先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<訪問>「国境の北と日本人」を書いた 藤巻光浩(ふじまき・みつひろ)さん

2019-04-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/07 05:00
サハリン歩き 見えた「日本」
 北海道の北に位置するサハリン。かつて「樺太(からふと)」と呼ばれ、南半分は日本領だった。著者は「日本人が旧植民地を旅することで、その考え方や自画像はどう変わるのか」という関心を抱き、現地を訪れる。
 自身にとっては「心を揺さぶり、内側から変えられるような旅だった」。韓国系ロシア人の梁(ヤン)さん(仮名)との出会いが大きかった。彼の父親は朝鮮半島から徴用され、炭鉱で働いた。旧ソ連軍の侵攻から日本人の同級生が逃れる際、梁さんも同じバスに乗ろうとした。だが「日本人じゃない」と降ろされる。
 「自分は帝国臣民として日本名を名乗り、小学4年まで日本人と思っていたのに」。梁さんは悔しさをにじませた。戦後は祖国への帰還もかなわなかった。そんな梁さんは同級生を懐かしみ、カラオケで藤山一郎の曲を歌った。
 梁さんらの身に起きたことや戦後の境遇を、日本人はどれほど知っているのだろうか。著者は「忘却の穴に落ちる」という言葉を思い浮かべる。日本人は忘れていることさえ、忘れている状態じゃないのか―と。
 サハリンには旧樺太庁博物館、旧拓銀支店の建物をはじめ、植民地時代の製紙工場跡や神社の鳥居、石碑が残り、日本の観光客がよく立ち寄る。著者は自身の経験を踏まえ、旧植民地の歩き方を考える。
 「統治時代の建物を観光するだけなら『日本人はいいことをした』と思う人がいるかもしれない。でもそれでは歴史の影を見落とし、旅によって自分が変わる機会を逃さないか」
 本書は北への三つの旅を紀行文の形で収録した。サハリンのほか、旭川で明治以降のアイヌ民族に対する政策を考え、最後は青森県六ケ所村を訪れた。それぞれの旅で触れた、歴史という鏡に映る日本人の姿を問う。
 フェリス女学院大教授(横浜)で54歳。大学院進学とともに渡米し、10年以上暮らした。30代の時はナチスによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の生存者を訪ね、聞き取りを行うなどした。
編集委員 伴野昭人
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/294352

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<書評>大学による盗骨

2019-04-09 | ウチナー・沖縄
北海道新聞04/07 05:00

松島泰勝、木村朗編著
研究利用の問題を告発
評 大塚茂樹(ノンフィクション作家)
 考古学・人類学での人骨の発見は、列島の歴史像を書き換える。近年の沖縄での発見は市民の知的好奇心を揺さぶる。
 一方で、墓を無断で暴くことは犯罪である。最大の屈辱を関係者に与えることになる。
 「一将功なりて万骨枯る」という実態が世の通弊として存在している。だが骨は沈黙し続けない。時に疑義を呈するのだ。
 このように本来はありえないことが、あたかも現存するかのような緊張感を醸し出す、衝撃力ある1冊だった。
 キーワードは民族差別と植民地主義。骨に対するゆがんだ対応とそれらが連関していた。道内ではアイヌ民族からの告発が長年報道されてきた。だが全国でこの主題が広く知られているとはいえない。
 本書はアイヌ民族の遺骨返還問題のほか、琉球、台湾、朝鮮ほかで墓を無断に暴いて、埋葬品とともに骨を持ち帰った学者たち、その骨を今も所蔵し続ける公的機関の責任を告発する。
 愚かな一部研究者の所業ではない。偉大な功績を持つ人が問われている。人類学の金関(かなせき)丈夫、解剖学の小金井良精も代表的な存在で、著名人が数多い。
 各地で遺骨を遺族に返還せよ―と提訴されている。法律の問題以前に、この主題は日本の歴史・地理・文化などに関心を持つ人たちに、従来抱いてきた社会観と学術文化像の見直しを迫っているといえよう。20人を超す寄稿者の論考が、問題の所在を明らかにする。
 本書の立場と異なる議論も一部紹介されている。形質人類学の専門家は先住民族への遺骨返還は「歴史の抹殺」につながる行為だと反論している。
 本書を読んで、かつて研究利用として容認されたことが今や通用しない時代であることをまず実感した。植民地主義を抽象的に論じず、先住民族の遺骨返還という主題を見つめれば、新たな歴史像が浮かび上がる。
 アイヌ民族と誠実に向きあった松浦武四郎も再読したい。歴史への真摯(しんし)な姿勢こそが求められているに違いない。(耕文社 1944円)
<略歴>
まつしま・やすかつ 1963年生まれ。龍谷大教授
きむら・あきら 1954年生まれ。鹿児島大教員
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/294351

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒木メイサが「変わりものキャラ続出」マンガを愛読!読みながらナニしてる?

2019-04-09 | アイヌ民族関連
アサゲイプラス 2019年4月8日 17:59

 女優の黒木メイサがらしからぬマンガを読んでいることが明らかになり、ファンが騒然となっている。
 騒動のきっかけとなったのは4月1日のインスタグラムの投稿。〈半身浴しながらハマってる漫画を読む至福〉というコメントと共に2枚の写真が公開されている。1枚は半身浴中の黒木のアップ、もう1枚は読んでいるマンガのデジタル版の表紙だ。それを見ると、黒木が愛読しているマンガは「ゴールデンカムイ」(野田サトル)だということがわかる。
 同作品は明治時代末の北海道を舞台に、日露戦争の帰還兵である主人公とアイヌの少女が心を通わせながら、隠された巨額の金塊を探すという物語。アイヌ文化を詳細に描いて高い評価を受け、いくつものマンガ賞を受賞している作品だ。
「とてもおもしろい素晴らしい作品なのは間違いないんですが、登場人物にクセがありすぎるというか、はっきり言ってしまうと変わりものぞろいなんですよ」(漫画誌編集者)
 元柔道王という肩書の牛山辰馬は、定期的に女性と肉体関係を持たないと正気を失うという設定で、柔道師範の妻と行為に及んだことを師範と弟子にとがめられ、返り討ちにした罪で服役していたというキャラクター。酔った勢いでアイヌの少女に“男性のシンボル”の大きさを見分ける方法を伝授。以降、その少女から先生の上に男性のシンボルの名前をつけた愛称で呼ばれることになった。
 一方、クマ撃ち猟師の二瓶鉄造は「男性のシンボルが大きくなった状態」をセリフとして連発する。
「極めつきは北海道の動植物を研究している学者の姉畑支遁でしょう。姉畑は動物と性的な行為をするのが好きで、いつかヒグマとしたいという夢を持っています。最後にその願いはかない、ヒグマをバックでモノにしたまま腹上死してしまうんです。ちなみにゴールデンカムイはアニメ化されていますが、姉畑の話はまるまるカットされています」(前出・漫画誌編集者)
 そんなマンガを黒木メイサは読んでいるわけだ。読んだ感想を聞きたいという声も聞こえてくる。
「このマンガには、実は女性ファンも多いんです。食べると欲情すると言われているラッコ鍋を食べたムキムキの男たちが相撲を取るシーンは女性ファンからの支持を集めたそうです。黒木さんもBL的なこの場面を読んで興奮したかもしれませんね」(前出・漫画誌編集者)
 そう言われて黒木の写真を見ると、ほほがほんのりと桜色の染まっているのがわかる。これは半身浴のせいなのか、それとも…。真相が明らかになることはなさそうだ。
https://www.asagei.com/excerpt/124804

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

流行の「自分のルーツ探し」DNA解析サービス、遺伝子情報が中国当局に渡る可能性=米専門家

2019-04-09 | 先住民族関連
大紀元時報2019年04月05日 16時39分
スティーブン・モッシャー(Steven W.Mosher)人口研究所会長はこのたび、大紀元英字版に寄稿し、中国共産党が国内外でDNAの収集を行っており、米国で流行する「あなたのルーツを知る」と銘打って広告されているDNA検査サービスは、遺伝子情報が中国企業に渡り、共産党政府が入手する危険性があるという。下記は寄稿文の抄訳。
米国のバイオテクノロジー企業の買収から初めて、専制政治国家の中国は、海外でも人のDNAを収集するためにさまざまな手段をとっている。
例えば、世界大手DNA解析企業で中国国営・北京遺伝子研究所(Beijing Genomic Institute、BGI)は、同業の米大手コンプリート・ゲノミクス(Complete Genomics)を買収し、数千万人の米国人DNAを管理する同社データベースにアクセスするようになった。
しかし、この買収工作は、中国共産党政権によるDNA計画の始まりに過ぎない。2019年2月14日に発表された、米中経済安全保障審査委員会(USCC)の中国バイオテクノロジーに関する報告によると、北京遺伝子研究所は「米国の医療機関や研究機関との間で多数のパートナーシップを結んできた。大規模な遺伝子研究と医学研究活動に影響を与えるためだ」と記した。
このように、米国の技術力を入手した北京遺伝子研究所は、ファーウェイ(華為、HUAWEI)のように、政府から補助金を受けて運営している。このため、遺伝子解析、臨床データの保存サービスなどを安価で提供できる。
北京遺伝子研究所のサービス提供価格は際立って安いかもしれないが、代償は高くつくだろう。USCCの報告によれば、北京遺伝子研究所はその見返りとして、「米国内の人々の臨床データ、遺伝子配列データへのアクセス」を行うようになった。これは、米国の多種多様な生物研究プロジェクトからデータを収集しているということだ。
北京遺伝子研究所は、おそらく、現存する他のどんな大きな米国企業よりも、米国人に関する詳細なデータベースを作成しているかもしれない。さらに北京遺伝子研究所に加えて、USCCは、米国では現在、遺伝子診断に全ゲノム解析を含む他の遺伝子を検査することが認められた、中国関連の23企業を特定している。
これらの企業は、「個々の患者の遺伝データにアクセス」して、米国の病院、クリニック、商用DNA検査企業も、DNAサンプルを中国本土に解析のために送っている。
中国はすでに自国民の数千万人分のDNAを収集し分析している。これらのことを考えると、中国の遺伝子関連市場は他のどの国も匹敵できない規模の経済規模がある。
流行の「あなたのルーツをたどる」DNA解析サービス
2018年のクリスマス、米国では最も人気のあるプレゼントとして、「あなたの先祖を知る」というDNA解析結果を送付するサービスが流行した。テレビ番組やコマーシャルで、自分の祖先の軌跡を辿る遺伝子検査の広告が出された。検査費用は1万円程度で、インターネットで申し込めた。
唾液サンプルを検査企業に送ると、自分のDNA検査結果が返ってくる。人種の構成や国籍ごとの割合がパーセント表示されたものだ。報道によると、全体で1200万人以上の米国人が彼らの祖先の系統を発見するために、商用DNA検査企業によって唾液サンプルからのDNAが集められた。
自分の民族的なアイデンティティや、遠い祖先について知ることができるのは、興味のあることではある。例えば政治利用する場合もある。大統領候補者が、ほんのわずかでも自分の血統に「先住民族の祖先」が入っていることを主張するかもしれない。
これらのことはさておき、「先祖を知る」サービスの一番の欠点は、個人が一番秘密裏にしておくべき遺伝子配列が、中国企業に渡ってしまうという危険性だ。
誰が進んで中国共産党主導の大規模DNA収集計画に協力したいと思うだろうか。
私は、大手DNA検査会社であるマイ・ヘリテージ(MyHeritage)、アンセストリーDNA(AncestryDNA)と23アンド・ミー(23andMe)に、収集したサンプルはどこで解析されているのかを尋ねた。
マイ・ヘリテージは「DNAの抽出とサンプル処理を担当する研究施設は米国テキサス州にある」と述べた。アンセストリーDNAは、「ユタ州やその他の国」とした。その国がどこであるかは明かされなかった。23アンド・ミーは返答がなかった。
私が警告したいのは、商用DNA検査サービスに自身のDNAサンプルを送った人はこれ以上、ほかの機関に自らの遺伝子情報を開示しないよう忠告する。
なぜなら中国企業ウィージーン(WeGene)は積極的に、「あなたの祖先」に関するDNA分析結果をウェブサイトにアップロードするよう求めている。
ユーザー契約によると「必要に応じて中国当局に情報を提供する」とある。中国当局が、民間企業が所有するデータベースに自由にアクセスすることは疑いの余地はない。2015年の国家安全保障法や2016年サイバーセキュリティ法などから、官民問わず中国企業は当局に情報協力することが義務付けられている。
共産党政権の管理下にある中国企業と、米国企業がパートナー契約してプライバシー保護条約を記載したとしても、無意味である。
すべての中国のハイテク企業、特に「中国製造2025」計画で特定された11のハイテク分野である1.次世代情報通信技術 2.先端デジタル制御工作機械とロボット 3.航空・宇宙設備 4.海洋建設機械・ハイテク船舶 5先進軌道交通設備 6.省エネ・新エネルギー自動車 7.電力設備 8.農薬用機械設備 9.新材料 10.バイオ医薬・高性能医療器械に関連する企業は、国営であろうと民間であろうと関係なく、共産党政策と密接に関係している。
米国の健康情報のプライバシーを保護する法律は、遺伝子やDNAに関しては脆弱だ。USCCの報告でも指摘している。「先祖を知るDNA解析サービスは、消費者サービスであり、医療ではない。データの取り扱いは『医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)』に含まれない。個人情報と情報セキュリティの懸念がある」
米国は、市民の遺伝的プライバシーを保護するために対応する必要がある。第一に中国における米国人のDNA検査を禁止すること、そして米国の遺伝子情報を他国に送付することを禁止することだ。遺伝子情報の保護をおろそかにすれば、国家の安全保障問題につながりかねない。
スティーブン・モッシャー(Steven W.Mosher)
人口研究所代表。『アジアのいじめっこ:中国夢は世界秩序への新たな脅威』(2017.11)著者。モッシャー氏は、スタンフォード大学で著名な遺伝学者ルイージ・カバリ・スフィルツァ(Luigi Cavalli-Sforza)のもとで生物学を学んだ。
(翻訳編集・佐渡道世)
https://news.nifty.com/article/world/china/12241-239686/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハッピー度がアップする!?気分で選ぶ「朝ドリンク」3選

2019-04-09 | 先住民族関連
楽天ウーマン 2019/04/08 20:30

目覚めの朝を、どんな気分で迎えていますか? 「前日の疲れが残って身体がだるい」「寝起きが悪く気分が晴れない」「意外と今日は調子が良かった」など、日によって朝の気分は違いますよね。
朝は、最初に口に入れるものによっても気分が変わってきます。活動的に動く日は、良い気分で一日をスタートしたいですよね。
ビューティーヘルスエディターライターの筆者が、朝の気分で選ぶおすすめの飲みものを3つご紹介します。
■幸福感を上げたい朝は「ルイボスティー」
「気持ちを高めたい」「女性らしさを高めたい」そんな気分の朝は、アンチエイジングを意識して「ルイボスティー」をチョイスしましょう。
ルイボスティーは、南アフリカの先住民族が日常的に飲んでいた「不老長寿のお茶」ともいわれています。身体に蓄積した、老化の要因ともなる「活性酸素」を除去してくれる抗酸化作用があり、「ポリフェノール」や「ミネラル」「カルシウム」などが豊富に含まれています。
排泄を促してくれるので、老廃物が蓄積してむくみがちな人にもおすすめです。
幸福感がアップする飲み方
ルイボスティーをコップに注いで、ローズのコンフィチュール(食用バラを使用したジャム)を入れると、幸福感が高まります。
コップの中でジャムに閉じ込められたバラの花びらが、ふわっと開いてひらひらと舞います。見ているだけでも女性らしい気分になります。
ローズは、活性酸素を除去する「ポリフェノール」や「ビタミンC」を含み、女性ホルモンの活性化などの嬉しい働きが期待できます。もし、ローズのコンフィチュールが手に入らなければ、果肉入りのジャムやドライフルーツで代用してください。ほんのり甘く、いやされます。
■胃腸を休めたい朝は「白湯」
胃腸を休ませ、新陳代謝を促すには、やはり「白湯」です。身体に良いといわれている白湯は、一般的に10~15分程度沸騰させたお湯を、飲めるくらいの温度までに冷ましたものを指します。
これを起床時、食事中、就寝前に飲むと良いそうですが、特に、朝の白湯が一番効果を感じるといわれています。
また、白湯は身体の体温を上げ、基礎代謝をアップするほか、寝ている間に失われる水分を補給してくれます。食べ過ぎたあとの胃腸をいやし、消化促進を助けてくれるなど、メリットがいっぱいです。
すっきり感がアップする飲み方
レモンやはちみつを入れると良い香りが楽しめます。
体内がキレイになったかのように、スッキリ感もアップします。
■栄養補給したい朝は「スムージー」
活動的に動く日の朝は、しっかり栄養補給をしておきたいですよね。しかし、時間がないし、食欲がない。そんな朝は、手軽に手早く栄養補給ができる「スムージー」がおすすめです。
バナナ、キウイ、いちご、りんごなどのフルーツを2~3種類お好みで選んで、ヨーグルト(濃厚高タンパク質がおすすめ)と、ミルク(濃厚タイプがおすすめ)を入れます。これで基本のベースが完成します。
アボカドなどのお好みの食材や野菜を入れてもOKです。
パワースムージーにする場合
パワースムージーにする場合は、基本ベースのなかに、スーパーフードの「スピルリナの粉末」を入れてミキサーで撹拌します。
https://woman.infoseek.co.jp/news/gourmet/lar_134189/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする