナーは当日の飛び込み出店も歓迎するという。また環境への配慮から、フードコーナー出店者には食器の貸し出しも行う。フードコーナー参加は15日までの申し込みが必要。
 詳しい問い合わせは五十嵐代表(携帯080-5596-1290)または園部さん(携帯090-7054-1286、電子メールokusea@hotmail.co.jp)まで。イベントを支えるボランティアスタッフも募集している。
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/100815_1.htm

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