JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

2023 ARRL 10m Contest

2023-12-11 15:31:20 | アマチュア無線

10mマンにとっても今年最後のイベント ARRL 10m Contestにローパワー(100W) Unlimited (Assisted, RBN,DX cluster等の利用可) SSB/CWのMixで参加しました。

このところ10m bandのコンディションもパッとせず、期待もしていませんでしたが、見事に期待も裏切られずに、ぱっとしないコンディションでした。最近はFT8のコンディションを参考されるので、今サイクルはコンディションが良い!と表現する場合もあるようですが(某専門雑誌での予報もFT8を基準にしてあるようです)、以前のサイクルと比べたら良くないですね。

またピークはいつだろうか?数値データではなく、昨年から今年に掛けて15m 10mとコンテストに参加したり、普段も朝夕はハイバンドを聞いていますが、感覚的には今年の春がピークだったようにも思えます。的外れであることを願っていますが.........

9時のコンテストスタートなので東海岸は既に終わってWの中央部から西に掛けての交信で始まり、スタートで60QSOは九州からすればそれほど悪くなかったのですが、この1時間で終了しました。ここから夕方までダラダラな時間が続き、アンテナを大洋州に向けたり東南アジアに向けたりしていましたが、さっぱりで、おまけに、ソーラーシステムのノイズで弱い信号が消されてしまいます。NBノイズブランカーをONにすると、ノイズはぴたりと止まるのですが、近接で誰か出てくるとマスクされて、かなり苦労しました。バンドの下の方を避けて上の方に移って、丁度FT8の下付近だったのですが、今度は15秒毎にマスクされる。変なノイズだなと思いながら最初FT8の存在に気付かず暫くして気付き、すぐさまそこを離れたら、だいぶ楽になりました。

こんな感じで初日の夕方は気合も入らずに、止めようかと思いながら、パッとせずに、235QSOで終了

日曜日の朝、7時頃から北米が聞こえ始めるのですが、コンディションの上昇を感じることもなく、ランニングと呼び周りの繰返しです。ランニングで3分呼ばれないと、呼び周りして、またランニングの繰返しです。タイマーは客観的に時間を管理してくれるので便利です。これをやらないと1分が長く感じる時もあれば、知らずダラダラとランニングしている時もあります。3分前後が丁度良いようで、タイマー見ながらそろそろ呼びに回ろうと構えていると、呼んで貰えることが多いです。呼ばれたら数局から呼ばれるので、この様な時間帯はランニングなのかもしれません。

呼ばれないと、呼び周りが効率が良い時がありますが、RBNやDX cluster、Skimmerなど利用しても、呼び周りだけでは勝てません

いつもはランニングの時間帯が8割程度あるのですが、今回は呼び周り4割でランニング6割程度だったと思います。これだと勝ち目ないです。

日曜日の午後は前日を挽回しようと、気を取り直して挑みました。少しはリカバリーできましたが、ヨーロッパの奥の方は開かなかったので、マルチも局数もそれほど増やすことは出来ませんでした。西日本の有利な場面はヨーロッパが終わった後のアフリカ西南部でしょうか?TO0とZSでマルチを増やせました。この時間帯は、LPで北米を狙う方も少なくないようですが、私はあまりやったことが無いです。朝からの北米で東海岸出来る場合があるのであまり意識していません。ただ朝の時間に開かなかったことを想定すれば、夜のLPの時間帯に済ませておくことは、大事かと思います。

月曜日の朝も東海岸はさっぱりでした。流石に今回のARRLは北日本と西日本の差を感じました。完敗です。

IC-7700 6ele N1MM

呼び周り(False) CQ ランニング ざっと 4 : 6で

ランニングは、いつもは8割程度で、遥かに少ないランニング出来た時間は6割程度

Zone毎の交信数、縦軸はUTC

Wのセクションごとの交信数

おなじ周波数でランニングして10QSO以上の時間帯 

おなじ周波数でも、間で呼びに回って、同じランニングの周波数に戻ってきた場合もあり

今回は10mのお祭り意識もあって、RBN,DX clusterを利用できるUnlimitedで参加しました。

ですので沢山の局やマルチがスポットされます。するとマルチを沢山やらないと勝てないという心理が働きます。

普段のLimited (Non assisted)でも、その意識は働きますが 、それほど強くなく、ダイヤルを回して探していけば良いかなと考えています。

終盤ではバンドマップはあまり見ずにダイヤルを回しているシーンが多かったです。さらに、RBN等を取込んでいますので耳でコピーする前に、その周波数に一致した局が自動的に表示されますので信号の一部が聞こえた瞬間にその局が想像できますので便利です。ただ同じ周波数に何局もいて、聞こえない局も含んで全て表示されますので、これも少し混乱します。

今回の様にコンディションが悪いと聞こえなかったり、ローパワーですので取れない時もあります。この様な状況だとLimitedが良かったかもしれないと思ったりもします。Unlimitedで自前のSkimmerでチェックしている方もいるでしょう。それだと自分の所で聞こえている局がリストアップされますので、かなり有益でしょう、とは言え、これもハイパワーだと呼び負ける確率は少ないですが、ローパワーだと呼び負けます。QRPならばなおさらでしょう。

常勝の局は、QRP LP HPでランニングのやり方は異なるでしょうし、呼び負ける場合の、呼び方も異なってきます。その様なスキルもないと、設備だけ優っていても簡単には勝たせては貰えません。

毎回のコンテストで、ランニングでのコールサイン、ナンバーの聞き返しなしの1発コピー等の目標を掲げると、勝てなくとも、コンテストを楽しむことは出来ると思います。また、普段は呼び周りが多い方でも、思い切ってCQを出してみると、必ず呼ばれる時間帯がありますので、僅かの時間でも緊張感を楽しむことが出来ると思います。アンテナもハイゲインでなく、トライバンダーやバーチカルでも同様に

それでは来年も宜しくお願いします。

JA6WFM JF6YME JG6YLY

 

 

 

 


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2 コメント

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今年最後の海外コンテストですか? (JA0JHQ)
2023-12-11 22:07:40
私はPZ5NHで参加してましたが、こちらにいると大分様子が違いますね。USAからは日本の信号が聞こえてるようですが、南米北部からは日本はずいぶん遠いな、という感じでした。(北極経由なので、開く時間が限られる)
600QSO越えは立派だと思います。
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ARRL 10m (ja6wfm)
2023-12-12 06:11:22
おおお!PZからでしたか、良いですね~。事前情報を見落としていました。スポットで何度か見えたので聞いてみましたが、その時は聞こえませんでした、FYもこれかな?と言うくらいの聞こえ方でした。そこからだと北米がかなり楽しめたのではと想像します。活動再開でしょうか
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