先住民族関連ニュース

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遺骨返還で対立、会員2人が退会 新ひだかアイヌ協会

2019-04-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/29 05:00
 【新ひだか】新ひだかアイヌ協会の定期総会が28日、日高管内新ひだか町で開かれ、アイヌ民族の遺骨返還に取り組む団体「コタンの会」の副代表を務める会員の葛野(くずの)次雄さん(65)が退会した。除名処分案が提出されたことから、自ら退会を表明、最終的に処分案は取り下げられた。
 コタンの会は北大と同町を相手取り、同町などから発掘されて北大が研究目的で保管しているアイヌ民族の遺骨返還を求めて提訴したが、その後取り下げている。これに対し、協会は胆振管内白老町に来年開設される民族共生象徴空間(ウポポイ)の慰霊施設に遺骨を集約する決議をしている。
 葛野さんの除名処分案提出は16日の役員会で決まった。理由は訴訟などを念頭に「協会の目的に反する行為があった」としている。
 葛野さんは28日の定期総会後、今後について「別の会をつくるなどして活動したい」と述べた。葛野氏に同調した別の会員(67)1人も退会した。(升田一憲)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/301035

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アイヌ新法成立、交付金の活用に工夫を(風紋) コラム(社会)

2019-04-29 | アイヌ民族関連
日本経済新聞2019/4/29 1:30
気になるデータがある。
北海道が数年ごとに実施する「アイヌ生活実態調査」で、各市町村が把握するアイヌ民族の数が10年余りで4割以上減った。
2006年まで2万4000人前後で推移していたが、17年は約1万3000人に。個人情報保護の意識が高まり、収入や差別された経験の有無を尋ねる調査に協力する人が、若い世代を中心に減ったことが原因の一つ、との分析もある。
だが、本当の理由は分からない。アイヌ民族…
この記事は会員限定です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44276730W9A420C1SHB000/

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アイヌ文化支えた民具 旭川市博物館 27日から企画展

2019-04-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/27 05:00

アイヌ民族の衣食住を支えた道具などを紹介する企画展(宮永春希撮影)
 アイヌ民族の衣食住をテーマにした企画展「アイヌ文化~暮らしの道具」が27日から、旭川市博物館(神楽3の7)で開かれる。アイヌの人々の生活を支えた伝統的な食材や衣装など、普段は収蔵庫に収められている計67点を紹介する。
 同館の主催。でんぷんを取り出して貴重な保存食にしたオオウバユリ(トゥレプ)の鱗茎(りんけい)や、鍋料理の具材にしていたギョウジャニンニク(キト)のレプリカのほか、オヒョウの樹皮で作った着物や、サケ漁に使う木製の弓などの狩猟道具も展示している。
 飯岡郁穂学芸員(31)は「アイヌ民族の少女らが活躍する漫画『ゴールデンカムイ』を好きな人にも、道具を見て関心を持ってほしい」と話している。
 会場では、胆振管内白老町に来年4月に開館する「国立アイヌ民族博物館」のPR展(文化庁国立アイヌ民族博物館設立準備室主催)も同時開催。5月19日午後1時半からは、同準備室の中井貴規研究員が、アイヌ民族の衣食住について講演する。定員30名。事前の電話申し込みが必要。
 企画展は5月19日まで(同13日は休館)。午前9時~午後5時。問い合わせは旭川市博物館(電)0166・69・2004へ。(佐藤愛未)
◆トゥレプのプは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/300525

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