先住民族関連ニュース

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アイヌ古式舞踊発祥の地整備 白糠町、馬主来公園に展望台

2022-02-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/15 05:00

 【白糠】町は、馬主来自然公園(和天別)を改修し、アイヌ民族がクジラの恵みに感謝する古式舞踊「フンペリムセ(クジラ踊り)」の伝説を伝える場所として、広場や太平洋を望む展望台を整備した。
 同公園は、パシクル沼周辺から海岸まで広がる約284ヘクタール。海岸はフンペリムセ発祥の地とされ、園内で毎年9月に開催される「フンペ祭(クジラ祭り)」で舞踊が披露されている。
 高台の中腹にある広場約230平方メートルをゴムチップで舗装し、ベンチを設置。広場内に1996年に建立されたクジラをかたどったフンペリムセ発祥の記念碑を補修した。由来の解説にQRコードを付け、スマートフォンやタブレット端末の無料アプリで読み取ると4カ国語で音読される。
 海抜15メートルの高台の頂上には太平洋を一望する70平方メートルの展望スペースを新設し、双眼鏡とベンチ、地元アイヌ民族に伝わるクジラの伝説を解説する看板を設置。延長130メートルの散策道や駐車場も整備した。
 事業費は7600万円で、国のアイヌ政策推進交付金を充てた。冬季休業中で、4月下旬にオープン予定。町は、かつてアイヌ民族の「祭り場」だった乳呑自然公園も散策路などを整備中で新年度中に完成させる。町建設課は「町内のアイヌ文化ゆかりの地を周遊できるようにしたい」としている。(佐竹直子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/645564

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ダンス×三味線×アイヌ・ウポポで立ち上げる「音楽舞踊劇 IZUMI」

2022-02-15 | アイヌ民族関連
ナタリー2022年2月14日 11:40
平山素子×本條秀慈郎×床絵美「音楽舞踊劇 IZUMI」が2月17日から20日まで東京・シアタートラムにて上演される。

これは、“ダンス×三味線×アイヌ・ウポポ”のコラボレートにより立ち上げられる、新作音楽舞踊劇。アイルランドの詩人で劇作家のW.B.イェイツが能楽に想を得て執筆した戯曲「鷹の井戸」に出てくる“不死の水”をモチーフに、夢幻の世界を描き出す。出演者には舞踊家の平山素子、三味線奏者の本條秀慈郎、アイヌの伝承音楽ウポポを歌う床絵美が名を連ねた。
上演に向けて平山は「私が舞踊家として乗り越えなくてはならないすべての課題を映し出す鏡のようにも、すべてを飲み込み無にしてしまう穴のようにも感じる。今はただ、音の振動に誘われてどこまでも透明で深い世界へと突き進んでみたい」とコメントした。
平山素子コメント
泉──絶え間なく迷宮のように続く神秘。
渇き・祈り・白昼夢・輪廻……
私が舞踊家として乗り越えなくてはならないすべての課題を映し出す鏡のようにも、すべてを飲み込み無にしてしまう穴のようにも感じる。今はただ、音の振動に誘われてどこまでも透明で深い世界へと突き進んでみたい。
平山素子×本條秀慈郎×床絵美「音楽舞踊劇 IZUMI」
2022年2月17日(木)~20日(日)
東京都 シアタートラム
演出・振付・出演:平山素子
出演 :本條秀慈郎、床絵美
https://natalie.mu/stage/news/465487

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神恵内村長選告示まで1週間 一騎打ち公算大 核ごみが争点に

2022-02-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/14 23:06 更新
 【神恵内】後志管内神恵内村長選は22日の告示(27日投開票)まで1週間に迫った。6選を目指す現職高橋昌幸氏(71)と、脱原発運動を続ける同管内泊村の新人瀬尾英幸氏(79)が立候補し、1986年以来36年ぶりの選挙戦となる見通しだ。原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査は今秋にも終わる見通しで、選挙戦の結果は次の概要調査への移行も受け入れるかどうか、村の判断に影響しそうだ。
 高橋氏は告示を前にした取材に、文献調査の受け入れに伴う国の交付金について「村の発展につながる事業に全て使いたい」と述べ、漁業振興や交流人口の増加に活用する考えを示した。瀬尾氏は13日の仮事務所開きで「当選すれば必ず核のごみを追放する。地域が元気になれば、核のごみはいらない」と述べ、漁業振興や人口減対策を重点施策に掲げた。
 高橋氏は初めて立候補した2002年の村長選から5回連続で無投票当選。今回は文献調査を受け入れた一昨年秋の判断を含め、20年間の村政運営について初めて村民の審判を受ける。
 昨年12月の出馬表明時、「文献調査を受け入れた責任を全うしなければいけない」と述べた。処分事業を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)が文献調査を終え、概要調査に進む意向を示した場合は「村民が納得する期間を設けて判断する」とし、住民投票も視野に入れる。
 ただ6選しても投票率が低く、白票が多ければ、調査受け入れに対する村民の批判だと評価されかねず、後援会幹部は「投票率と白票数を注視したい」と話す。
 瀬尾氏は小樽市出身で、神恵内村在住歴はなく、隣接する泊村に移り住んだのも7年前の15年だ。企業経営の経験はあるが、行政経験はなく、現職を相手に本格的な選挙戦に持ち込めるかは未知数だ。
 文献調査については1月16日の出馬表明時、「最終的に撤回したい」と述べたが、13日は「既に進行中で、現実として認めざるをえない。概要調査には断固反対する」と軌道修正した。
 一方で「核のごみの問題は根元を断ち切らないといけない」と、北海道電力泊原発(泊村)の廃止も訴える。神恵内村は泊原発の立地自治体として長年交付金などの恩恵を受けており、脱原発の主張をいかに浸透させるかも課題となる。
 戦後の神恵内村長選で選挙戦となった5回はいずれも投票率が90%を超え、直近の86年は過去2番目に高い97・67%だった。(前野貴大、川浪伸介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/645514

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1956(昭和31)年2月15日 郡山でアイヌのクマ祭り 「福島県 今日は何の日」

2022-02-15 | アイヌ民族関連
福島民報2022/02/15 03:00

1956(昭和31)年2月15日 郡山でアイヌのクマ
 無形文化財に指定されている「アイヌクマ祭」が郡山二中体育館で開かれた。
 クマを殺すとか殺してはならないなど話題となったために、会場には2500人が詰め掛けた。祭壇を設けた舞台で、一頭のクマをつないだ。アツシ(アイヌの盛装)を身にまとい、口のまわりにいれずみをしたアイヌの女性たちがモチつき歌、酒造りの歌などを披露。アイヌの風俗を繰り広げた。
 特にクマに矢を射込む「イヨマンテ」はクライマックスで披露された。
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2022010693358

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NZ、ワクチン義務化抗議デモ続く 首相「輸入された現象」

2022-02-15 | 先住民族関連
ロイター2/14(月) 14:55
[ウェリントン 14日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相は14日、同国で1週間にわたって続く新型コロナウイルスのワクチン接種義務化に抗議するデモについて、国内でこれまでに見たことがないとし、「海外から輸入された」現象のように思うと述べた。公共放送TVNZのインタビューで語った。
数百人のデモ隊は国会議事堂前広場の占拠を継続。カナダでのワクチン義務化に抗議するトラック運転手らのデモに触発されたためか、デモ隊は国会周辺の道路をトラックやバン、オートバイで封鎖している。
アーダーン首相は「輸入された抗議行動のようだ」とし、デモでは「トランプ氏をモチーフにした旗やカナダの旗が見られる」と述べた。
また「政治家の処刑を求めるプラカードも一部で掲げられている」と指摘、デモ隊は政治的な対話には関心がないようだとコメントした。
デモは当初、新型コロナワクチン接種義務化への反対を訴えて始まったが、その後は各種コロナ規制の終了やワクチン接種拒否を主張する団体、さらには先住民族・マオリの抑圧や権利といった社会的問題を扱うグループも参加。デモ隊の規模は一時は数千人に達したとされる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc3a2676e12170f0ef08d0f746905877b2e212c1

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医療部門で医師間のイジメ、嫌がらせ、差別横行

2022-02-15 | 先住民族関連
日豪プレス2022年2月14日
訓練医の35%がイジメ、嫌がらせ、差別体験・目撃
 新しい調査で、訓練医の35%がイジメ、嫌がらせ、差別を自分で体験または同僚の被害を目撃していることが明らかにされた。
 2月13日付ABC放送(電子版)が伝えた。
 同調査では、訓練医の49%が、過去12か月の仕事量が重いまたは非常に重いと答えている。
 また、経験の長い医師は、「医療現場の風土を改革するためにはもっと人材や予算などが必要だ」と語っている。
 2022年の青年国民に選ばれたQLD州最北部在住のターニー・ブリッドスン博士は、精神衛生の分野でのボランティア活動に対して顕彰を受けたが、きっかけは学生時代に指導教官の自殺から、医療関係者が精神的な苦痛を話すことができない風土に気づいたことから始まっている。
 ブリッドスン博士は、「かつての同僚からのイジメで自分自身の精神衛生が損なわれたが、現場には沈黙を強いる雰囲気があり、しかも、若手医師にとっては、相手は年配の同僚や医療現場のシステムそのもので守られているようなものだ」と語っている。
 Medical Board of Australiaが21,000人の訓練医を対象に実施した調査で、このような劣悪な職場風土が今も深刻な問題になっていることが明らかにされている。
 訓練医の35%が、イジメ、嫌がらせ、差別を自分で体験したり、目撃したりしているが、それがオーストラリア先住民族のアボリジニやトーレス諸島人の訓練医になると52%がイジメ、嫌がらせ、差別を体験したと答えている。
 Medical Board of Australiaのアン・トンキン会長は、「これは重大で見過ごせない問題だ。しかも、先住民族訓練医が医療界で民族差別を受けているというのは許しがたいことだ」と語っている。
 さらに、コロナウイルス蔓延で医療界の状況が悪化し、個々人の医療従事者の負担が極端に増え、患者の生命を守るために超過勤務を否応なくさせられ、医療界全体に燃え尽き感が広がったと指摘されている。
■ソース
Doctors say bullying, harassment and discrimination are rife in the sector
https://nichigopress.jp/ausnews/215426/

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狙われる国鳥フィリピンワシ コロナ禍で森に迫る危機

2022-02-15 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック2022/2/14

救助されたフィリピンワシの「ラジャ・カブングスアン」。ダバオのフィリピン・イーグル・センターで木に止まっている。パンデミック以前、センターを運営するフィリピンワシ基金の保護件数は年間1~2羽程度だったが、2020年4月~2021年3月にかけて過去最高の10羽を保護した(PHOTOGRAPH BY PHILIPPINE EAGLE FOUNDATION)
2021年3月下旬、フィリピン南部ミンダナオ島にある先祖代々の森で、先住民族マノボ・シムワノンのグループがラタン(籐)を収穫していると、どこからか騒ぎ声が聞こえてきた。
慌てて駆け付けると、同じマノボ族の猟師たちが、わなにかかって暴れる動物を取り囲んでいた。野生化したブタやニワトリを捕まえるためのわなだったが、意外な動物が捕らえられていた。フワフワの白い腹部と茶色いボサボサの冠羽を持つ大きな鳥だ。
猟師の中には、その鳥を今晩の夕食にしたいと言う者もいた。しかし、村の役人としてラタンの収穫を担当するジェリー・コティック氏は、この珍しい生きものは生かすべきだと考えた。そして、部族の仲間であるリチャード・マフモック氏とともに、猟師たちからこの鳥を買い取り、野生生物当局に引き渡す計画を立てた。
それから3日間、コティック氏が猟師らと鳥のそばに付き添っている間、マフモック氏をはじめとする先住民のリーダーが村の住人から5000フィリピンペソ(約1万1000円)を集めた。
マフモック氏は森に戻り、鳥を買い取った。そして、落ち着きのない鳥を米袋に入れると、バイクで2時間かけて近郊の町ビスリグまで行った。パートナーのレイナリン・ゲイオド氏がすでに、現地の環境自然資源局に救助の連絡を入れていた。
マフモック氏は鳥を引き渡したときに初めて、自分たちが何を保護したかを知った。フィリピンでは「鳥の王」と言われる国鳥のフィリピンワシだ。現存するつがいは400組以下で、世界で最も希少な猛禽(もうきん)類の一つでもある。
人からの迫害、原生林の伐採、平地林の農地や居住地への転換が原因で、過去50年間、フィリピンワシは着実にその数を減らしてきた。しかし、新型コロナウイルス感染症がさらに圧力を加えている。パンデミック(世界的大流行)以前、当局に保護されるフィリピンワシは年間1~2羽程度だった。ところが、ダバオを拠点にワシの救助、リハビリ、研究を行うフィリピンワシ基金は20年4月から翌年3月にかけて、過去最高の10羽を保護した。
「『自然が回復している』と言われていますが、フィリピンワシの場合は違うようです」と、研究、保護ディレクターのジェイソン・イバネス氏は語る。「人が森に入る頻度が高くなっているのだと思います」
フィリピンは世界的に見ても長いロックダウン(都市封鎖)を経験してきた。経済が低迷するなか、食料や違法取引のために保護動物を狩猟するケースが増えている。
エコツーリズムが停止すると、レンジャーは職を失い、保護区は密猟者などの侵入から無防備な状態になった。
頂点捕食者であるフィリピンワシは、森の健全性のバロメーターでもある。1組当たり70~130平方キロの森を必要とするつがいの存在は、健全な生態系の証しだ。体重約4.5~8キロ、両翼を広げると平均2メートルほどで、世界最大級の鳥だ。7641の島からなるフィリピンでも、4つの島でしか確認されておらず、大部分がミンダナオ島に生息する。
保護動物を殺すと懲役刑と高額の罰金が科される野生生物保護法や、国民の意識を高めるキャンペーンが功を奏し、フィリピンワシが戦利品として狩猟されることはなくなった。「しかし、山地には貧困の問題があり、生活向上の機会が不足しています。そのため、これらのワシを食料や珍しいものとして、つまり、金もうけのチャンスと見ている人は今もいます」とイバネス氏は指摘する。
地元住民が森の番人に
環境自然資源局は救助されたワシをすぐにフィリピンワシ基金に引き渡した。このワシはわなにかかった村にちなみ、ラジャ・カブングスアンと名付けられ、推定5歳とされた。ラジャ・カブングスアンは8カ月にわたり、アポ山の麓にあるフィリピン・イーグル・センターで暮らした。
獣医師の評価によれば、ラジャ・カブングスアンは「頭が良く、注意深く、反応が早い」個体で、センター滞在中に「体重がかなり」増えた。
21年11月、ラジャ・カブングスアンは全地球測位システム(GPS)発信機を装着され、南スリガオ州の森に戻された。
リハビリを終えたワシを放つたび、フィリピンワシ基金は地元の関係者と協力し、ワシの生息地とその周辺で野生生物に関する啓発活動を行う。
また、先住民コミュニティーのメンバーに森の番人として活動してもらう訓練も行っている。
ラジャ・カブングスアンを救助した経験をきっかけに、マフモック氏とゲイオド氏は訓練を受け、レンジャーになった。2人は先祖代々の土地を飛ぶラジャ・カブングスアンを見守りたいと話している。そして、いつかこのワシが家族を持ち、子育てする姿を見たいと願っている。
「私たちにとって、彼はシムワノンの一員でもあります」とゲイオド氏は語る。「彼が私たちの土地に戻ってきたことは若者に大きな影響を与えており、自分たちの森を守る必要があるのだと若い世代に教えてくれました」
(文 JHESSET O. ENANO、訳 米井香織、日経ナショナル ジオグラフィック社)
[ナショナル ジオグラフィック ニュース 2022年1月21日付]
https://style.nikkei.com/article/DGXZQOUC253G00V20C22A1000000/

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