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続縄文文化を解説 苫小牧駒大の蓑島准教授迎え、苫小牧縄文会が講演会

2011-04-19 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2011年 4/13)

 苫小牧縄文会(矢野嘉一会長)は10日、苫小牧市文化交流センターで苫小牧駒沢大学国際文化学部の蓑島栄紀准教授を迎えて講演会を開いた。
 「縄文の時代」の終焉と倭国・東アジア―続縄文時代から擦文(さつもん)時代へ―がテーマ。本州の弥生~古墳時代に並行し、北海道を中心に前3世紀から6世紀ごろに展開した続縄文文化を取り上げた。
 会員など約40人が参加。蓑島准教授は、続縄文文化は縄文文化の伝統を残ながら「選択的に金属製品を使用する弥生文化を取り入れ、発展した」と説明した。
 道内だけにとどまらず、人や文化の交流を通じて東北など本州地方にも影響を与えていたことが、「埋葬方法や出土品の特徴から分かる」などと解説した。
 北海道で長く続いた縄文時代が衰退したことについて、蓑島准教授は「現在の『グローバル化』に近い外来文化の波が押し寄せたもの」と推察。しかし、一見なくなったように見られる縄文の文化も、「アイヌ文様などの中に形を変えて生きている」と強調した。
http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11041302.html
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