北海道新聞 02/22 20:01
国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年に消滅の危機にあると報告した日本の八つの言語・方言の継承を目指し、専門家らが集まる2019年度の集会「危機的な状況にある言語・方言サミット」が22日、鹿児島県・奄美大島(奄美市)で始まった。島唄などの歌唱を通じて言語や方言を伝承することが提案された。23日まで。
基調講演した島唄研究家の小川学夫・鹿児島純心女子短期大(鹿児島市)名誉教授は、島唄の歌詞に登場する奄美地方の代表的な方言を解説。島唄を歌い、方言の伝承につなげることを提唱した。
島唄の唄者前山真吾さん(36)=奄美市=も「唄を通して言葉を守らないといけない」と語り、島唄を活用した方言の伝承に意欲を示した。
また、消滅の危機にあるとされたアイヌ語などの言語・方言や、東日本大震災による人口流出で消滅が懸念されている青森県の一部の方言を聞き比べる催しもあった。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/395853
国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年に消滅の危機にあると報告した日本の八つの言語・方言の継承を目指し、専門家らが集まる2019年度の集会「危機的な状況にある言語・方言サミット」が22日、鹿児島県・奄美大島(奄美市)で始まった。島唄などの歌唱を通じて言語や方言を伝承することが提案された。23日まで。
基調講演した島唄研究家の小川学夫・鹿児島純心女子短期大(鹿児島市)名誉教授は、島唄の歌詞に登場する奄美地方の代表的な方言を解説。島唄を歌い、方言の伝承につなげることを提唱した。
島唄の唄者前山真吾さん(36)=奄美市=も「唄を通して言葉を守らないといけない」と語り、島唄を活用した方言の伝承に意欲を示した。
また、消滅の危機にあるとされたアイヌ語などの言語・方言や、東日本大震災による人口流出で消滅が懸念されている青森県の一部の方言を聞き比べる催しもあった。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/395853