先住民族関連ニュース

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無許可でサケ捕獲疑い アイヌ男性を書類送検

2020-02-27 | アイヌ民族関連
東京新聞 2020年2月26日 夕刊
 北海道警は、紋別市の河川で北海道の許可を得ずサケを捕獲したとして、道内水面漁業調整規則違反などの疑いで、アイヌ民族の畠山敏さん(78)ら二人を書類送検した。
 関係者によると、畠山さんらは共謀して昨年八月三十一日~九月一日、市内の川で網を使って、アイヌの伝統儀式で供えるためのサケを捕獲した疑いがある。道職員が捕獲を制止しようとしたが、畠山さんは「漁をするかは(先住民族の)自己決定権だ」として応じなかった。
 道は水産資源保護法違反と道内水面漁業調整規則違反容疑で道警に告発していた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020022602000268.html

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アイヌ文化の継承・創造発展の拠点となる施設「ウポポイ」のオープンを記念した切手セットが発売

2020-02-27 | アイヌ民族関連
エキサイトニュース2020年2月26日 09:25

4月24日(金)、北海道白老町(しらおいちょう)ポロト湖畔に、アイヌ文化復興・創造の拠点となるナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」がオープンします。
この「ウポポイ」のオープンを記念して、日本郵便から特殊切手「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が発売されることになりました。
「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味しますが、発売される特殊切手のデザインには、アイヌの伝統的な暮らしにちなんだものが描かれています。
マキリ(小刀)
アイヌ文様を彫り込んだ小刀です。動物を解体する、魚をさばく、裁縫をする、木彫品を作るなど多目的に使われ、男女ともに、いつも腰から佩緒(はきお)で提げていました。
イタ(盆)
木製のお盆で、アイヌ文様が彫刻されています。お盆は、食べ物を盛りつける食器のひとつとして使われました。文様は対称的に配置されたものが多く残っています。
ムックリ(口琴)
マウスハープに属するアイヌの伝統的な楽器です。紐を引いて弁を振動させ、口のなかに反響させることによって音を出します。
エムㇱ(刀)とエムㇱアッ(刀帯)
エムㇱは宝刀で、エムㇱアッはアイヌの男性が儀礼の際に、刀を盛装として身につけるための帯のことです。儀礼のほかに、刀を壁や祭壇に掛ける時にも使われました。
アットゥㇱ(樹皮衣)
アイヌの人たちの伝統的な衣装です。オヒョウやシナノキなどの繊維から作った糸を織って布をつくり、それを仕立てて伝統的な文様の刺繍などを入れました。
タマサイ(首飾り)
日本本土や沿海州方面との交易で手に入れたガラス玉を多数貫いた首飾りです。中央部には「シトキ」と呼ばれる金属板が取り付けられる。母から娘へ、女系で伝えられる財産です。
トンコリ(五弦琴)
樺太(サハリン)や北海道の北部に伝承された長さ 1m前後の弦楽器です。5 つの弦が張られていて、この弦をはじくことで曲を奏でます。
アイヌ古式舞踊
UNESCO 世界無形文化遺産に登録されています。踊りには、キツネやタンチョウなど生き物の姿をまねた踊り、悪い神を威嚇する呪術的な踊り、それにお盆や棒を使ったゲームの要素を盛った踊りなど、多くの踊りがあります。切手のデザインは「サロルンチカプリムセ(鶴の舞)」です。
イクパスイ(捧酒箸)とトゥキ(杯)
カムイ(神)に祈りを捧げる際に使います。トゥキは漆器で、このなかにはお酒が注がれます。イクパスイはさまざまな彫刻が入ったヘラ状の儀式用具で、この先端にお酒を付けて祈りをささげるとお酒とともにカムイのもとに祈り言葉が届くと考えられていました。
ルウンペ(木綿衣)
本州などから入ってきた木綿で作られた衣装で、細く切った色布を貼り付け、刺繍を施しています。おもに北海道の南の地域でつくられました。
84 円郵便切手10枚セットの1シート単位(840円)での発売となり、シートにはウポポイの完成イメージ図が描かれています。
特殊切手「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は年 4 月 21 日(火)から全国の郵便局や郵便局のネットショップなどで発売されます。
ウポポイ(民族共生象徴空間)
ウポポイ(民族共生象徴空間)
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan
https://www.excite.co.jp/news/article/Japaaan_114233/

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<ちとせ冬ザケ考>2 伝統漁復活 巧みに操る漁具「マレク」

2020-02-27 | アイヌ民族関連

北海道新聞 02/27 05:00

昨冬にマレクで捕らえ、寒干しした冬ザケの大物。新年儀式「アシリパノミ」で=2019年1月13日、千歳市蘭越生活館(中川大介撮影)☆マレクのク、アシリパノミのリは小さい字
 「バシャッ!」
 水音が静寂を破る。アイヌ伝統漁具「マレク」(かぎもり)の先端で、サケが身をくねらせた。昨年12月28日、千歳市蘭越地区の千歳川上流部。千歳アイヌ協会が技術継承のため昨冬復活させた本流での冬ザケ漁が、今冬も始まった。
 秋サケの捕獲が終わった後の同月15日から、150匹の捕獲許可を道から受け、協会の若手らが1月末までで42匹を捕獲。寒干しし、オハウ(汁物)の具材やトバにしている。
 「野生の命を相手にしていることを実感する」。千歳アイヌ文化伝承保存会事務局長の佐々木翔太(26)は言う。
■交易が中心に
 冬ザケは大半が自然産卵で生まれる野生魚だ。寒気に耐えて本流に立ち、もりの届く範囲に魚影が寄るのを待つ―。秋の儀式で、ふ化放流の魚が大半の「秋サケ」を水路に放して行う漁とは手応えが異なる、という。先祖がそうしたように、野生の命と向き合う時間は「受け継ぐべきもの」を若者たちに感じさせる。
 協会が漁を行う一帯には「オセッコ(入り口の広い沢)」というアイヌ語地名がある。17世紀以降の江戸時代、「シコツ十六場所」と呼ばれた石狩、胆振地方の「商い場所」の一つだ。
 商い場所とは、蝦夷地(えぞち)の産物を持ち寄るアイヌ民族と、米や衣類などを持ち込む和人の交易拠点。松前藩が設定して家臣に与え、やがて商人が運営を請け負った。この「場所請負制」の下、アイヌ民族は自由な交易を制限され、交換比率を切り下げられ、労働力として酷使され困窮してゆく。
 アイヌ史を研究する札大教授、瀬川拓郎(62)によれば、アイヌ民族の生活は10世紀から顕著に変わっていた。「植物や魚介、シカなど多様な資源を利用する縄文以来の暮らしから、交易物資の大量獲得を目指す生活へ。和人が矢羽根の材料として珍重したワシの尾羽などを求め、アイヌは千島列島やサハリンにも進出した」と瀬川は語る。
 オセッコをはじめ千歳川流域の主産物は、塩を使わずに寒干しした「干(から)ザケ」だ。産卵に戻った魚を効率的に捕獲でき、脂が抜けていて長期保存に適した。交易への傾斜を強め、サケが常食になっていったゆえに、近世以降のアイヌ民族は場所請負制、そして明治政府による川ザケの禁漁措置で過酷な状況に追い込まれた。
 河川でのサケ漁は今も禁じられ、アイヌ伝統漁の許可は特例措置だ。昨年5月施行されたアイヌ施策推進法も漁業権は認めていない。千歳アイヌ協会は当面、道の許可を得ながら冬ザケ漁を続ける構えだが、会員には「将来は権利の回復を」との思いもくすぶる。
■分かち合いへ
 千歳市の姉妹都市アンカレジ市のある米アラスカ州には、漁業者、先住民、釣り人が河川環境を守りながら自然産卵するサケの資源を分かち合う枠組みがある。日本でそんな仕組みを作るなら、千歳川の冬ザケは「分かち合い」の対象となり得る存在かもしれない。
 遡上(そじょう)数の正確な把握、漁獲が資源に及ぼす影響、産卵環境を守る方法など、考えるべき点は幾つもあるが、佐々木はこう語る。「サケの再生に影響を及ぼさない漁の仕方を考えたい。自然と共存するのがアイヌなら、模索を続けねば」(敬称略)
☆マレクのクは小さい字
■<インタビュー 冬ザケを考える>2 佐々木翔太さん(26)=千歳アイヌ文化伝承保存会事務局長 狩猟や生活の技術 伝承したい
 千歳川の本流に入って昨冬、今冬とアイヌ伝統漁具の「マレク」(かぎもり)でサケを捕った経験から、サケが自分の中で特別な生き物になってきたように感じています。
 マレク漁は魚を追う漁ではありません。流れに静かに立ち、もりの届く範囲に来るのを待ちます。追っては捕れない。そう聞いていたのですが、冬ザケの遡上(そじょう)が少ない今冬、それを実感しました。「捕れる」と思っているうちは捕れません。マレクを持つ人の心をカムイ(神)は見ています。
 秋の「アシリチェプノミ」(サケの遡上を迎える儀式)で、網で仕切った水路にサケを放って捕るのとは異なる体験でした。思いも、必要な技術も違った。本流の漁は「捕れて当たり前」ではない。自分は野生の命を相手にしている。そんな手応えがありました。
 同時に、自然への対し方が身についていないことも思い知らされました。
 冬の漁で、私たちはマレクを持って川に立ち込んでいます。サケの産卵床を踏まないよう注意していますが、チプ(丸木舟)に乗ってするなら産卵床を傷つけません。アイヌは本来、そのように自然と共存してきたのです。でも確かな操船の技術がないと、細長く回転しやすいチプで流れの強い本流を漕ぎながら漁はできない。自分にはまだその自信がありません。
 でも冬漁は続けたい。ふ化場生まれの秋サケよりも、野生魚である冬ザケを捕りたい。サケの再生に影響を及ぼさない漁の仕方を考えながら。漁場とした上流部の「オセッコ」は安全だし、サケがたまるから選びました。そこが江戸時代もサケの漁場や交易場所だったことに縁を感じます。
 ふた冬続けましたが、まだマレク漁を「復活させた」という実感はありません。深いところまで復活しきれていない。自然に対する思い、チプの操船技術、トバの加工の仕方―。試行錯誤していますが、時間がかかっても技術を身につけ、下の世代に継承したい。
 これまで自分の文化伝承は舞踊など芸能が中心でしたが、これからは狩猟や生活の技術を伝承したい。川でサケを捕り、加工することが特別な行為になったような気がしています。
 あくまで自分個人の考えですが、アイヌ施策推進法の施行で、アイヌの川ザケ漁は不自由な面はあるけれど、できる範囲は広がったように思います。法やルールの下で可能なことにまず取り組んで、その範囲を超える必要があれば改善を訴えていけばよいのでは。
 そもそも文化伝承は、足元を固める必要があると感じています。「昔どうしていたか」だけを追求しても切りが無い。本来のあり方を学んだ上で、現代にどうするか考えないと。伝統を知る人、教えられる人が亡くなっていき、数少ない若手だけでは担いきれない。もっとサポートが必要と危機感を持っています。
☆マレクのク、アシリチェプノミのリとプ、チプのプは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/396948

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草の根から野党連合政権

2020-02-27 | アイヌ民族関連
赤旗 2020年2月26日(水)
全国革新懇が代表世話人会
 全国革新懇は25日に東京都内で代表世話人会を開き、この間の国会論戦や安倍9条改憲発議阻止の緊急署名、都知事選と総選挙をみすえた「市民と野党の共闘」などについて議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が参加しました。
 国会情勢では、新型コロナウイルス対策について、国民の命が重大局面にあるとして、政府が検査体制や治療体制の両面で抜本的な財政措置をとることの重要性が語られました。また安倍晋三首相が日本共産党を「暴力革命の党」と首相として初めて国会で言及したことに対し、日本共産党だけでなく、立憲民主党など野党が一致して「デマ」だと撤回を求めて抗議したことは「野党間の信頼関係が強まっている」ことを示していると強調。「桜を見る会」疑惑や東京高検検事長の定年延長問題で安倍政権の答弁は大破綻しているとして、野党が協力して徹底追及していく必要性も語られました。
 野党連合政権の実現に向けては、政党間だけではなく草の根から「私たちが求める政権とはこういう政権だ」と話し合い、国民のなかに野党連合政権のイメージを広げていくことが大事だと指摘されました。5月16日に開かれる予定の全国革新懇第40回総会では、日本共産党排除を決めた「社公合意」(1980年)から現在の「市民と野党の共闘」の発展に至る経緯と変化を整理していくことも提起されました。
 また会議では、個人の尊厳を尊重する政治をつくるという「市民連合」の発足以来ジェンダー平等の運動が急速に進んでいることや先住民族であるアイヌ民族の権利が保障される取り組みの重要性も強調されました。
 各地の取り組みとしては、改憲阻止の緊急署名を積極的に進めていることや地域の「訪問介護事業の継続」という要求実現に向けて運動していることなどが報告されました。
http://jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-02-26/2020022604_03_1.html

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第43回人権理事会ハイレベルセグメントにおける尾身外務大臣政務官ステートメント(仮訳)

2020-02-27 | アイヌ民族関連
外務省 令和2年2月26日

日本政府を代表して,人権理事会でステートメントを行う機会を得たことを大変光栄に思います。
まず,国際社会における喫緊の課題となっている新型コロナウイルス感染症への対応に関して一言申し上げます。
日本は,クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について,国籍を問わず,乗客,乗員の健康確保に最大限配慮して対応してきています。同クルーズ船への対応も含め,引き続き,中国を始め世界各国と協力して,感染拡大の防止と一日も早い事態の収束に向けて,全力で取り組みます。そうした中,最近,東アジア系であることのみを理由として,施設の利用停止や心ない誹謗中傷が行われているとの情報に接しており,心を痛めています。そうした行為が起きないよう,人権理事会のこの場を借りて全ての人に呼びかけたいと思います。
さて,日本は,昨年までの3年間に引き続き,本年からの3年間も再び人権理事会の理事国を務めることとなりました。日本政府は,国際社会及び市民社会と緊密に連携しながら,国際社会における議論に積極的に参加し,人権の保護・促進に一層貢献していきます。
副議長,
日本は本年,様々な重要な国際イベントを主催します。それらにおいて,人権の観点の重要性を強調し,世界における人権の保護・促進を後押しします。
まず,女性活躍,女性の人権の保護・促進は日本が特に力を入れている分野です。本年4月に,第6回国際女性会議(WAW!)開催いたします。昨年は,バチェレ高等弁務官に参加いただきましたが,今年も,世界の様々な分野の第一線で活躍する方々に参加いただく予定です。今回の主題は,誰もが生きやすいジェンダー平等な社会を男性と女性が共に造るHeForSheの理念です。
続いて,日本は,法の支配と,それに基づく人権の擁護に強くコミットしています。4月には,第14回国連犯罪防止刑事司法会議,通称京都コングレスを開催し,法の支配の推進の重要性を世界に改めて発信します。
そして何よりも本年は,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。同大会は,国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に則して準備・運営される初めての大会です。日本は,同大会の開催を通じて,多様性と調和への理解を促進し,障害者の権利を含めた人権に配慮した共生社会の実現を目指し,SDGsの達成にも貢献していきます。
副議長,
日本は,アジア太平洋地域の人権理事会理事国として,この地域における人権状況の改善にも貢献していきます。同地域では,めざましい経済発展の陰で,民主化や基本的人権の保護に関して課題が残されていることは否めません。どこの国でも,表現の自由を含む基本的な自由が確保され,人権擁護者の抑圧・弾圧は防止される必要があります。人権状況の改善に向けた課題,そして,改善への道筋や速度は国ごとに異なりますが,基本的価値を共有し,同じ方向を向いて進んでいくことはできると考えます。
こうした考えの下,我が国は,各国との意思疎通を重視しています。例えば,我が国はミャンマー政府を含むいくつかの国と人権対話を実施しています。ラカイン州北部における人権侵害疑惑につき,ミャンマー政府が,独立調査団の最終報告書を踏まえ,犯罪行為に対する捜査,訴追を進めるとの立場を明らかにしており,我が国は,その速やかな実施を強く期待するとともに,引き続き,ミャンマー自身の取組を後押ししていきます。
北朝鮮による拉致問題は,日本の最重要課題の一つです。昨年の国連総会で北朝鮮人権状況決議が15年連続で採択されたことを歓迎します。日本は,各国政府及び国際社会と緊密に連携し,北朝鮮が拉致問題の早期解決に向けた具体的な行動を取るよう,引き続き強く求めていきます。
日本はアジア以外の地域の人権状況にも関心を持っています。例えば,ベネズエラにおける恣意的拘禁等の人権侵害の拡大を懸念しており,国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)や事実調査団(FFM)の活動を通じ,人権状況が改善されることを期待しています。
副議長,
日本のいくつかの直近の取組について,ご紹介します。
日本は,児童の権利の保護・促進に精力的に取り組んできており,現在,児童に対する暴力撲滅に関する国の行動計画を策定しています。また,本年6月の児童の権利委員会委員選挙には,日本から素晴らしい専門家が立候補していますので,皆様のご支持をお願いいたします。
日本は,ハンセン病差別撤廃に関する国際的な議論を主導してきています。日本はハンセン病差別撤廃特別報告者の活動をサポートしてきており,今月には同特別報告者の訪日が実現しました。ハンセン病に対する差別の撤廃に向け,各国の理解と協力に期待いたします。
本年4月,先住民族であるアイヌの人々の文化を復興・発展させる拠点として,アイヌ語で「おおぜいで歌うこと」を意味する「ウポポイ」とよばれるナショナルセンターを開設します。
日本は,第三国定住による難民の受入れをアジアで最初に開始した国ですが,本年から,その受入れ人数等を更に拡大します。
副議長,
昨日,韓国の代表が,慰安婦に言及しました。日本政府は,2015年の日韓合意を含め,長きにわたって慰安婦問題に真摯に対応してきています。また,日韓合意に基づく事業については,多くの元慰安婦の方々から評価を得ています。
副議長,
最後に,日本は国連及び人権理事会の機能改善・強化にコミットします。我々は,人員・財源・時間といったリソースが限られる中,人権の保護・促進を実現させるには,一層効率的かつ効果的な国際的な人権メカニズムとしていく必要があります。本年予定されている人権条約体のレビュー,来年以降の人権理事会のレビューの機会等を通じ,国際的な人権メカニズムの強化に向け,各国が主体的に考え,改善すべき点について議論を提起することが必要です。日本も自身の経験及び他国からの意見を踏まえつつ,同議論に積極的に参画していきます。
副議長,
今年は,国連憲章の75周年に当たります。この機会に,日本は,同検証を想起し,「人間の安全保障」の考え方に基づき,人権の保護・促進に,国内外で引き続き積極的に取り組んでいく決意です。
ご清聴ありがとうございました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page3_002814.html

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