先住民族関連ニュース

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揺さぶる鶴の舞 札幌でアイヌフォーラム

2014-11-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (11/17 16:00)
 アイヌ民族の文化や歴史に触れる「アイヌフォーラム北海道2014」が16日、札幌市北区の札幌エルプラザで開かれ、来場した市民らが伝統の踊りや歌を鑑賞したり、アイヌ文化普及の取り組み事例を聞いたりして、アイヌ民族への理解を深めた。
 道の主催で4回目。アイヌ民族博物館(胆振管内白老町)の職員が、親子の鶴が飛ぶ姿を表現した踊り「サロルンチカプリムセ」(鶴の舞)や、民族楽器のムックリ(口琴)とトンコリ(五弦琴)の演奏を披露したほか、札幌の人形劇団がアイヌ民話を題材にした人形劇を上演。アイヌ語のあいさつの言葉「イランカラプテ(こんにちは)」を広めるキャンペーンの取り組みも報告された。
 来場者は、うなずきながら伝統舞踊を鑑賞するなどアイヌ民族の世界観に浸り、フォーラム終盤では輪になって踊りに加わる場面も。中央区の無職青木栄子さん(70)は「初めて踊ってとても感動した。民族衣装を着て伝統の楽器も演奏してみたい」と話していた。
 会場では、アイヌ民族の歴史や文化を紹介するパネル展示なども行われた。(広田まさの)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/574910.html

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マサイ族が故郷の地を追われる理由 ドバイの王族が関係?

2014-11-18 | 先住民族関連
livedoor-2014年11月17日 12時33分
タンザニア政府「マサイ族は故郷の地から出て行くこと」→理由「ドバイ王族の狩場にするため売ってしまったから」…海外の反応
マサイ族といえば、アフリカのタンザニアからケニアにいる先住民。伝統的な生活や戦士の高い身体能力などから、日本でも知名度の高い部族です。
そのマサイ族が、故郷の地から追われる危機にあるそうです。
しかもその理由というのが、ドバイ王族の狩猟場として使うために、先祖代々伝えられてきた土地を、政府が売ってしまったというものです。
Tanzania accused of backtracking over sale of Masai’s ancestral land
記事によると、タンザニア政府は4万人に及ぶマサイの牧羊民を立ち退かせる予定で、その土地はドバイのロイヤル・ファミリーのための狩猟場にする計画とのことです。
この計画が昨年も浮上しましたが、いったん撤回されたことで、反対する活動家たちを安心させていたのですが、今回は年末までにマサイ族に対して立ち退き命令を下したそうです。
マサイ族の代表は大きな怒りを表明しており、「土地の売却により先祖伝来の遺産を先住民から奪うことになる」と伝えています。また、間接的に影響は8万人に及ぶだろうと述べています。
この件に関する海外掲示板の反応ご紹介します。
●マサイ族は、極めて愚かな人間たちによる強烈な嵐に襲われた感じだな。
↑ほとんどのアフリカの田舎の種族はそうだよ。
↑アフリカの全部だよ。美しい大陸だ。ひどい政治に覆われている。
↑地球全体だ。美しい惑星だが、ひどい政治に覆われている。
●エチオピアは何万ヘクタールという土地をサウジの会社にリースして、住民に立ち退きをさせた。ケニアも韓国の会社に同じことをした。こんなことがアフリカ全体で起こっている。幾人かのバカなアフリカ人が、自分の兄弟たちをわずかな金で売ってるんだ。
●先祖伝来の土地の、間違った使い方を許すわけではないが、正しい説明をする必要がある。
これはドバイ王族のためではなく、ドバイを基本にした豪華サファリ会社のためで、誰でも支払いはできるんだ。そこにあるリンク記事をたどっていくと、客のひとりはアンドルー王子(チャールズ皇太子の弟)だったと説明されていた。
↑アンドルー王子もくそくらえだ。
↑自分もそれを疑問に思うが、その会社は王族個人が代表だが、他のプライベートサファリもそう大差はない。大規模な強制移民の脅威となる。
●マサイ族はすばらしいんだ。9・11のあと、彼らはアメリカに敬意の表明として牛を14頭送ってくれた。
↑知らない者のためにいうが、彼らにとって牛は大きな意味を持つ。
↑それは正しい。ビーフは重要。
●ドバイ王族が狩りをしている間に、マサイ族がドバイ王族を狩りそうだな。そしてアウェイよりホームが勝つ。
↑ドバイの王子たちと同じ武器を持てばね。
↑その番組をオレは見たい。そんな仲介をした政府の人間も入れるといい。
↑自分ならマサイの戦士を敵にまわさないな。毎年男子は12~13歳になると大人になる儀式を行う。
●アフリカの種族が移転させられたり都会へ退去されたりする記事を読むがいい。集団虐殺のようだと書いてある。若者は簡単に麻薬に溺れたりエイズにかかり、年寄りだけが最後に残っていく。マサイ族がそんな運命にならなければいいが。
●新しい植民地主義なんだよ。そしてこれはどんどんひどくなる。
↑新しい? どっちかっていうと継続している、だろう。
単純にドバイ王室だけの問題ではないようですが、住民の意志とは無関係に土地が売買されているのは酷すぎると、非難の声が多く上がっていました。
Maasai told to leave historic homeland by end of the year so it can become a hunting reserve for the Dubai royal family
http://news.livedoor.com/article/detail/9476677/

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ユネスコスクールはいま:ESD実践校世界大会と世界会議 国情反映、取り組みに差

2014-11-18 | 先住民族関連
毎日新聞 2014年11月17日 東京朝刊
 名古屋市で10〜12日に「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」が開かれた。各国のユネスコスクールなどが取り組むESDの内容を紹介し、成果を確認し合ったが、各国の代表からは「社会的弱者への視点が欠けている」という指摘や「発展途上国では貧困や政情不安で教育すらままならない」との訴えもあった。ESDを実践する上で乗り越えるべき課題は残されたままだ。
 ●高校生が共同宣言
 名古屋市での世界会議に先立ち、岡山市では5〜8日、ESD実践校として国連教育科学文化機関(ユネスコ)が認定する「ユネスコスクール」の世界大会が開かれた。世界31カ国と日本の高校生計160人がこれまでの成果を発表。持続可能な社会づくりのために高校生としてできることを「共同宣言」としてまとめ、採択した。「皆が同じ地球の一員としての自覚や、周りの環境・自然への関心を持ち、一人一人が責任のある行動を具体的に実践する」など4項目を掲げた。
 ●弱者、貧困視野に
 10日から始まった世界会議。最終日の全体会合で、ニュージーランドの先住民族の女性が会場から問いかけた。「私たちの価値観や習慣とESDとのつながりを考えてほしい。会議では先住民に関する議論がほとんどなかった」。女性の指摘を受け、壇上のパネリストは「状況は地域ごとに異なるため、地域のレベルでも対応を考えるべきだ」などと答え、さらに視野を広げてESDを展開する必要性が示された。
 同日、会議に併せて開かれた民間団体による会合でも、社会的に弱い立場にある人々にも着目したESDの推進を求める意見が出された。会合では、アイヌ民族の文化などを学ぶ活動をしている北海道のNPO法人「さっぽろ自由学校『遊』」の活動を紹介。同法人の理事、小泉雅弘さん(52)は「さまざまな課題が多くの人に共有されず、当事者や関心のある人たちだけで終わっている。ESDのような広い枠組みで考えなければ何も変わらない」と主張した。
 議論に参加したNPO法人「開発教育協会」(東京都)の元代表理事で帝塚山学院大教授の岩崎裕保さん(66)は「『持続可能』を考える上で、少数者を切り捨てるのはあり得ない。すべての市民が参加できる仕組みを作るべきだ」と訴えた。
 また、世界会議では、ESDを実現するだけの余裕がないという国々からの発言も相次いだ。アフリカ南部ナミビアの代表は「計画を実施するための資金調達が重要」。カリブの島国アンティグア・バーブーダの代表も「財政上の問題があり、小国だけでできることは限られる。先進国の協力は不可欠だ」と訴えた。
 「ESDを進めたいが教員の研修が足りない」。そう訴えたのはアフリカ南部スワジランドの代表。また、地球温暖化に伴う海面上昇で国土減少が懸念される南太平洋の環礁国ツバルの代表は「ESDに果たす学校の責任は重いが、十分に果たせているとは言い難い」と厳しい実情を説明した。
 ◇達成度測る指標を
 さらに深刻な訴えもあった。西アフリカのマリでは、国際テロ組織アルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」が2012年、一時的に都市部を支配するなど政情不安が続く。マリの代表は「それでも忍耐を重ね、ESDの取り組みを続けていく必要がある」と決意を述べた。
 ●戦闘で成果砕かれ
 パレスチナの代表も会議に出席した。ガザ地区では、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの7月初旬から50日間にわたる戦闘で2200人の死者を出した。代表は「ESDを広めてきた努力がたった50日で崩れた」と嘆き、「この状況下で、持続的な発展を想像することができるでしょうか。平和なくしては、持続的発展も、そのための教育も無い」と問いかけた。
 ESDの取り組み方には国によって大きな差がある。中部太平洋の島しょ国キリバスの代表は「進み具合を評価する機能の強化が必要だ」と要望した。統一的な評価基準を設けるとともに、ESD普及のノウハウを国際的に共有することを求める声も聞かれた。
 記者会見でユネスコのイリナ・ボコバ事務局長は、各国でESDの成果にばらつきがあることを踏まえ、達成度を測る指標作りを進める考えを明らかにした。貧困や政情不安などに苦しむ国々の現状に対し「教育が施されない状況が見過ごされれば、子供たちの未来はない」と懸念を示した。【加藤沙波、岡大介、式守克史】
==============
 ◇ESD
 Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)の略。環境やエネルギー、貧困、災害、人権などの地球規模の課題に対し、身近なところから行動する人材を育てる。ESDを実践する「ユネスコスクール」は世界に約9600校あり、日本では幼稚園から大学まで705校(2014年4月現在)が認定されている。今年は日本の提案により国連で採択された「ESDの10年」(2005〜14年)の最終年。世界会議は日本政府とユネスコの共催で、150カ国・地域から76人の閣僚級を含む政府代表、NGOの関係者ら計1000人以上が参加し、この10年の総括とこれからの取り組みを議論した。
http://mainichi.jp/shimen/news/20141117ddm013100031000c.html

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福島第1原発、自然汚染の実態 滝川在住ライター・平田さん新著、生態系への影響 丹念に取材

2014-11-18 | アイヌ民族関連

北海道新聞 (11/16 10:50、11/16 10:51 更新)
 東京電力福島第1原発事故後、周辺の自然はどうなっているのか―。滝川市在住のルポライター平田剛士(つよし)さん(49)が「非除染地帯―ルポ3・11後の森と川と海」(緑風出版)を出版した。福島第1原発の半径20キロ圏などを回り、人の手が入らなくなった野山や放射能が生態系に与える影響を探った。平田さんは「福島の現状を多くの人に知ってもらいたい」と話す。
 2011年3月の原発事故後、福島をテーマにした本は数多く出版されたが、自然環境や生物多様性の変化を追う視点のルポは珍しい。「週刊金曜日」に昨年春から今年春まで掲載した記事に加筆してまとめた。
 「見えない放射能の影響を伝えるのがルポライターの仕事だと考えた」と平田さんは言う。福島県南相馬市小高区や楢葉町、川内村などを回り、猟師や漁師などの力を借りながら野生のイノシシやアユなどについて調べた。地元で自然と向き合う人たちにも寄り添い、悲しみや怒りを淡々とした筆致で書き留めた。
 その中でも、猟師たちが仕留めた鳥獣の肉を放射能汚染で食べられない現実が歯がゆかった。汚染されたイノシシの分布域が拡大するのを防ぐために捕獲を行っており、猟師の「食べもしない動物を殺すのはつらい」という言葉が耳に残る。
 耕作されなくなった田畑は黄色いセイタカアワダチソウに覆い尽くされており、平田さんは「元の農地に戻すのにどれだけの時間がかかるのか、絶望的な気持ちになった」と振り返る。アブラムシの形態異常を突き止めた北大の秋元信一教授にも取材した。
 平田さんは広島県出身で、北大大学院中退後、北海タイムス(当時)記者を経てフリーとなり、環境問題やアイヌ民族問題を中心に取材してきた。原発事故から3年8カ月が経過し、原発や福島への社会の関心が薄れていると感じている。
 <わたしたちは、この異常事態を異常だと認識する感覚まで鈍磨しかけているのだろうか。だとすれば、何度でも繰り返しそれを研ぎ直す作業が必要だ>。本にそう書いた。これからも福島に通うつもりだ。
 「非除染地帯」は四六判168ページで1800円(消費税抜き)。(報道センター 関口裕士)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/574724.html

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『新薩摩学10 もっと知りたい鹿児島』  

2014-11-18 | 先住民族関連
西日本新聞朝刊 2014年11月16日(最終更新 2014年11月16日 13時20分)
古閑章・仙波玲子 編  (南方新社・1944円)
 鹿児島純心女子大学国際文化研究センター(鹿児島県)が中心となって2002年に創刊された学際的研究誌「新薩摩学」の第1期を締めくくる第10巻。これまであまり注目されることがなかった文化的遺産に光を当てている。
 南九州民俗学の第一人者である下野敏見氏は「南九州の民間療法とシャーマニズム」を執筆。植物、昆虫などを使った伝統的療法、40~50年前に調査した県内の民間シャーマンの実態をリポートしている。このほか、グリム童話を翻訳した僧侶、菅了法(仙波玲子氏)、スペイン闘牛に対比して探る徳之島闘牛の魅力(アンドリュー・ダニエルズ氏)、先住民族研究から見える奄美研究の可能性(広瀬健一郎氏)など多彩なテーマに基づく全8章。
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_kyushu/article/127389

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アフロ・ブラジル文化の重要人物を描いた舞台3部作、サンパウロで上演

2014-11-18 | 先住民族関連
MEGABRASIL 2014年 11月 16日 14:04
サンパウロ市の商業社会サービス(セスキ)カンポリンポ支部で、黒人文化を題材にした物語を黒人俳優が演じる舞台劇三部作が上演されている。
同公演は、60年近く舞台芸術に人生を捧げてきた劇作家、舞台監督のジョアン・ダス・ネーヴィス生誕80年と、黒人意識向上の日(11月20日)がある月であることを記念して行われるもの。
「アフロ・ブラジレイラ」と題された三部作として、「ビゾウロ・コルダォン・ジ・オウロ」、「ガランガ、シコ・ヘイ」、「ズンビ」がそれぞれ上演される。
三部作の制作を手掛けるJMLプロドゥソンイス・アルチスチカスのラウラ・カストロによると本公演は、ジョアンの生誕80年を祝うと同時に、作品の再演と未発表劇「ユライア・オ・ヒオ・ド・ノッソ・コルポ」の上演にも捧げられているという。その劇はアクリ州の先住民族カシワナ族を描いたもので、ジョアンがアクリ州に滞在していたときに研究した同部族のことが題材になっている。この作品は2015年4月に上演が予定されている(次ページへつづく)。
1934年にリオデジャネイロで生まれたジョアン・ダス・ネーヴィスは、1960~1970年代にカウンター・カルチャーの重要な表現集団だったグループ・オピニアォンの創設メンバーのひとりでもある。「最後の自動車」は暴走列車と化したブラジルの姿の暗喩的作品として知られている。ラウラ・カストロ氏によるとジョアンの作品は、主にブラジル人のアインデンティティの問題を映しているという。
「彼はいつも重要な文化の問題、アイデンティティの問題を描いた。この三部作は、ジョアンのキャリアの最新の3つの作品をまとめて見せるもので、アフリカ系ブラジル人の抱える問題を提起します」(ラウラ・カストロ氏)
またラウラ氏は、ジョアンの作品を鑑賞することは観客にとって「すばらしい体験」になるという。
「これらの劇から私たちは、私たちの歴史と私たちの文化的背景を知ることになります」(ラウラ・カストロ氏)
パウロ・セーザル・ピニェイロ(ミナスジェライス州出身の歌手クララ・ヌニスの夫だったことでも知られる作詞家、作家)作の「ビゾウロ・コルダォン・ジ・オウロ」では、カポエィラのホーダが演じられる。”ビゾウロ・コルダォン・ジ・オウロ”と呼ばれたバイーアの伝説的なカポエリスタ、マヌエウ・エンヒッキ・ペレイラの生涯を楽しく見せる(※「マヌエウ・エンヒッキ・ペレイラ」=ウィキペディアなどでManoelという表記が見られるが、マヌエウは記事原文Manuelに準じている。ブラジル政府が運営するパウマーリス文化財団やブラジル芸術基金(フナルチ)でもマヌエウManuelとなっている)。公演は11月14日(金)、16日(日)。
「ズンビ」は、アウグスト・ボアウとジアンフランセスコ・グアルニエリによって軍事政権時代に書かれ、上演された劇。音楽を手掛けたのはエドゥ・ロボ。10人の黒人の俳優が出演する、主役なき群像劇。正真正銘のブラジル産ミュージカル劇の草分け的作品。公演は11月20日(木)、23日(日)。
3部作の最後を飾る「ガランガ、シコ・ヘイ」も、パウロ・セーザル・ピニェイロ作のミュージカルで、サンパウロでの公演はこれが初となる。アフリカのコンゴの部族の王だったシコという男の物語。シコはブラジルに奴隷として連れられてくるが、やがてこの地で英雄となる。公演は11月28日(金)、30日(日)。

「ビゾウロ・コルダォン・ジ・オウロ」
出演:アナ・パウラ・ブラッキ、クリデマール・アキーノ、イレア・フェハス、マウリシオ・チズンバ、セルジオ・ペレレー、ウィリアン・ジ・パウラ、アランジーニョ・ホッシャ、ジウベルト・ダ・シウヴァ・”ラボリオ”、レチシア・ソアーリス、ヴァレイラ・モナ、ヴィトール・アウヴィン・ロビゾーメン
作・音楽:パウロ・セーザル・ピニェイロ
監督・脚本:ジョアン・ダス・ネーヴィス
音楽監督:ルシアーナ・ハベーロ
舞台装飾:ネイ・マデイラ(エスペタクラール・プロドゥサォン・イ・アルチス)
衣裳:ホドリゴ・コーエン
照明:パウロ・セーザル・メデイロス

「ズンビ」
出演:アリソン・サウヴァドール、ベンジャミン・アブラス、エヴァンドロ・ヌニス、ジュリア・ジアス、ジュニア・ベルトリーノ、カチア・アラセリ、ナス・ホドリゲス、ヒカルド・アウメイダ、ホドリゴ・ジェロニモ
作:アウグスト・ボアウとジアンフランセスコ・グアルニエリ
音楽:エドゥ・ロボ
総監督:ジョアン・ダス・ネーヴィス
音楽監督:チターニ
制作進行:セヴラ・プロドゥソンイス・イ・インスチトゥート・アウグスト・ボアウ
脚本、衣裳:ホドリゴ・コーエン
照明:ジョアン・ダス・ネーヴィス

「ガランガ、シコ・ヘイ」
出演:マウリシオ・チズンバ、アリソン・サウヴァドール、ビア・ノゲイラ、デニウソン・トウリーニョ、エヴァンドロ・パッソス、エヴェルトン・コロネー、フェリッピ・ゴメス、カチア・アラセリ、ルカス・コスタ、マリア・バラダイア、ホドリゴ・ジェロニモ、ヴェリソン・ピメンタ
作・音楽:パウロ・セーザル・ピニェイロ
監督・脚本:ジョアン・ダス・ネーヴィス
音楽監督:チターニ
衣裳:ホドリゴ・コーエン
照明:パウロ・セーザル・メデイロス
ビジュアルプログラミング:マルコス・コヘイア
制作監督:JMLプロドゥソンイス・アルチスチカス

会場:セスキ・カンポリンポ
Rua Nossa Senhora do Bom Conselho、120、Campo Limpo、São Paulo
サンパウロ市カンポリンポ、ノッサ・セニョーラ・ド・ボン・コンセーリョ通り120番
電話:(11)5510-2700
(記事提供/Agência Brasil、訳文/麻生雅人、写真/Elaine Patricia Cruz/Agência Brasil)
http://megabrasil.jp/20141116_15819/

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福山雅治さん世界最古の砂漠で「妖精の輪」に迫る

2014-11-18 | 先住民族関連
Credo 編集部  2014/11/15
【読了時間:約 1分】
「ナミブ砂漠」はナミビア大西洋側に位置する砂漠で、アンゴラとの国境付近から、南アフリカ共和国の北端まで及びます。世界最古の砂漠地帯とも考えられていて、約8000万年前に生まれました。
南北1288km、東西は幅48kmから161kmと広大な砂漠で、2013年の世界遺産委員会ではUNESCOの世界遺産リストに加えられています。2012年には紅白歌合戦でMISIAさんがナミブ砂漠から生中継で歌を披露して、とてもキレイな景色が話題になりました。
16日21時からNHK総合にて放送される「NHKスペシャル ホットスポット 最後の楽園 season2」では、福山雅治さんがナミブ砂漠を訪れる様子が放送されます。
最も乾燥していると言われているナミブ砂漠に生息している、珍獣のツチブタや変わった水分補給の仕方をするヤモリ等の生態も紹介されます。乾燥した極限の環境の中で、生き物はどのように進化を遂げ、生きているのかも分かるとのことです。
それに加え、テレビカメラでは世界初挑戦となる「フェアリーサークル(妖精の輪)」の謎に迫ります。
フェアリーサークルとは、妖精の輪とも言われ、アフリカの乾燥した草原地帯に丸く草の生えない部分が出来る現象のことで、直径3メートルから15メートル程の大きさで現れるそうです。現地の先住民族は、神のなせる業だとして、「神の足跡」とも言われています。
今まで多くの研究者達が調査をして、いくつもの説が存在しています。番組ではどのように解明されるのか注目されます。
http://credo.asia/2014/11/15/hukuyama/

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グアテマラ織物:伝統織物使い、小物30種類を販売 岩田屋本館、期間限定ショップ /福岡

2014-11-16 | 先住民族関連
毎日新聞 2014年11月15日 地方版
 グアテマラの伝統的な織物を使ったトートバッグやポーチなどオリジナルの小物約30種類を販売する期間限定ショップが中央区天神の岩田屋本館1階で開かれている。18日まで。
 青年海外協力隊員としてグアテマラを訪問した際、織物に魅せられた市内の高崎真理子さんら2人がインターネットなどで運営する「ilo itoo(イロイトー)」が出店。現地のマヤ系先住民の女性に縫製指導や商品デザインを提供し、オリジナル商品を制作している。織物は色鮮やかな糸で幾何学模様などが織られ、柔らかい手触りが特徴。布小物のほか、ビーズで動物をかたどったキーホルダーなどもある。
 高崎さんは「商品を通してグアテマラという国や女性の手仕事の素晴らしさを知ってもらえたら」と話している。【末永麻裕】
〔福岡都市圏版〕
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20141115ddlk40040515000c.html

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パナマ手芸「モラ」 和歌山市で展示

2014-11-15 | 先住民族関連
わかやま新報オンラインニュース-14年11月14日 17時59分[文化・暮らし]
 パナマの民族手芸「モラ」の作品を紹介する珍しい作品展が30日まで、和歌山市祢宜のケーキサロン・マニエール和佐店で開かれ、鮮やかな独特の色合いが来店者を驚かせている。
 手掛けたのは紀の川市貴志川町神戸の野尻恵美子さん(65)。モラとは、パナマの先住民、クナ族の衣装に施された手芸。何枚もの布を重ねて切り込みを入れ、模様に仕上げていく。
 クナ族の伝統的な柄をはじめ、野尻さんの愛犬やピエロをモチーフにしたタペストリーやバッグ、額作品、長年習っている絵手紙の作品も合わせ22点が並ぶ。
 もともと手芸が好きだった野尻さんは54歳で退職後、以前から気になっていたモラを始めた。カラフルな色使いに「この世にはこんなに色があるんだから、楽しまなくっちゃ」と触発されたという。
 野尻さんは「細かい作業に、皆さん『気が遠くなる』とおっしゃいますが、楽しくて仕方ないですね。やってみたいと思う方が増えればうれしいです」と話している。
 午前9時から午後7時。問い合わせは同店(℡073・477・3155)。
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2014/11/20141114_44087.html

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G20控えオーストラリア先住民が「盗まれた子供を返せ」

2014-11-15 | 先住民族関連
レイバーネット日本- 2014.11.13 15:29 チョン・ウニ記者
先住民児童1万3000人強制拘引...「利益の代わりに植民撤廃」
G20首脳会議を控えてオーストラリアの先住民が「盗まれた子供を返せ」とし、 初のG20反対デモを行った。
オーストラリアの先住民の子供1万4000人は、政府の強制拘引措置により両親と離れて暮らしている。 オーストラリア政府は、保護者に子供を養育する能力がないと認められる場合、 児童を強制的に拘引し保護している。 強制保護される児童の3分の1は人口の2.7%に過ぎない先住民の子供だ。 過程もいつも恣意的だ。 先住民は、こうした政府の措置は植民政策の一部だと言う。
ブリスベンタイムズの11月11日(現地時間)の報道によれば、 G20首脳会議が開かれるオーストラリアのブリスベンで 「利益ではなく植民撤廃」を叫んでデモ行進した先住民アンティ・ロンダは 「われわれは家庭と子供、地域社会の世話することを望む」とし 「政府は私たちが子供たちを育てるのに必要な知恵と知識があるということを知らなければならない」と訴えた。 別の一人も「子供たちは、『盗まれた世代(Stolen Generation)』はまだマシだったように見えるほどいなくなっている」と怨念の声を吐いた。
「盗まれた世代」とは、オーストラリア政府が1800年代末から1970年代までに実施した先住民教化政策で犠牲になった人々を示す。 この措置で10万人の子供たちが両親から強制的に引き離され、白人家庭や社会福祉施設で育った。 両親との連絡や先住民の言語も使えなかった。 該当児童の多数が身体的、精神的、性的虐待と強制労役などを受けたと発表されて問題になったが、オーストラリア政府はこれを無視した。 2008年に政府は初めて公式謝罪したが、問題は最近、さらに深刻化している。
児童の強制拘引の問題と共に、先住民社会は根深い植民政策の解決を主張する。 オーストラリア先住民の多くは構造的な差別の中で貧困階層に転落している。 先住民の寿命は平均より男性が25年、女性は20年短いほど不安定な条件で暮らしている。 嬰児の死亡率も著しく高い。
イベントを組織した「ブリスベン先住民主権連合」のウェイン・ワットは 「先住民に対する拘束率は、南アフリカ共和国のアパルトヘイト時の黒人より5倍も高い。 警察は今も私たちの命を奪っているが処罰されない。 私たちの土地も鉱山によって破壊され、汚染されている」と話した。
原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可( 仮訳 )に従います。
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/intl/1415886133873Staff


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第80回エコツーカフェ「カナダ、世界遺産の島”ハイダグワイ”」11月27日開催

2014-11-15 | 先住民族関連
省エネ!最新ニュース-2014/11/12
日本エコツーリズム協会主催
日本エコツーリズム協会は、第80回エコツーカフェ「カナダ、世界遺産の島”ハイダグワイ”」を11月27日(木)に開催予定だ。
「人々の島 ハイダ・グワイ」
第80回エコツーカフェ「カナダ、世界遺産の島”ハイダグワイ”」は、先住民の言葉で「人々の島」を意味する「ハイダ・グワイ」についてさまざまな話を聞くことができるイベントで、ゲストスピーカーには亜細亜大学 教授の小林 天心氏が招かれる予定だ。
「ハイダ・グワイ」にはかつて2万人近い先住民が暮らし、現在は約4000人が暮らしており、気候は太平洋からの暖流の影響で温暖、年間降雨量は東京の2倍以上で、非常に大きな針葉樹の森や苔が育まれており、現在では世界遺産に登録され、観光ツアーも規則を設けた上でなら可能となっている。
エコツーカフェの開催日時は2014年11月27日(木)18:30~20:00(開場18:00)で、開催場所は東京都目黒区三田2-5-11 吉田ビル2階「Amelie et K」、定員は先着20名で、参加費は食事・資料代込みで1500円、申し込みは電話またはメールにて受け付けている。
http://www.energy-saving-news.jp/news_aD1RU3eTbQ.html?ranking

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帯広「リウカ」入場10万人 アイヌ民族文化センター開業8年

2014-11-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (11/14 16:00)
 【帯広】帯広百年記念館にあるアイヌ民族文化情報センター「リウカ」の入場者が13日、開業8年目で10万人に達した。ちょうど10万人目となった幕別町の白人小4年、山本悠樹君(10)に記念品が贈られた。
 山本君は授業の社会科見学で同級生36人と午前9時すぎに来館。記念のくす玉が割られ、北沢実館長からムックリとアイヌ民族の絵本を受け取った。山本君は「突然のことで驚いたが、うれしい」と笑顔を見せた。同級生には前後賞としてアイヌ文様のクリアファイルなどが渡された。
 同センターは2006年1月に同館内に開館。11年1月に増床してリニューアルオープンし、年約6千人の利用者が約1万8千人に増えた。アイヌ民族と自然の関わりについて、書籍や映像資料などで学ぶことができる。同館の北沢館長は「多くの人にアイヌ民族への理解を深めてほしい」と話した。(池田大地)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/574422.html

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白老からアイヌ文化発信、名古屋などで「移動博物館」

2014-11-15 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年11月14日(金)朝刊】
 白老・アイヌ民族博物館による「移動博物館」が29日に愛知県名古屋市で、30日に三重県松阪市で開かれる。開館30周年事業の一環。ユネスコ無形文化遺産の古式舞踊などを通してアイヌ文化を発信する。
 主催はアイヌ文化遺産活用地域活性化推進協議会(会長・戸田安彦白老町長)。共催は松阪市、松阪市教育委員会、松浦武四郎記念館。アイヌ民族博物館からは野本正博館長ら13人、白老町職員2人、白老観光協会職員1人が赴く。戸田町長も訪問する。「移動博物館」はこれまで札幌、横浜、大阪、仙台、広島、名古屋、福岡などで開催した。
 「アイヌミュージアムフェア」と銘打った移動博物館では、ムックリの演奏、学芸員による講話、イフンケ(子守唄)、古式舞踊はクリムセ(弓の舞)、サロルンチカプリムセ(鶴の舞)、エムシリムセ(剣の舞)、イヨマンテリムセ(熊の霊送りの踊り)など。「アイヌの装い」をテーマにした展示コーナーを設ける。
 名古屋会場では先月、同博物館と姉妹提携した松浦武四郎記念館の高瀬英雄名誉館長が「北海道の名付け親―松浦武四郎」をテーマに記念講演する。松阪会場では松浦武四郎記念館とあらためて姉妹博物館調印式を行う。
 両市内に配布しているチラシには「白老から世界へアイヌ文化を発信」「2020年、民族共生の象徴となる空間・国立博物館開設決定」と記されている。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/11/14/20141114m_08.html

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11月13日(木)

2014-11-15 | アイヌ民族関連
鈴木宗男ブログ 2014年11月13日 19:30
 はたまたとんでもない発言が出てきた。北海道議会議員が道議会の委員会で「アイヌが先住民族かどうかは非常に疑念がある」と質問している。頭に虫が入っているとしか言いようがない。
 2008年(平成20年)6月6日、衆・参両院で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を自民党を含む全会一致で可決している。
 私は差別と偏見にあったアイヌ民族に権利の確立を求め、更に先住民族として認めるよう何本も質問主意書を出してきた。
 当時、自民党の今津寛代議士が私の質問主意書に注目してくれ、超党派の議員連盟を立ち上げ、平成20年北海道洞爺湖でサミットが行われることになりその前に国会決議をしたのである。
 何を持って「疑念がある」のか。「あなたの頭作りの方が疑念ではないか」と問いたい。
 事実でない、真実でない間違った認識、受け止めは即刻改めてほしい。
 政治家は言葉が命である。しかも神聖な議会での発言は確固たる裏付けに基づくものでなければならない。議員としての基本である。
 8月にも札幌市議会議員が「アイヌ民族なんて今はもういない」と書き込んで市議会から議員辞職勧告決議を受けている。そして今回の「またか」という発言である。しっかりした正しい歴史認識と経緯を踏まえた発言をすれと厳しく指摘したい。
 朝一便で旭川に飛び、留萌に向かう。11時から来春の道議会議員選挙に立候補を表明した私の秘書である浅野貴博君の事務所開きに出席。
 悪天候の中、留萌市、管内から大勢の人が来て下さり感激した。
 時あたかも衆議院解散間近である。タイミングの良い事務所開きで後援会関係者に心から感謝したい。
 来年4月の地方選挙の前に衆議院選挙がある。先ずはここをしっかり闘って来春の選挙に繋げて行きたい。
 夕方、東京に戻り打ち合わせ。
http://blogos.com/article/98737/

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徳冨蘆花・関寛斎と陸別(2)

2014-11-15 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年11月12日
徳島藩医 開拓思い立つ
 小説家徳冨蘆花は、1910(明治43)年の9月に陸別を訪れた。武蔵野の自宅を訪ねてきたことで知り合った関寛斎が開墾中の、関牧場を見に行くためだ。
 明治元年生まれの蘆花は文字通り明治とともに成長した人物だが、この年の春、幸徳秋水らの社会主義・無政府主義者たちが天皇暗殺を企てたという疑いによって一斉に検挙される、大逆事件が起きている。蘆花は幸徳らを守ろうと手を尽くしていた。
 一方で北海道の開拓現場はといえば、1897(明治30)年に北海道国有未開地処分法が公布されていた。これは資本家層に森林原野の大面積を貸し下げ、期限内に開墾すれば無償で与えるという乱暴なもの。当初はもっぱら戊辰戦争の負け組や、口減らしのために家を出た農家の息子たち、あるいは野心家の貧者らが集まった開拓現場に、貧民ではなく富民を植えようという、開拓政策の転換だ。
 陸別最初期の入植者となった関牧場もまた、時代の風を受けてまず300万坪もの土地の貸し下げを受けている。のちにそれは、現在の市街地の約三分の一にも当たる広さにふくらんだ。
 関牧場のリーダー関寛斎は、幕末の長崎で身につけた西洋医学で徳島藩の典医となり、戊辰戦争の現場にも立ち、やがて徳島で人心に慕われる医院を営んでいた。彼が72歳にもなってなぜ極寒の地の開拓を思い立ったのか。それは、七男又一を札幌農学校で学ばせていたことからわかるように、気まぐれに思い立ったことではない。又一の農学校での卒業論文は「十勝国牧場設計」というものだ。寛斎は息子たちとともにこの地を拓(ひら)き、やがて、小作ではない自営農民に分配していくことを考えていたという。
 先住民族のアイヌには、土地を所有するという概念がなかった。北海道国有未開地処分法は、もともと持ち主のいない大地を、一方的に国有地とするところからはじまっている。この恩恵を受けた寛斎だが、彼はそれで私腹を肥やすつもりなど毛頭なかった。
 北海道開拓史のわかりやすい登場人物といえば、食い詰めた貧者たちやしたたかな事業家、そして高級官僚、あるいは教育者やキリスト者たちだろう。関寛斎は、そのどれにもあてはまらない。その特異な存在と、地域のアイヌや開拓民に無償で医術をほどこしつづけた人となりが、徳冨蘆花を魅了したのだと思う。
 (文・谷口雅春 写真・露口啓二)
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141112011260001.html

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