先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

分身ロボでウポポイ見学 ANA開発、札幌で体験会

2020-02-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/14 05:00
 ANAホールディングス(HD)は13日、遠隔操作できるアバターと呼ばれる技術を搭載した同社開発の分身ロボットを使い、離れた場所でも、胆振管内白老町に4月に開設される民族共生象徴空間(ウポポイ)を訪れた感覚が味わえる体験会を札幌市内で開いた。
 分身ロボットは「ニューミー」という名称で、高さ約1・5メートル。遠隔地でパソコンを操作するとロボットの頭部に付けられた画面に顔が映り、周囲の人と会話したり、行きたい方向に自在に動かしたりできる。
 体験会ではロボットがウポポイにいるスタッフに案内されながら施設内を移動。パソコンの画面には展示室や伝統的なコタン(集落)を再現したエリアが映し出された。
 ANAHDアバター準備室の深堀昂ディレクターは「日本中どこからでも使うことができ、身体的な制約があって来場できない方も利用できるようにハードルを下げていきたい」と話していた。(生田憲)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392948

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アイヌ伝統酒カクテルに 札幌の専門学校で競技会 最優秀賞はウポポイで販売

2020-02-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/14 05:00
 アイヌ民族の伝統酒を再現した「カムイトノト(神の酒)」による創作カクテルの競技会が13日、札幌市中央区の札幌観光ブライダル・製菓専門学校で開かれた。予選を勝ち抜いた学生12人が味や見た目、所作などを競った。
 競技会は4年目で、アイヌ伝統の濁り酒を使ったカクテルがテーマ。濁り酒は田中酒造(小樽)が胆振管内白老町のアイヌ民族博物館(当時)と共同で2015年に開発した。穀物のヒエを主原料とし、独特のコクと酸味が特徴だ。
 ホテル学科2年の女性8人、男性4人は、ステージで考案したカクテルを作り、プロのバーテンダーらが審査した。祖母が好きだったという歌謡曲「黒百合の歌」をモチーフに、アイヌ語で黒百合を意味する「アンラコロ」というカクテルを作った小川千晴さんが最優秀賞に選ばれた。
 最優秀賞のカクテルは、白老町で4月に開業するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の飲食店で販売される。小川さんは「花をイメージし、この酒の濃厚な香りを生かした作品にした。味わってもらえるなんてうれしい」と喜んだ。(内山岳志)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392919

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ウポポイ経由バス 1日26便運行 白老町、駅発着は20便

2020-02-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/14 05:00
 【白老】町は13日、4月24日に開業するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」とJR白老駅などを結ぶ循環型の「町交流促進バス」の路線とダイヤ案を、町地域公共交通活性化協議会で示した。JR白老駅とウポポイを結ぶ20便と、ウポポイ発着で町内の飲食店などを周遊する6便の1日計26便を、4月24日から運行する。
 交流促進バスは定員36人のバス2台で3系統運行する。白老駅発着の「市街地循環便」は、白老駅とウポポイや町のインフォメーションセンター間を循環し、観光客を白老駅からウポポイや町中心部に誘導する。
 「社台・市街地便」は、ウポポイから仙台藩白老元陣屋資料館(町陣屋町)や町社台、石山の飲食店などに向かい、ウポポイ見学後の観光客が町内の他の施設を周遊できるルートになっている。町内の多くの飲食店が休業する水曜日は、社台と市街地のみの短いルートで、1日5便運行する。
 運賃は大人100円、小中学生50円で、ウポポイが閉園する月曜日はいずれも運休する。
 また町は、予約運行する町民向けの「デマンドバス」の利用対象地域を、現在の町萩野と北吉原の一部地域から、社台、石山、竹浦、虎杖浜の一部地域にも拡大。定員10人のワゴン車を1台から4台に増やして1日最大8便運行する。(金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392916

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古瀬駅の最後 見届けて 白糠町が3月13日イベント 記念バッグなど配布

2020-02-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞 02/14 05:00
 【白糠】JR北海道が3月14日のダイヤ改正に合わせ、町内にある根室線・古瀬駅を廃止することを受け、町は最終営業日の3月13日、「さよならイベント&セレモニー」を同駅で開く。町は「地域の発展を支えてくれた古瀬駅の最後を感謝の気持ちで見届けたい」と参加を呼びかけている。
 「さよならイベント」は午後1時~3時半に行われ、白糠アイヌ協会がデザインしたアイヌ文様入りのトートバッグが先着500人に配布されるほか、立ち食いそばとうどんが先着200人に提供される。ともに無料。2000年に道内の「道の駅弁」第1号に認定された「この豚丼」の特製弁当も限定100食販売される。
 「さよならセレモニー」は午後2時から開催。白糠吹奏楽団による「蛍の光」の演奏とともに、同2時58分発の帯広行きと釧路行きの普通列車を参加者全員で見送る。
 JR北海道によると、古瀬駅は1954年に乗降を扱う信号場として開設され、87年に駅となった。古瀬駅は開駅以来、無人駅で、過去5年間の1日の平均乗車人員が2人以下と利用が少ないことから、同社が廃止を決めた。
 イベント&セレモニー当日は、駅前に駐車場がないため、町は古瀬駅と白糠駅を結ぶ無料送迎バスを運行する。白糠駅前バスターミナル発は、午後0時半、同1時半、同3時15分の計3便。古瀬駅発は同1時50分、同3時40分の計2便。問い合わせは町町民サービス課(電)01547・2・2171へ。(長堀笙乃)
https://news.yahoo.co.jp/

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〝金カム〟ヒットでアイヌ工房に起きたこと 1千万部超の漫画「文化の入門書に」

2020-02-14 | アイヌ民族関連
47NEWS 2/13(木) 10:32配信
漫画「ゴールデンカムイ」の人気が続いている。明治期の北海道を舞台に埋蔵金伝説を追う男らとアイヌの冒険を描いた物語は、さまざまな思惑から敵、味方が入れ替わり、常に驚きが待っている。構成の面白さだけでなく、アイヌの伝統的な狩猟や料理、アイヌ語の解説など知識欲も満たしてくれる。作品は多くのファンをつかみ、〝金カム〟の愛称で親しまれる。単行本の累計発行部数は1千万部を超えた。影響は漫画の枠を超えて広がっている。(共同通信=石嶋大裕)
 作者の野田サトルさんが取材で訪れた北海道平取町二風谷地区。アイヌ民族の血を引く人が多いこの地域は、アイヌ民芸店や博物館、伝統的なかやぶき家屋「チセ」を再現した集落「コタン」などが密集している。文化にじかに触れることができ、金カムファンも多く訪れているという。
 その一角にある「北の工房 つとむ」の店主貝沢徹(かいざわ・とおる)さん(61)は、野田さんから注文を受けたある工芸品が漫画に描かれた。出会いをこう振り返る。
 「突然だったよ」。2016年6月のある日の昼下がりのことだ。木彫りのお盆やクマの置物など、貝沢さんの作品が並ぶ工房の窓の外。ふと見ると一台のタクシーが駐車場に止まり、中肉中背の男性が降りてきた。野球帽にリュック姿。入ってくると店内をぐるりと見回す。観光客かな? いつもの接客のつもりで話し掛けた。
 「どちらから来たの? 何してる方?」
 気さくな貝沢さんに野田さんは答える。
 「東京です。漫画を描いてます」
 漫画と聞いて思い出したのは最近流行しているというゴールデンカムイのことだ。
 「へー。漫画家って大変なんでしょ。今アイヌを題材にした漫画があるみたいだね」
 「実は僕の漫画なんです。命を削って描いてます」
 「そのときは読んでいなかったんだよね」と明かす貝沢さん。野田さんの印象は「漫画家には見えなかったけど…」。「僕は木は削るけど、命は削るほどじゃない。すごい覚悟だと思ったね」
 それから野田さんは二風谷に何度か足を運んでいるという。貝沢さんも連絡を取り合っており、工房は、あれからすっかり〝ゴールデンカムイ色〟が強まった。
 多数の受賞歴がある貝沢さんの作品に負けない存在感を示すのは、ゴールデンカムイのグッズコーナーだ。主人公の元陸軍兵「杉元佐一(すぎもと・さいち)」とアイヌの少女「アシリパ」がカラーで直筆された色紙、サイン入り単行本、作者の野田サトルさんから届いた手紙の数々。ゆかりの品が木製の棚にずらりと陳列されている。
 こう書かれた手紙がある。
 「作っていただいたマキリを漫画に描くことができました」
 マキリは、あの日、野田さんが注文した工芸品だ。サケの解体や彫り物などに幅広く使われるアイヌ伝統の小刀。木製のさやに彫られた文様が特徴になっている。「ほら、これ」。貝沢さんが棚からおもむろに取り出したのは、登場人物「キロランケ」のマキリだ。単行本第7巻の表紙に大きく描かれた。
 漫画に取り上げられた影響は? 「想像もしなかったけど、すごい効果だよ」。貝沢さんは笑顔を見せる。
 一番の変化は客層だ。これまでは中高年の観光客が立ち寄る程度だったが、グッズコーナーの〝お宝〟を目当てに訪ねてくるファンは、若い女性が中心だ。コスプレをしてくる人も少なくない。
 マキリも売れている。制作に半月かかり、1本10万~15万円もする品だが、登場人物が使うものと同じ文様の購入が相次いでいる。
 「アシリパのマキリをください」「キロランケのを」。年に2、3本だった注文数は5倍以上に。受け取りは1年待ちという人気ぶりだ。沖縄や米国など遠方からも訪れ、自作のマキリを見せに来る人もいる。「読者が文化に触れるためにわざわざ来てくれる」と影響を実感している。
 貝沢さんはゴールデンカムイを好意的に捉えているアイヌの一人。「虐げられたさみしいアイヌじゃなくて、北の大地で生き生きと生きる姿を描いている。和人(アイヌ以外の日本人)とも対等だよね」。漫画に期待している役割は、未来を担う若者がアイヌと出会う入門書だ。
 ▽一口メモ
 ゴールデンカムイ 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で2014年から連載中。マンガ大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞などを受賞した。18年にアニメ化し1~2期が放送され、3期も制作決定している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200213-00000002-yonnana-soci
ANAトラベラーズ  まだ見ぬ日本のその先へ、旅の好奇心はとまらない ~「日本を旅しよう 上質な旅VOL.5」発売開始!~
時事通信2月14日(金)
ANAセールス株式会社(代表取締役社長:宮川純一郎、本社:東京都中央区)は、本日より国内旅行「日本を旅しよう 上質な旅 VOL.5」を発売いたします。今しか見ることができない景色、希少な乗り物や食べ物、体験、好奇心を満たす周遊型6コースと、上質な宿に宿泊する滞在型6コースの計12コースを設定いたしました。
<周遊型コースの商品トピック>
◆【NEW】 世界遺産「知床」、幻の橋「タウシュベツ川橋梁」、アイヌ文化にふれる知床・十勝・白老4日間(出発日:6月14日、24日、30日、7月9日)
世界自然遺産「知床」で、知床五湖(1湖木道)散策やネイチャークルーズなど大自然を満喫。また、先住民族アイヌの歴史・文化を学べる「ウポポイ(民族共生象徴空間)」や旧国鉄士幌線としてかつて木材を運ぶ鉄路として使われていた「タウシュベツ川橋梁」がご覧いただけるタウシュベツ展望台へご案内します。初夏の北海道の絶景と歴史と文化を体感するコースとなります。
◆【NEW】 世界遺産 白川郷・五箇山の合掌造り集落と和倉温泉・金沢をめぐる周遊の旅3日間(出発日:5月8日、11日、6月1日、15日、7月4日)
世界遺産 白川郷や兼六園、国宝・瑞龍寺などの観光名所を巡ります。1日目の五箇山相倉では合掌造りの宿を1棟貸切でご宿泊。2日目の鋳物製作体験では、高岡銅器の伝統と職人の志を五感でお楽しみいただけます。懐かしい日本の原風景、昔ながらの生活が息づく山間集落と伝統的な文化が体感できるコースとなります。
◆プライベートガイドと行く 白神・奥入瀬トレッキングと北東北の旅3日間(出発日:7月1日、3日、4日、6日、8日、9日、12日、13日、15日、16日)
プライベートガイドが案内する白神山地、奥入瀬トレッキング、青池ガイドウォーク。自分のペースでゆったりと安心してトレッキングが楽しめます。トレッキング以外にも、日本海が眼前に広がる絶景露天風呂が有名な秘湯「不老ふ死温泉」、弘前城や禅林街、明治・大正期のハイカラな洋風建築など、見どころ満載の弘前市内の自由散策を観光タクシーでゆったり安心して観光いただけるコースとなります。
◆ジャパンエコトラックを歩く 熊野古道・伊勢路と熊野三山・お伊勢参り4日間(出発日:5月24日、6月1日、14日、7月1日、5日)
世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道の地、「熊野古道、熊野三山、高野山」を巡り、お伊勢さん観光案内人同行で伊勢神宮を参拝いたします。熊野古道 伊勢路では、ジャパンエコトラック(注1)登録ルートの一部である「松本峠」をプロのガイドとともに歩き、伊勢と熊野を結ぶ旅をお楽しみいただけるコースとなります。
注1:ジャパンエコトラックとは、トレッキング・カヤック・自転車といった人力による移動手段で、日本各地の豊かで多様な自然を体感し、地域の歴史や文化、人々との交流を楽しみながら旅をする、新しい旅のスタイルです。
◆「屋久島」の神秘にふれ 緑あふれる大自然を感じる旅3・4日間(出発日:6月3日、7日、10日、14日、17日、21日、24日、28日、7月1日)
初日はウミガメの産卵で有名な栗生浜のナイトツアーから始まり、中日はトレッキングコース・観光コース・ホテル滞在コースから、お好きなコースを選択いただけます。また、トレッキングコースでは公認ガイドが白谷雲水峡や縄文杉トレッキングに同行します。緑あふれる屋久島の大自然を満喫いただけるコースとなります。
◆ドラマティックな日食観測と星空観賞 八重山の自然と文化を楽しむ4日間(出発日:6月19日、20日)
大規模な日食を日本で観測できるのは2012年の金環日食以来8年ぶり。天体観測の専門家が説明いたします。また、世界でも高い評価を受けている石垣島の星空を専門ガイドがご案内します。なかなか見ることができない天体ショーと満天の星空をお楽しみください。その他にも西表島・由布島・竹富島の3島巡りや石垣島の定番観光に加え、夕食では郷土料理とともに歌三線をお楽しみいただけます。八重山の自然と文化を堪能いただけるコースとなります。
滞在型コースは、往復の航空券と上質なホテルや旅館にお泊りいただくプランで、北海道・九州・沖縄・四国 計6コースをご用意しており、コースによって送迎タクシーや観光タクシーが付いています(一部コース除く)。いつもより優雅に贅沢なひとときをお過ごしください。
予約方法:ANAウェブサイトもしくはANAトラベラーズ国内ツアーデスク 0570-022-860
注意事項:コースにより出発地が異なります。各コースの詳細は以下をご覧ください。
URL:https://www.ana.co.jp/ja/jp/domtour/theme/recommend/luxetravel/
ANAトラベラーズは、お客様に寄り添い、これまで培ってきた「安心と信頼の品質」に更に磨きをかけ、今後もお客様にとって価値ある商品やサービスをご提案してまいります。
企業プレスリリース詳細へ (2020/02/13-15:45)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000133.000029572&g=prt

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イスラム教徒数、世界一 インドネシアでもロヒンギャ苦境

2020-02-14 | 先住民族関連
東京新聞 2020年2月12日 夕刊
 ミャンマーでの迫害を逃れ、インドネシアで暮らすイスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民らがいる。その一人で、権利保護を求めて活動するモハマド・ジョナイドさん(26)。インドネシアはイスラム教徒の人口が世界一多い国だが、難民らは苦境に置かれていると訴える。  (インドネシア中部スラウェシ島マカッサルで、北川成史)
 古くから海洋貿易で栄えた港湾都市マカッサル。住宅地の一角に国際移住機関(IOM)が管理する二階建ての居住施設があった。
 十三平方メートルほどの小さな部屋が七十六。アジアやアフリカの紛争国からの難民約百三十人が暮らす。一割をジョナイドさんらロヒンギャが占める。
 ジョナイドさんはミャンマー西部ラカイン州出身。大学生だった二〇一二年、同州でロヒンギャと仏教徒少数民族の衝突が起きた。息子の将来を案じた両親が約三十万円相当で依頼したブローカーの手引きでオーストラリアに向かったが、密航船で移動中、インドネシア当局に拘束された。
 インドネシアには国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に登録した難民が約一万四千人いる。ただ、同国は難民条約未加盟で、国際機関などの支援での居住は認めても、法的な地位は与えない。ジョナイドさんらは就労や夜間の外出を禁じられている。
 「まるで監獄だ」。ジョナイドさんは顔を曇らせる。一二~一四年、約一万人のロヒンギャがインドネシアに逃れたが、マレーシアなどに再び渡る人が相次ぎ、今いるのは千人程度だという。残っても心身に不調を来す難民は多く、ジョナイドさんが知る限り、一三年以降、四人のロヒンギャ難民が若くして病死した。
 ジョナイドさんらオーストラリアを目指した難民にとって、同国が海を渡る難民の受け入れを厳格化したことも頭を悩ませている。
 一九年八~十月、ジョナイドさんらはマカッサルなど複数都市でデモを実施。UNHCRやインドネシア政府に難民の人権尊重に取り組むよう訴え、オーストラリア政府に難民政策の緩和を求めた。
 ジョナイドさんが離れた後もミャンマーではロヒンギャ迫害が続き、一七年八月以降、七十万人以上がバングラデシュに避難した。
 現在、ジョナイドさんは支援者を通じ、難民に比較的寛容なカナダでの定住を模索している。
 「市民権を得て外交官になり、難民たちを助けたい」。希望を込めた言葉の中に、ロヒンギャらが安住の地を見いだせない現状への憤りがにじんだ。
◆無国籍状態 迫害や難民、度々発生
 仏教徒が9割のミャンマーで、イスラム教徒少数民族ロヒンギャは主に西部ラカイン州の北部に居住。ロヒンギャの人口は州全体の3分の1の約100万人とされる。
 同国の国籍法は19世紀に英国の植民地化が進む前からいる先住民族に国籍を与える。ロヒンギャは自分たちを同州地域に根差す先住民族だと主張するが、政府は認めていない。多くが隣国バングラデシュからの不法移民扱いされ、無国籍状態に置かれて移動などの自由がない。迫害や難民も度々発生している。
 同州で2012年、仏教徒少数民族ラカインの女性をロヒンギャが殺害したとされる事件を契機に両民族が衝突。10万人以上のロヒンギャが家を追われた。17年8月には、同州でロヒンギャの武装勢力と治安部隊が衝突。治安部隊の掃討作戦で殺害やレイプが起き、70万人以上がバングラデシュに避難している。
 掃討作戦はロヒンギャへのジェノサイド(民族大量虐殺)に当たるとして、ミャンマー政府はオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)に提訴された。ジェノサイドなどを犯した個人を裁くハーグの国際刑事裁判所(ICC)も捜査開始を決めている。
 アウン・サン・スー・チー国家顧問はICJの口頭弁論で、ジェノサイドを否定したが、国際的な立場は厳しさを増している。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202002/CK2020021202000231.html

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札幌から“瞬間移動”で「ウポポイ」へ 北海道(北海道)

2020-02-14 | アイヌ民族関連
STV 2/13(木) 18:03配信
北海道白老町にオープンする民族共生象徴空間「ウポポイ」、4月のオープンまでまもなくとなりましたが札幌ではそのウポポイへ「瞬間移動」できるという体験会が開かれました。
スクリーンに映っているのはウポポイの内部です。札幌で公開された体験会の様子です。ウポポイにいるロボットを遠隔操作することで「瞬間移動」したかのように自由に見学ができます。現地のスタッフに、案内してもらうこともできるそうです。この体験会はアイヌ文化に興味を持つきっかけになればと航空会社のANAが開きました。ANAでは今後もウポポイの集客に貢献したいとしています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200213-00000279-stv-hok

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「香りがプ~ン」道民なじみのポテチは”鮭とば味”観光客にも愛される珍味風味が新登場

2020-02-14 | アイヌ民族関連
UHB 2/13(木) 20:40配信
 北海道民に馴染みのある味をポテトチップスで再現。3年目を迎えたプロジェクトでまた新たな味がお目見えしました。
 今回は、海産物を使ったあの珍味がポテチになりました。
 大手菓子メーカーカルビーが2017年度から始めたご当地ポテトチップス。これまで山わさび、じゃがバター、ザンギなど道産子おなじみの味が登場し、話題となってきました。
 今回は、豚丼や行者ニンニクなどのアイディアが寄せられた中で、道産子にも観光客にも愛される北海道を代表する珍味「鮭とば」味に決定しました。さっそく北海道の職員が試食です。
 試食した北海道職員:「サケの香りがプーンとして、(まさに)鮭とばです」
 スモークされた鮭とばの風味が食べる人をひきつけます。商品開発にあたった担当者は。
 カルビー マーケティング本部 御澤健一 課長:「鮭とばの特徴としてしょっぱさと薫製の香りがあるが、そこだけ再現すると食べにくいので、少しマイルドな味に工夫した」
 パッケージには、4月に白老町にオープンするウポポイも。「トゥパ」と呼んで保存食として親しんでいたアイヌ民族との融合も思わせるテーマです。
 鮭とば味のポテトチップスは、2月17日から北海道内のスーパーやコンビニなどで販売されます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200213-00000011-hokkaibunv-hok

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