北海道新聞02/15 05:00
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/43/6f841a24543483182bc92ec467fd61b0.jpg)
【白糠】町は、馬主来自然公園(和天別)を改修し、アイヌ民族がクジラの恵みに感謝する古式舞踊「フンペリムセ(クジラ踊り)」の伝説を伝える場所として、広場や太平洋を望む展望台を整備した。
同公園は、パシクル沼周辺から海岸まで広がる約284ヘクタール。海岸はフンペリムセ発祥の地とされ、園内で毎年9月に開催される「フンペ祭(クジラ祭り)」で舞踊が披露されている。
高台の中腹にある広場約230平方メートルをゴムチップで舗装し、ベンチを設置。広場内に1996年に建立されたクジラをかたどったフンペリムセ発祥の記念碑を補修した。由来の解説にQRコードを付け、スマートフォンやタブレット端末の無料アプリで読み取ると4カ国語で音読される。
海抜15メートルの高台の頂上には太平洋を一望する70平方メートルの展望スペースを新設し、双眼鏡とベンチ、地元アイヌ民族に伝わるクジラの伝説を解説する看板を設置。延長130メートルの散策道や駐車場も整備した。
事業費は7600万円で、国のアイヌ政策推進交付金を充てた。冬季休業中で、4月下旬にオープン予定。町は、かつてアイヌ民族の「祭り場」だった乳呑自然公園も散策路などを整備中で新年度中に完成させる。町建設課は「町内のアイヌ文化ゆかりの地を周遊できるようにしたい」としている。(佐竹直子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/645564
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【白糠】町は、馬主来自然公園(和天別)を改修し、アイヌ民族がクジラの恵みに感謝する古式舞踊「フンペリムセ(クジラ踊り)」の伝説を伝える場所として、広場や太平洋を望む展望台を整備した。
同公園は、パシクル沼周辺から海岸まで広がる約284ヘクタール。海岸はフンペリムセ発祥の地とされ、園内で毎年9月に開催される「フンペ祭(クジラ祭り)」で舞踊が披露されている。
高台の中腹にある広場約230平方メートルをゴムチップで舗装し、ベンチを設置。広場内に1996年に建立されたクジラをかたどったフンペリムセ発祥の記念碑を補修した。由来の解説にQRコードを付け、スマートフォンやタブレット端末の無料アプリで読み取ると4カ国語で音読される。
海抜15メートルの高台の頂上には太平洋を一望する70平方メートルの展望スペースを新設し、双眼鏡とベンチ、地元アイヌ民族に伝わるクジラの伝説を解説する看板を設置。延長130メートルの散策道や駐車場も整備した。
事業費は7600万円で、国のアイヌ政策推進交付金を充てた。冬季休業中で、4月下旬にオープン予定。町は、かつてアイヌ民族の「祭り場」だった乳呑自然公園も散策路などを整備中で新年度中に完成させる。町建設課は「町内のアイヌ文化ゆかりの地を周遊できるようにしたい」としている。(佐竹直子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/645564