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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<北海道>縄文時代からの伊達の歴史と文化集めた博物館が開館(動画)

2019-04-04 | アイヌ民族関連
HTB 4/3(水) 21:18配信

 胆振の伊達市に新たな名所の誕生です。伊達の歴史と文化を集めたミュージアムが3日にオープンしました。
 伊達市にオープンした「だて歴史文化ミュージアム」は、東北の伊達藩から移住してきた侍たちの開拓の歴史に加え、縄文時代の出土品、そしてアイヌ民族の文化を同時に見ることができる博物館です。初日は午前中だけで100人を超える人が訪れました。この博物館は、これまであった伊達市開拓記念館が老朽化したため、2016年から建設が進められてきました。だて歴史文化ミュージアムの伊達元成さんは「温度・湿度の管理、展示ケースの精度があがった。これまで展示が困難だった脆弱な展示資料が多かったので、初めてみなさんの目にふれてもらえるようになった」とオープンを喜びました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000011-htbv-hok

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400年以上前のお宝も「だて歴史文化ミュージアム」オープン アイヌ民族と武家文化 北海道伊達市(動画)

2019-04-04 | アイヌ民族関連
HBC 4/3(水) 19:17配信

伊達市に3日オープンした「だて歴史文化ミュージアム」です。
目玉は仙台藩亘理伊達家の甲冑です。
今から400年以上前の戦国時代、2代当主伊達成実のものです。
亘理伊達家が150年前に東北から持ってきた、家宝中の家宝です。
また、およそ2000年前の有珠モシリ遺跡からの出土品やアイヌ民族の服装などが展示されています。
一連の展示は、先住民族のアイヌ文化と武家文化との交流が地域の礎となったことを伝えています。
「特にアイヌ民族の展示がきちんとされていた。よくわかりました」(訪れた人)
「一つ一つの歴史をひも解いていって、深いところまで掘り下げていけば、もっともっと知らない歴史があることに気づいてほしい」(だて歴史文化ミュージアム・伊達元成学芸員)
ミュージアムでは2~3か月ごとに展示替えを行うことにしています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000012-hbcv-hok

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白老駅北観光商業ゾーン、札幌の会社が事業候補 宿泊施設提案

2019-04-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/03 21:33 更新
 【白老】胆振管内白老町は3日、アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の来年4月24日開設に合わせ、町がJR白老駅北側に整備する観光商業ゾーンの事業候補者として、不動産投資会社「パーフェクトパートナー」(札幌)を選定したと発表した。同社は中間層向けのホテル整備を提案しており、来月にも事業協定を締結する方針。
 観光商業ゾーンはウポポイと白老駅の間の1・5ヘクタールで、町は0・5ヘクタール分の計3区画で公募型プロポーザルを実施。パーフェクトパートナー社のみが応募し、外部有識者らの審査を経て、町が事業候補者に決めた。
 同社提案のホテルは木造2階建て全21室、延べ床面積914平方メートルで、料金は1泊1万~1万5千円程度とし、来年5月1日に開業する計画。宿泊客以外も利用できるレストラン(46席)を併設する。町内事業者と連携し、運営する方針。
 町内では低価格の民宿が多く、富裕層向けホテルの計画もあるが、「中間層向けの施設が少ない」(町経済振興課)のが現状。町はウポポイの観光客の受け皿として、同社の計画に期待する。応募がなかった2区画分は区画割りを見直し、再募集する。ほかの1ヘクタールでは町、道がインフォメーションセンターを建設する。(金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/293098

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アイヌ文化拠点・二風谷一新 工芸館が本格稼働 コタンも新装公開

2019-04-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/03 05:00

伝統的な集落を再現した「二風谷コタン」
 【平取】アイヌ文化の伝統が色濃く残る日高管内平取町二風谷地区で1日、伝統工芸品の制作の担い手を育てる町アイヌ工芸伝承館「ウレシパ」が本格稼働し、コタン(集落)を再現した広場「二風谷コタン」も新装オープンした。観光客らが散策して楽しめる、アイヌ文化の発信拠点としての機能が高まった。
 「ウレシパ」に足を踏み入れると木の香りが漂う。制作現場はガラス張りで開放的。国指定の「伝統的工芸品」の二風谷イタ(盆)や、アットゥシ(樹皮の反物)を作る様子を目の前で見られる。伝統工芸品の常設ギャラリーも備え、二風谷民芸組合代表の工芸家、貝沢守さん(54)は「気軽に訪れ、二風谷に伝わるアイヌ文化の魅力や奥深さを感じてほしい」と話す。
 「ウレシパ」は木造平屋で約870平方メートル。築40年以上がたち老朽化した町民芸品共同作業所の代わりとして2017年9月に着工し、昨年10月にプレオープンした。今月からは、木彫りや刺しゅうに加え、アイヌ文様をあしらったバッジやコースターをレーザー彫刻機で作る体験も新たに始めた。観光客らの技術指導にも当たるウレシパ職員大石英司さん(53)は「多くの人に体験してもらい、アイヌ文化に関心を持ってほしい」と話す。
 二風谷地区では、伝統工芸品を展示、販売する店舗は最盛期の1960年代、50店ほどあったが、高齢化などで現在はわずかに4店。二風谷民芸組合に所属する組合員は現在、半数以下の25人と寂しくなった。それだけに、関係者の「若手ら人材育成などの拠点に」という期待は大きい。
 一方、もともと町有地にチセ(家)などを設置していた「二風谷コタン」(約2万8千平方メートル)は、町民や有識者らが整備構想を練り2016年度から再整備を開始。駐車場だった敷地の一部を芝生とし、池や水路を配置することで伝統的なコタン本来の姿に近づけた。さらにチセ風のあずまやや、アイヌ文様を施した照明灯12本も設置した。
 「ウレシパ」の正面を通る約600メートルの道路は通称「匠(たくみ)の道」と呼ばれ、沙流川歴史館から二風谷コタンを経て、萱野茂二風谷アイヌ資料館へと続く(図参照)。町教委生涯学習課の津川貴晃課長(55)は「新たな施設も加わり、昔ながらのアイヌ文化が丸ごと体験できる。コタンの景観を楽しみ、当時のアイヌ民族の暮らしに思いをはせてほしい」と話している。(川崎博之)
※「ウレシパ」の「シ」は小さい字。「アットゥシ」の「シ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/292793

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作品づくり体験 今季6回 洞爺湖芸術館 ビッキさんの没後30年特別展も

2019-04-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/03 05:00
 【洞爺湖】洞爺湖芸術館(町洞爺町)が2日、今季の営業を始めた。11月末までの期間中、特別展を3回開催するほか、今季から芸術作品づくりなどを体験してもらうワークショップを積極的に開催する。
 同館はアイヌ民族の彫刻家、故砂澤ビッキさんの作品や、1993~2007年に隔年で開かれていた公募展「洞爺村国際彫刻ビエンナーレ」の入賞作品を常設展示している。運営は住民らでつくる洞爺湖芸術館友の会が13年から指定管理者として担ってきたが、今季から町直営に戻った。
 3回の特別展は《1》カラフルな絵画を描く町内の画家、山口陽介さんの作品展(4月27日~6月2日)《2》砂澤ビッキさんの没後30年特別展(7月20日~9月1日)《3》函館の現代美術家、小宮伸二さんの作品展(9月7日~10月14日)。
 ワークショップは計6回開催する。初回の5月4日はモビール作り講座で、同月6日は山口さんの指導でペンと色鉛筆で美術作品をつくる。いずれも参加費500円で、4月10日から申し込みを受け付ける。
 月曜休館で、6月までの開館時間は午前10時15分~午後5時。入館料は一般300円(洞爺湖町民は無料)。ワークショップの申し込みは同館(電)0142・87・2525へ。(中野訓)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/292739

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<舞台裏を読む>アイヌ新法 色濃い観光戦略

2019-04-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/03 05:00
 アイヌ民族を「先住民族」と初めて明記する新法案は近く衆院で審議入りし、今月中に成立する見通しだ。安倍政権中枢の菅義偉官房長官の意向がにじみ、関係者は「菅法案」とささやく。アイヌ民族が求めた生活支援については保守派からの「特権」批判を恐れて書き込まず、新法案は外国人観光客を増やす観光政策と連動した国際発信の性格が色濃い中身となった。
 菅氏の中で立法化と観光戦略が結び付いたのは昨年8月にさかのぼる。政府のアイヌ政策推進会議の座長として訪れた釧路市のアイヌ民族の集落「アイヌコタン」で、「2020年7月の東京五輪の開会式で民族舞踊を披露したい」と要望された時のことだ。菅氏は視察後、「先住民族に興味を持ってもらい、そのことを発信する。国際親善、国際観光に大きな役割を果たせる」と記者団に語った。欧米などで先住民族への関心が高いことが念頭にあった。
 政府は08年にアイヌ民族を先住民族と認めたが、立法化は遅れていた。アイヌ民族から土地・資源に関する権利や高齢者への生活支援などを求める声が上がるが、保守派の中に特定の民族に限った生活支援につながれば特権になるとの批判があったためだ。菅氏は生活支援に関する熟議を避け、東京五輪までの成立を優先させる道を選んだ。
 法案では、20年4月に開業する胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を、政府の「アイヌ文化の振興拠点」と明記した。同年に訪日外国人客を4千万人まで増やす目標と連動させるように、菅氏はウポポイにも「年間来場者100万人」の目標を課した。事務方が50万人とした目標を菅氏が引き上げ、24年とした達成時期も前倒しして、五輪開催の20年度中にこだわった。
 訪日客対応の強化に向け、政府は新千歳空港からウポポイへの導線の整備に尽力。同空港国際線コンコースにはアイヌ民族の装飾を施し、国道36号の拡幅などにも乗り出す。菅氏は周囲に「象徴空間もできて、北海道の観光はどんどん良くなる」と胸を張った。
 法案はアイヌ文化振興に向けた交付金創設や、政府内にアイヌ政策推進本部を設けることには具体的な記述があるが、「先住民族」の定義には触れていない。先住権や自己決定権の規定もないため、一部の市民グループからは「差別の歴史に向き合う姿勢が見えない」と反発する声もある。
 3月27日、新法に対する苫小牧市内での意見交換会後、衆院国土交通委員会の谷公一委員長は「大きな一歩とおおむね高い評価だったが、先住民族の具体的な権利を保障すべきだとの意見があったのも事実」と複雑な表情を浮かべた。
 道内選出の国会議員も「先住民族と認めて地域振興にもつなげようとする法案で、本来は対立する中身ではない」と釈明する。それでも、国会審議には時間をかけず、ほぼ想定したスケジュール通り今月中に成立させる見込みだ。
 「観光を奇貨として、国にアイヌ民族の声が届けられるのであれば、それだけでも意義はある」。北大アイヌ・先住民研究センターの常本照樹センター長は法案に理解を示しつつ、最も大切なのは「五輪後も続くアイヌ政策の継続性だ」と力を込めた。(東京報道 古田夏也、金子俊介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/292677

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サケ漁 アイヌの漁法、継ぐ 自然と生きた姿、再現 千歳川本流で試み 千歳・佐々木翔太さん(25) /北海道

2019-04-04 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年4月3日 地方版
 アイヌ民族の伝統的なサケ漁を若い世代で継承しようと、千歳市の会社員、佐々木翔太さん(25)が昨年12月、地元の千歳川本流で漁を始めた。「マレク」と呼ばれる、かぎ形のもりを使った漁法で、自然と共に生きたアイヌの姿を再現したいと奮闘している。
 アイヌの血を引く佐々木さんは幼い頃から祖母に連れられ、伝統舞踊やアイヌ語を学んだ。中学生の頃には「周りと違うことをするのは嫌だな」と感じたこともあった。高校に入って、地元でアイヌ文化を伝承していた年配の人たちが相次いで他界した。「素晴らしい文化がなくなってしまう。自分がやらなくては」と、積極的に伝承活動に携わるようにな…
この記事は有料記事です。
残り423文字(全文704文字)
https://mainichi.jp/articles/20190403/ddl/k01/040/059000c

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「自然の尊さや怖さ感じ取って」 藤田さん、地域おこし協力隊森林ガイド担当で

2019-04-04 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/4/3配信

森林ガイドへの抱負を語る藤田さん
 白老町は1日、地域おこし協力隊(森林ガイド担当)としてオホーツク管内斜里町出身の藤田姫夏さん(22)に委嘱状を交付した。世界自然遺産の知床半島をバックグラウンドとして育った藤田さんは「ガイドを通じて、ポロトの森を訪れる人が自然の尊さやありがたさ、そして怖さを感じ取ってもらいたい」と抱負を語った。
 斜里町出身の藤田さんは、高校卒業後に札幌の専門学校に進学するも、「自分がやりたいことを探したい」と中退。インドやエジプトを旅し、白老の地域おこし協力隊募集を知って、今年3月に初めて白老を訪問。ポロトの森に足を運び、生まれ育った地元と同様に海や山など自然に囲まれた環境を見て「ここで暮らしていきたい」と隊員の道へ進むことを決意したと言う。
 戸田安彦町長から委嘱状を受け取った藤田さんは「エゾシカの活用にチャレンジしたい。狩猟免許にも興味があります」と語り、来年4月24日に開設を控える民族共生象徴空間についても「小学生の時にアイヌの人から直接、アイヌ文化を学ぶ時間もあったので、先住民族としてアイヌ文化を知るきっかけになれば」と語った。
 戸田町長は「ポロトの森を通して白老からいろんなことを発信していってほしい。また、女性、若い人の感覚でまちづくりに貢献してほしい」と活躍に期待を寄せた。
 藤田さんは今後、いぶり自然学校でスキルを身に付けながら、すでに森林ガイドとして活動する隊員と連携しながらツアーの企画などに携わっていく。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16007/

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精神科医の宮西氏が異文化圏漂流記を刊行

2019-04-04 | 先住民族関連
日高新報2019/4/3
 中米の古代マヤ文明の調査・研究に関する第一人者としても知られる精神科医宮西照夫氏(70)=美浜町和田=が最新刊「一精神科医の異文化圏漂流記―マヤ編―」を上梓した。22歳でメキシコのジャングルに分け入り、文明社会と隔絶したマヤの子孫たちに出会って48年。人生の終末期に入り、「ようやく自分の位置が分かりかけてきた」いま、日本の若者に向けてメッセージを贈る。
 宮西氏は日高高校時代は大学で文学を学びたいと考えていたが、両親と担任の勧めであまり関心がなかった医学部(和歌山県立医科大)に進学。入学後も高校時代から好きだった小説を読み耽り、イギリスの作家、D・H・ロレンスが書いたメキシコを舞台にしたマヤ文明の作品に衝撃を受け、マヤへの興味を持つようになった。
 22歳でメキシコ南部国境地帯のジャングルに入り、伝統的な生活を送るマヤの末裔、ラカンドン族と約1カ月間、共同生活。西洋文化を吸収し、急速に近代・工業化を推し進める日本とは何もかも異なるラカンドンの人たちに衝撃を受け、「彼らの方が西洋至上主義の日本人よりもずっと幸せなのではないかと思うようになった」という。
 その後もマヤ文明の遺跡が残るメキシコ、グアテマラのメソアメリカ地域に通い続け、いわゆる「マヤ滅亡」の謎を解くため、遺跡や高度に発達していた数学、天文学、宇宙・宗教観などの調査・研究に没頭。約10年後には世界的に有名な女呪術師と出会い、宗教儀式に用いられる幻覚キノコの人体への作用、現代の精神科リハビリに匹敵する伝統的医療を調査。さらに日本など文明国の若者に広がる心の闇にフィールドを広げ、グアテマラの内戦で傷ついたマヤの先住民族、女性らを支援する活動を通じ、ひきこもりから抜け出せずに苦しむ若者の回復支援のプログラムの開発、実践に取り組むようになった。
 今回は48年間にわたる異文化圏の漂流人生を一冊にまとめた。宮西氏は「若いころは誰もが自分の人生について悩み、苦しみますが、人生の回り道は決してムダではなく、生き方を見つけるうえでとても大事なことであり、若い人たちが異世界に飛び込み、世界を知り、仲間と出会い、文化を超えた共通性を見つける一助になれば幸いです」と話している。
 本は文芸社から1600円(税別)で販売中。アマゾン等で購入できる。
http://www.hidakashimpo.co.jp/news1/2019/04/精神科医の宮西氏が異文化圏漂流記を刊行.html

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幻想的に舞うホタルの光 阿里山で見ごろ/台湾

2019-04-04 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾2019/04/03 11:42

(嘉義 3日 中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山でホタルが見ごろを迎えている。同山ではそれに合わせて現地の特色を取り入れたさまざまな観賞イベントを実施。暗闇を幻想的に舞うホタルの光を人々に楽しんでもらう。
阿里山公路沿いにある「土匪山生態園区」では5日から来月4日までの毎週土曜と日曜、お茶を飲みながらホタルを観賞するイベントを開催。現地の自然や文化を紹介するガイドツアーも行う。阿里山にある台湾原住民(先住民)ツォウ族の集落「里佳」では13日と14日、ホタルのガイドツアーのほか、ツォウ族の文化体験も実施される。
阿里山国家風景区管理処によれば、管轄区域内には42種のホタルが生息。季節によって見られる種は異なり、この季節は前胸がオレンジ色の台湾固有種「タイワンボタル」などが姿を見せるという。
(江俊亮/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201904030002.aspx

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グリーンランドが独立する? 温暖化の効果、思わぬ形で

2019-04-04 | 先住民族関連
グローブ4/3(水) 12:01配信
解ける氷河、宝に手が届く
日本の約6倍の巨大な島に5万6000人が暮らすグリーンランド。デンマークの自治領のこの島は、地球温暖化のおかげで独立する最初の国になるかもしれない。
今年1月、米学術誌に「グリーンランドの氷がこれまでよりはるかに速いスピードで解けている」との論文が掲載されたが、島では氷河が解けることで地下資源の開発が進み、これまでになかった資金が回り始めている。(石井徹、写真も)
【写真で見る】氷が解けゆくグリーンランド
「鉱物に金属、宝石……。島には様々な地下資源が眠っています。私たちは、レアアースの採掘を計画しているんです」。鉱物資源開発会社「グリーンランドミネラルズ」の現地責任者ヨハネス・キェッドは自信ありげに話した。会社は2007年の創業以来、島の南端近くの鉱山で資源調査や試掘を続け、4年後の本格操業を目指している。
グリーンランドは島のあちこちで鉱物資源開発が進む「自然資源の最後のフロンティア」。なかでも最北端の亜鉛鉱山は世界で6番目の生産量が期待される。自治政府の鉱物資源相エリック・イエンセンは「温暖化で氷河が後退して氷が薄くなったおかげで、鉱物資源の開発がしやすくなったのは確かだ」と認める。
18世紀から200年以上にわたってデンマークから植民地支配を受けてきたグリーンランド。1979年に自治政府が発足し、自治権を拡大してきたものの、外交や安全保障などの権限はいまもデンマークが握る。先住民族が9割を占める島民の独立への思いは強く、議会にはすでに反対派はいない。ネックになってきたのは、独立することでデンマークからの補助金がなくなることだ。
そこに、温暖化という追い風が吹いた。
鉱物資源が主要産業に急成長しただけでなく、輸出の9割を占める水産業も好調に。17年のタラ漁獲高は13年の2倍以上だった。最近では、マグロが揚がったというニュースが現地の人を驚かせた。
冬場は海氷の上を犬ぞりで移動してアザラシを狩り、オヒョウを釣る生活は、氷が薄くなり、冬場も船で漁をするようになって大きく変わったという。水産大臣も務めた元漁師のハンス・イバーセン(78)は「海が温かくなったおかげで、南の魚種が北上して捕れるようになった」と話す。
中国資本の進出、ここにも
世界遺産の氷山が浮かぶディスコ湾が冬も凍らなくなったことで、観光客数も伸びている。
沿岸の街イルリサットには季節を問わず、遊覧船で氷山観光をする人たちが世界中から集まるようになった。
財源が増えるなかで、10年前には自治政府予算の3分の2を占めていた補助金の割合は3分の1にまで減り、経済的な自立が見えてきた。一方で、一時は島中が沸き立った石油資源開発は、石油価格の変動のなかで頓挫。地下資源開発も波が大きく、独立に向けた期待と不安が入り交じる。
そんな島で、にわかに存在感を見せているのが「一帯一路」構想の延長で北極海開発を目指す中国だ。中国資本が島の主要産業に相次いで出資。「グリーンランドミネラルズ」の筆頭株主も中国企業だ。さらに今、島内の空港整備計画をめぐってデンマークと米国を巻き込む騒動が起きている。
広大な島では、都市間を行き来する飛行機は「日常の足」。だが、島内のほとんどの空港は滑走路が短く、40席足らずのプロペラ機しか飛べない。経済成長で需要も増えるなか、中心都市ヌークやイルリサットなど3カ所にジェット機も就航できる滑走路をつくる計画が持ち上がった。総工費36億デンマーククローネ(約600億円)は、島にとっては巨額だ。
そこに中国が出てきた。入札に参加する企業の候補6社に中国のインフラ大手「中国交通建設」が残ると、デンマーク政府は急遽1億ドル余りを自ら出資すると言い出した。島内に米空軍基地を抱えることから安全保障面で問題視し、米国の警戒にも配慮したとみられる。この受け入れをめぐって政権与党は分裂し、議会は混乱。政府が最終的に受け入れを決めたため、今回は中国と距離を置く形で落ち着きそうだ。
それでも、財務大臣のヴィットス・クヤゥキッチョックは、したたかだ。「中国の脅威や安全保障上の問題については理解している。でも、私たちには投資が必要で、お金に色がついているわけでもない。ほかの国とも話しているし、バランスは取っているよ」
温暖化が進む北極圏で繰り広げられる「パワーゲーム」と、その波に乗って悲願の独立を成し遂げようとする人たち。その一方で、専門家が「グリーンランドの氷がすべて失われると、世界の海面は約7メートル上昇する」と指摘するように、海抜の低いバングラデシュや太平洋の島々の人たちの将来は、この島の氷がどうなるかにかかっている。
朝日新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00010000-globeplus-int

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