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【アメリカ ロサンゼルス山火事】先住民コミュニティ等の避難所への物資支援を行いました

2025-01-17 | 先住民族関連

 

空飛ぶ捜索医療団 2025.01.16

ピースウィンズの緊急支援チームは、現地時間1月13日、複数の避難所への物資支援を行いました。

チームはロサンゼルスに到着後、これまで団体として培ってきた災害支援の経験や姉妹団体「ピースウィンズ・アメリカ」との連携で得た現地の情報をもとに、ニーズの高い物資(トイレットペーパーや歯ブラシなどの衛生用品、懐中電灯や缶切り、乾電池といった生活用品、プロテインバーや水などの食料)を調達しました。

避難所へニーズの高い物資を

現地時間1月13日には、アメリカの先住民コミュニティである「United American Indian Involvement Inc.」および、移民労働者や日雇い労働者、低賃金労働者など、またその家族の生計向上支援などを行っているアメリカの団体「National Day Laborer Organizing Network(NDLON)」へ訪問しました。

ニーズの確認の上、「United American Indian Involvement Inc.」へは生活用品、衛生用品、食料を、NDLONが物資の集積と配付を行っている「Pasadena Community Job Center」へは水とトイレットペーパーといった物資を提供しました。

支援の途中で訪れたスーパーで物資を運んでいると、ロサンゼルス在住のご夫婦に出会いました。

「支援物資はどこに届けるのですか?」と尋ねられ、Pasadena Community Job Centerに届けることをお伝えすると、「私たちも今からそこに物資を届けに行きます!」と仰っていました。

現場に到着してから、個人が寄付を募っていたり、このご夫婦のように地元ボランティアが支援物資を配付する様子を何度も目にしました。地域住民が「自分たちができることをしていきたい」という共助の気持ちで動いていることを改めて実感しています。

また、アメリカでは移動の際に車を使うことが非常に多く、支援物資を受け付けている多くの場所がドライブスルーのように効率的に物資の集積と配付ができるように整備されています。ピースウィンズのスタッフは、支援現場の地域文化や慣習を尊重しながら活動を続けています。

変わりゆくニーズに柔軟に対応するために

今回の災害では、ロサンゼルス全域の相互扶助活動を目的とした情報集約プラットフォーム「Mutual Aid LA Network (MALAN)」が運営するリストが運用されており、このリストに被災者自身がアクセスしてニーズを書き込むことで、ピースウィンズのような支援者への情報共有が行われています。支援チームはその日の活動前に必ずリストを確認し、発災1週間が経過し、変わり始める避難所の様子や支援ニーズに合わせ臨機応変に対応できるようにしています。

現在、ロサンゼルス近郊には政府公認の大きな避難所だけではなく、規模を問わず自主的な助け合いの場も開かれています。

例えば、ご本人はご自宅を失いながらも、身を寄せている親戚の家の庭を使って、物資の呼びかけをSNSを通じて行っている若者もいました。集まった物資を必要な方が使えるように、友人たちで協力し合い、場を設けています。

民間団体であるピースウィンズだからこそ公的支援の届かない場所へも目を向け、取りこぼしがないように「本当に必要な支援」を届けていきます。

皆さまからのご支援は、被災した方々が少しでも早く安心できる生活を取り戻すために欠かせません。

引き続き温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

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https://arrows.peace-winds.org/news/info/15010/

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