先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<平取>アイヌ語教室で歌や踊り楽しむ 河合琴海さん(7)

2022-02-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞02/26 10:18

 平取町の二風谷アイヌ語教室子どもの部でアイヌ語の歌や伝統舞踊などを楽しむ二風谷小1年生。
 6歳の頃に五つ上の兄が通う教室を見学して「踊りが楽しそう。やりたい」と思った。週2回ある教室に通い、かるたや歌を通してアイヌ語を覚えていった。今は周囲の物がアイヌ語でなんというか気になるといい「たくさん言葉を覚えたい」。大好きなハララキ(水鳥の舞)の踊りは「手を広げたりジャンプするのが楽しい」と笑顔で話す。
 学校でもアイヌ語の授業はあるが、覚えるにはかなり時間がかかるため教室に通う仲間が増えてほしいと望む。「みんなで言葉を覚えてアイヌ語を話したい。踊りをしたり、アイヌ語のかるたを作って遊びたい」(杉崎萌)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/650210

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水平社設立100年で御所市の水平社博物館がリニューアル

2022-02-27 | アイヌ民族関連
NHK02月26日 17時36分

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部落差別の歴史などを伝える奈良県御所市の水平社博物館がリニューアルされ、アイヌ民族の人権問題など展示内容を拡充して、3月3日から再開されることになりました。
水平社博物館のリニューアルは部落差別の撤廃に取り組んだ全国水平社が3月3日で設立100年を迎えることから計画されたもので、このほど工事が終わりました。
これまで、部落差別の歴史などを伝える展示が中心でしたが、アイヌ民族や子ども、女性をめぐる人権問題などを新たに取り上げることとし、内容を拡充しました。
また、子どもたちに人気の漫画から人権問題に関わることばなどを取り上げて、より関心が高まるような展示を心がけたということです。
水平社博物館の駒井忠之館長は「水平社の理念であった人間の尊厳を尊重することを来館した人たちと共有したい。わかりやすい展示にしたので、子どもたちにも人権について考えを深めてほしい」と話していました。
リニューアルされた水平社博物館は3月3日から一般に公開されます。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220226/2000058252.html

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「コロナ後の旅行計画に役立てよう!ディープなオーストラリア旅知識を楽しく学ぶ -5万年以上の歴史、遥か太古より紡がれる先住民たちの世界に触れる編-」第16回 地球の歩き方大学 開催レポート

2022-02-27 | 先住民族関連
地球の歩き方2022年02月26日

2022年2月9日(水曜日)20時~、オーストラリア政府観光局と地球の歩き方大学との共同企画『コロナ後の旅行計画に役立てよう!ディープなオーストラリア旅知識を楽しく学ぶ -5万年以上の歴史、遥か太古より紡がれる先住民たちの世界に触れる編-』を開催いたしました。ご覧いただけなかった方、また聞き逃したところがあるので再度見たい!という方、当日のアーカイブをぜひご覧ください(記事最後にリンクをご案内)。ここでは、内容のほんの一部をご紹介いたします。
第3回(最終回)のテーマは「オーストラリアの先住民文化や物語を学んで旅をする」
オーストラリア政府観光局と地球の歩き方大学との共同企画で開催してきた全3回シリーズも、今回でいよいよその最終回。
案内人には、オーストラリア政府観光局からデレック ベインズさん、現地メルボルンからアボリジナルアート・コーディネーターの内田 真弓さん、そしてケアンズからは先住民文化のさまざまな体験ができるレインフォレステーション・ネイチャーパークの中川 和之さんをお招きし、地球の歩き方オーストラリア編担当編集者の伊藤伸平さん、地球の歩き方編集長 宮田崇の5名で「オーストラリアの先住民文化や物語を学んで旅をする」のテーマのもと、特別に15分延長して語り合いました。
2月21日から入国後の隔離なしですべての国からの観光客の受入れを再開
今回も1時限目はデレックさんからオーストラリアのホットな最新情報をご案内。
オーストラリアは昨年12月からワクチン接種者は入国後の隔離なしで日本からの受入れを再開していましたが、2月21日からはすべての国からの入国が可能になること。
人気のワーキングホリデーでの渡航も可能で、人生の冒険にチャレンジしてみたいという日本の若い方々にはぜひお越しいただきたい、との嬉しいニュースを伝えていただきました。
オーストラリアの先住民とその文化を案内人と一緒に学ぶ
2時限目からは現地とつないでのトークセッション。
最初にデレックさんからオーストラリアの先住民は現在、全人口の4%に満たない程度だがたくさんの異なる言語を持った部族がいること。
彼らの自然環境を大切にする5万年以上も昔からの考え方、行動がサスティナビリティの重要性が増してきた現代の考え方と非常にマッチしている、との説明の後、メルボルン在住のアボリジナルアート・コーディネーター、内田真弓さんが登場。
約30年前、日本語教師ボランティアとして訪れたオーストラリア。その帰国直前にひょんなきっかけからアボリジナルアートの世界に魅了され、それ以来アボリジナルアートのプロモート活動を続けている内田さん。アボリジナルアートギャラリーART SPACE LAND OF DREAMSの主宰もしていらっしゃいます。
アートの真髄を学ぶために、普通には入れない中央砂漠地帯の居住区で暮らす人々と長い時間、生活をともにしながら、彼らの意識やアボリジナルアートが描かれる背景などを長年にわたり学び、伝える活動をしていらっしゃいます。
■ART SPACE LAND OF DREAMS
・URL: https://www.landofdreams.com.au/
中川さんは1991年にワーキングホリデーでオーストラリアを訪れ、この地で働きたいと思い、96年にケアンズへ移住。ケアンズの熱帯雨林に囲まれたテーマパーク・レインフォレステーションを運営する会社に14年前に移ったのが、先住民文化に触れたきっかけ。
この間、先住民文化を伝える活動を通じて、自身の中でも新しい知識が立体的にどんどん増えてきている、という実感を持っていらっしゃるとのこと。
■レインフォレステーション・ネイチャーパーク
・URL: https://jp.rainforest.com.au/
アボリジナルアート、描かれた背景やその変遷
ここからアボリジナルアートについてのトークセッションを開始。
内田さんは、先住民族は単一ではなく、非常に多くの異なる言語の集団が存在していること。無文字社会で5万年以上も前から生活してきた先住民族にとって、(「アート」としてではなく)大地ともに暮らすために大事な知識や情報の伝達手段であったこと。
砂地や身体などに描いた「絵画」で、例えば「水のある場所」を表し、それが人々の中で伝承されていったことなどをわかりやすく解説。
彼らが現在のキャンバスに絵の具で「アート」を描くようになったのは、わずか50年ほど前。
今では各地の美術館で「アート」として展示・鑑賞できるようになったが、オーストラリア国内や世界的な評価を受けるようになったのはつい40年ほど前で、それまでは「博物館」での展示品だったことなど、アボリジナルアートを取り巻く長い時代の変遷についてもご紹介をいただきました。
続いて中川さんが、アボリジナルアートの作画を体験できる、レインフォレステーションのキャンバスアートプログラムを紹介。
これはあらかじめ動物や魚のモチーフにしたものに旅行者が色や模様をつけていくもの。そのモチーフはケアンズエリアの特徴であるスケルトンというスタイル、という描き方をしているとのこと。
さらにブーメランの作られ方やそこに描かれているアボリジナルアート、そのモチーフについて、と話が深まっていきます。
先住民文化を学べる、おススメのアクティビティ体験
おススメの先住民体験として、デレックさんはカカドゥ国立公園内の壁画やウルルのマルク・アーツ美術館でのワークショップ、砂漠の中でサンセットディナー&星空観賞が楽しめる「サウンド・オブ・サイレンス」をピックアップ。
伊藤さんには、カカドゥ国立公園とウルルの岩肌に描かれた壁画について、画像とともに詳しい解説をいただきました。
レインフォレステーションで鑑賞できるアボリジナルダンスグループの踊りを、動画を見ながら中川さんに解説をいただき、さらに世界最古の木管楽器とも言われるディジュリドゥの演奏音もビデオで紹介。
なかなか聞いたことのない音色にチャット欄には「癒される」、「聞き入っちゃいます」などのコメントも寄せられました。
さらに、ディジュリドゥは木の棒を白アリに食べさせて空洞を作っていくものもあるので1つとして同じものはなく、1本1本音色が異なるのです、とのこと。
先住民の人たちの今の生活、現代に活かされている彼らの知恵
長年、先住民の方々と交流を続けられてきた内田さんだからお話できる、部外者はほとんど見ることのできない、オーストラリア各地で今も1年に一度執り行われている様々な儀式について、迫力ある貴重な画像とともにご紹介をいただきました。
また、普段はスーパーで買い物をし、スマートフォンを器用に使いこなしているという日常生活の様子なども見せていただきました。
伊藤さんは、オーストラリアの自然派化粧品を始め、先住民がブッシュで採取して伝統的に食してきた原産の動植物をブッシュタッカーと呼び、都市部のシェフがそれに注目してレストランで料理に用いられていることなど、先住民の知恵が現代に活かされているものをぜひ現地で体験してほしい、と力強くコメントいただき、トークセッションは終了となりました。
質疑応答コーナーでは「多数ある先住民の言語、それぞれはまったく違うものなのか?」という質問も寄せられ、内田さんに詳しく回答をしていただきました。

最後に、内田さんからは「自身もコロナの影響で居住区に足を運べていないので、一日も早く行きたい気持ちが募った。そして日本の方々が訪れてくるのを待ち望んでいます」、「新しいオーストラリアへの興味を持つきっかけになってくれればうれしい、ケアンズでお待ちしています」と中川さん。
デレックさんは「3回の講座を通じて、私自身も改めてオーストラリアの良さを知る機会となった。みなさん、ぜひ次の旅行先として検討してください」、そして伊藤さんからは「私もオーストラリアに、行きたいという気持ちが沸き上がった。今年こそはオーストラリアに取材に行き、最新情報満載のガイドブックをお届けしたい」、との案内人の皆さんから熱いメッセージをいただきました。
オーストラリア政府観光局からのプレゼントの案内とクイズが発表され、最後に立体音響を使用したオーストラリアの美しい風景動画の最新版「8Dエスケープ-全身で感じるオーストラリア」の映像をご覧いただき、閉講しました。
終了後のアンケートにも多くのご回答をいただきましたので、2つほど紹介します。
・リラックスした雰囲気の中、深いテーマの内容をお話頂きとても楽しく良い時間でした。
・先住民について知らなかった情報が沢山あって実際にオーストラリアへ行ってみたくなりました。
など多くの方々から今回も温かいメッセージをいただきました。
ご視聴いただいた皆さま、オーストラリア政府観光局の皆さま、アボリジナルアート・コーディネーターの内田さん、レインフォレステーションの中川さん、ありがとうございました。

■当日のアーカイブはこちらからご覧いただけます。

URL: https://youtu.be/JA0ybwPT4u8

また、全3回の開催レポート、アーカイブはこちらからご覧いただけます。

・URL: http://pu.arukikata.co.jp/australia2021/

これからも地球の歩き方大学ではまだ見ぬ未知の旅先や再び訪れたい旅先の旬な情報を今後もより多くの旅を愛する人々にお届けしてまいります。

■地球の歩き方大学の開催情報はこちら。

・URL:https://arukikatadaigaku.peatix.com/ 

※当記事は、2022年2月26日現在のものです。

■オーストラリアの最新情報
2021年12月15日より、新型コロナワクチン接種完了者を対象に日本からオーストラリアへの渡航が再開しています。詳細はオーストラリア政府観光局やオーストラリア大使館のウェブサイトをご確認ください。

・URL:http://www.australia.jp/

・URL: https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/visa_main.html

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2022年2月26日現在、国によってはいまだ観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。

◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について

・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。
https://news.arukikata.co.jp/column/travel-info/Oceania/Australia/CAIRNS/146_629921_1645167909.html?w=146

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