北海道新聞 04/29 05:00
【新ひだか】新ひだかアイヌ協会の定期総会が28日、日高管内新ひだか町で開かれ、アイヌ民族の遺骨返還に取り組む団体「コタンの会」の副代表を務める会員の葛野(くずの)次雄さん(65)が退会した。除名処分案が提出されたことから、自ら退会を表明、最終的に処分案は取り下げられた。
コタンの会は北大と同町を相手取り、同町などから発掘されて北大が研究目的で保管しているアイヌ民族の遺骨返還を求めて提訴したが、その後取り下げている。これに対し、協会は胆振管内白老町に来年開設される民族共生象徴空間(ウポポイ)の慰霊施設に遺骨を集約する決議をしている。
葛野さんの除名処分案提出は16日の役員会で決まった。理由は訴訟などを念頭に「協会の目的に反する行為があった」としている。
葛野さんは28日の定期総会後、今後について「別の会をつくるなどして活動したい」と述べた。葛野氏に同調した別の会員(67)1人も退会した。(升田一憲)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/301035
【新ひだか】新ひだかアイヌ協会の定期総会が28日、日高管内新ひだか町で開かれ、アイヌ民族の遺骨返還に取り組む団体「コタンの会」の副代表を務める会員の葛野(くずの)次雄さん(65)が退会した。除名処分案が提出されたことから、自ら退会を表明、最終的に処分案は取り下げられた。
コタンの会は北大と同町を相手取り、同町などから発掘されて北大が研究目的で保管しているアイヌ民族の遺骨返還を求めて提訴したが、その後取り下げている。これに対し、協会は胆振管内白老町に来年開設される民族共生象徴空間(ウポポイ)の慰霊施設に遺骨を集約する決議をしている。
葛野さんの除名処分案提出は16日の役員会で決まった。理由は訴訟などを念頭に「協会の目的に反する行為があった」としている。
葛野さんは28日の定期総会後、今後について「別の会をつくるなどして活動したい」と述べた。葛野氏に同調した別の会員(67)1人も退会した。(升田一憲)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/301035