先住民族関連ニュース

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アイヌ文化の担い手を育成 岡田勇樹(おかだ・ゆうき)さん

2019-04-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/02 09:09
 アイヌ文化の若き担い手を育てる活動を続ける札幌大学のウレシパクラブの専任担当職員。クラブは北海道新聞など地方新聞社と共同通信社が設けた地域再生大賞の特別賞を受け、2月に東京で開かれた表彰式にクラブを代表して出席した。「全国で注目してもらい、身の引き締まる思いだった」と振り返る。
 苫小牧出身で、アイヌ民族のルーツを持つ。苫小牧駒沢大を卒業後、一般企業に就職しアイヌ文化に関わる機会は少なかった。転機は2010年。札大に全国初のアイヌ民族対象の奨学金制度ができ、ウレシパクラブも発足。「自分の出自とじっくり向き合ってみたい」との思いが高まり、31歳で札大に入学し第1期の奨学生に。クラブにも入り4年間、アイヌの言葉や文化を学んだ。
 大学院にも進み研究テーマに「アイヌのシカ認識」を選び、実際にシカを狙う時にどう感じるかを知ろうと狩猟免許も取得した。「伝統だけでなく、アイヌとしての実感や体験を大切にしたい」と話す。
 2年間の大学院を終え、引き続きアイヌ文化に関わり続けたいと札大に就職し、アイヌ文化紹介イベントなどのクラブの活動を裏方で支え続ける。「ウレシパ」はアイヌ語で「育て合い」の意。クラブを巣立ったアイヌ民族の卒業生は20人を超えた。「クラブと社会の関わりを深め、アイヌ民族がありのままでいられる社会になるといい」。41歳。(斉藤千絵)
◆ウレシパのシは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/292502

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「星空案内人」目指せ 芦別で2泊3日の講座 第一弾は「準ソムリエ」

2019-04-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/02 18:31
 【芦別】芦別観光協会は5月17~19日、芦別温泉スターライトホテル(芦別市旭町油谷1)に2泊3日で滞在し、星空について幅広い知識を学んで星空案内人(星のソムリエ)の資格取得を目指す講座を初めて企画し、受講者を募集している。来年以降も継続開催し、星のソムリエの養成を「星空の街」芦別の主要観光事業に育てたい考えだ。
 同ソムリエは山形大などが創設。全国組織「星空案内人資格認定制度運営機構」が認めた講座で準ソムリエの認定を受け、一定期間後に星空案内の実技試験に合格すれば取得できる。
 今回の講座では準ソムリエの認定が得られる。山形大理学部の柴田晋平教授、なよろ市立天文台の村上恭彦台長らを講師に星座の探し方、星座にまつわる神話などを学ぶ。リポート提出と天体望遠鏡を扱う実技試験がある。同ホテルが毎日開く星空観望会で、実際に望遠鏡を使い観察も楽しむ。5月19日午後1時からのアイヌ民族の星座解説は一般の人も無料受講できる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/292678

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北海道はベトナム・タイ・シンガポールとアイヌ文化連携の海外経済交流を推進

2019-04-03 | アイヌ民族関連
アセアンポータル 2019年4月1日

北海道の経済部経済企画局国際経済室は、ベトナム・タイ・シンガポールにおいてアイヌ文化と連携した海外との経済交流推進事業を実施するため、企画提案を募集することを発表した。
この業務は「アイヌ文化と連携した海外との経済交流推進事業(ASEAN)委託業務」として実施される。この業務の目的は、北海道独自のアイヌ文化が持つ魅力を活かして北海道のブランド力の底上げを図り、ASEANと北海道の経済交流の拡大を図るものである。この業務は、ベトナム・タイ・シンガポールの3地域でそれぞれ実施される。
ベトナムでは、社会進出が進む女性を対象として、アイヌ文化の魅力を活用しながら北海道ブランドの浸透を図るため、現地イベントや施設を活用して、食・観光・アイヌ文化を含む北海道の多様な魅力を発信するセミナーやワークショップを3回以上実施する。セミナーやワークショップを実施する際には、女性に影響力のあるインフルエンサー等を参画させるとともに、メディアの取材を働きかけるなど効果的なPRを実施する。このインフルエンサー等と連携して、1か月以上継続するキャンペーンを実施する。
タイでは、ファミリー層を対象として、アイヌ文化の魅力を活用しながら、道内への誘客促進と道産品の販路拡大につなげるため、ファミリー層に影響力のあるインフルエンサー等を道内に招聘し、食・観光・アイヌ文化を含む北海道の多様な魅力を体験させ、SNS等による情報発信を10回以上行う。タイのどさんこプラザではファミリー層を対象として、道内への誘客促進と道産品の販路拡大につながるセミナーやワークショップを4回以上実施する。プロモーションでは、招聘したインフルエンサー等を参画させるとともに、メディアの取材を働きかけるなど効果的なPRを実施する。
シンガポールでは、美術館や博物館のショップなどを対象として、道内への誘客促進やアイヌ工芸品を含めた道産工芸品の販路を拡大するため、アイヌ工芸品を含めた道産工芸品の10社10品目以上の掘り起こしを行う。道内企業と現地美術館や博物館の(3企業以上)との商談の場を提供する。また、商談の実施に当たって、資料の準備や翻訳や通訳手配など必要な支援を行う。現地美術館や博物館のショップなど関係者を対象として、食・観光・アイヌ工芸品を含めた道産工芸品など北海道の多様な魅力を伝えるセミナーやワークショップを行う。
https://portal-worlds.com/news/asean/17627

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北方の歴史、優れた資料で

2019-04-03 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2019年4月2日09時17分
あす、伊達にミュージアム開館
 伊達市の博物館「だて歴史文化ミュージアム」(同市梅本町)が3日に開館する。先史文化、アイヌ文化、武家文化の3分野の優れた資料がそろい、躍動的な北方の歴史を示しているのが特色という。
 だて歴史の杜(もり)総合公園内に、老朽化した市開拓記念館の後継として建てた。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積は約1500平方メートル。総工費は約8億円。
 設備には道内で最大の「エアタイト」と呼ばれる高気密の展示ケースがある。重要文化財などが安全に展示でき、他館から借りた重文の特別展も開催できる。防火では、ハロンガスの消火設備を設けた。
 常設展がある2階は有料。土着の縄文やアイヌ文化、明治期に移住してきた旧仙台藩亘理伊達家による武家文化の二つの流れ、その後ともに歩んで現代に至る歴史を重文の遺物などで示す。2千年前の有珠モシリ遺跡から出土した重文の骨角器、亘理伊達家の伊達成実のよろいかぶと、鎌倉時代の太刀「宇佐美長光」などが展示されている。
 同館の学芸員で亘理伊達家20代当主の伊達元成(もとしげ)さん(40)は「人づくり、まちづくりの博物館。小さいですが、ハード・ソフト面で国立博物館にも負けません」と自負する。
 月曜休館、開館は午前9時~午後5時。観覧料は大人300円、小中学生200円。
 (三上修)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1904020100003.html?_requesturl=articles%2FCMTW1904020100003.html&rm=151

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