北海道新聞2024年11月22日 21:54(11月22日 23:22更新)
アイヌ民族の伝統楽器ムックリ(口琴)を作る釧路市内の職人を紹介する企画展が、釧路市立博物館マンモスホールで24日まで行われている。同館学芸員によると、道内で販売されているムックリの9割は釧路市内で作成されており、文化の発信や伝承を支えている。
企画展で紹介しているのは、市内大楽毛に工房を構える鈴木紀美代さんと、父の故秋辺福太郎さん、祖父の故秋辺福治さんの職人3代だ。
ムックリは竹をマキリ(小刀)で削って、1本ずつ作る。展示では3人が製作したムックリの実物や、製作の工程、技術が受け継がれてきた歴史などをパネルで解説。釧路地域に伝わる昔話には、ザリガニのカムイ(神)がムックリをもたらしたとする伝説があることも紹介している。
城石梨奈学芸員によると、・・・・・・
入場無料。