北海道新聞02/13 05:00
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/4d/ff441f304574b73763856ab59fae6bc0.jpg)
アイヌ民族の伝統工芸品アットゥ◆(樹皮の繊維で織った布)に関する講演会「アットゥ◆織りの世界」が12日、苫小牧市美術博物館で開かれた。平取町の二風谷民芸組合の柴田幸宏さん(33)が糸作りや機織りについて実演を交えながら解説し、参加者25人が興味深そうに見入った。
アットゥ◆は広葉樹オヒョウの樹皮が原料となる。柴田さんは乾燥させた状態の樹皮や細かく裂いて糸状にしたものなどを見せながら、糸作りの工程を紹介した。2013年3月に「二風谷アットゥ◆」が道内で初めて経済産業省の伝統的工芸品に指定されたことなどを説明した。
参加者の前で機織りを実演。質問に対し「調子が良い時は1日1メートルくらい織れる」「7メートルあれば着物になる」などと答え、参加者はメモを取って耳を傾けた。
6歳と9歳の娘2人と参加した厚真町の佐々木智美さん(42)は「知らないことを学べてよかった。娘たちの記憶にも残ったと思う」と話した。
柴田さんは「木から衣服になる工程を知ってほしい。興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と語った。 (竹田菜七) ◆は小さいシ
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/645014

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アイヌ民族の伝統工芸品アットゥ◆(樹皮の繊維で織った布)に関する講演会「アットゥ◆織りの世界」が12日、苫小牧市美術博物館で開かれた。平取町の二風谷民芸組合の柴田幸宏さん(33)が糸作りや機織りについて実演を交えながら解説し、参加者25人が興味深そうに見入った。
アットゥ◆は広葉樹オヒョウの樹皮が原料となる。柴田さんは乾燥させた状態の樹皮や細かく裂いて糸状にしたものなどを見せながら、糸作りの工程を紹介した。2013年3月に「二風谷アットゥ◆」が道内で初めて経済産業省の伝統的工芸品に指定されたことなどを説明した。
参加者の前で機織りを実演。質問に対し「調子が良い時は1日1メートルくらい織れる」「7メートルあれば着物になる」などと答え、参加者はメモを取って耳を傾けた。
6歳と9歳の娘2人と参加した厚真町の佐々木智美さん(42)は「知らないことを学べてよかった。娘たちの記憶にも残ったと思う」と話した。
柴田さんは「木から衣服になる工程を知ってほしい。興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と語った。 (竹田菜七) ◆は小さいシ
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