先週末開催された CQ World Wide DX Contestの自己申告スコア rawが公開されていました。
https://www.cqww.com/raw.htm?mode=ph
28MHz Non-assisted (DX claster, RBNやインターネットを通じて参加局の運用情報を閲覧することはNGで、全て自分で探す部門)に100Wで参加しました。
もしそれらのメディアを利用するならば、Assisted部門になりますので、この違いを理解されていない場合にはご注意を!
特に入賞対象になると、QSOデータとクラスターにアップされた情報等をデータ化して、交信の時間、周波数の動き等から疑いを持たれて「DX claster等を使用しましたか?」の確認メールが来ることもありますのでご注意を
最近は殆どの局がリグの周波数情報をロギングソフトに取込んでいますので、ログには細かい周波数までログに残されていますが、常勝の局でも周波数は全て28000等でリグの周波数情報は取込んでいないのかな?と思える局もいるようです。探して取れなかったマルチをまた呼ぶ際にどの様に残しているのだろうかと思うときもあります。メモ紙だろう?ロギングソフトに残せば簡単素早くチェックして再度チャレンジできると思うのですが、夫々事情があるのでしょう
呼ばれる側にいると、バンドチェンジしてCQを出すと間髪入れずに(クラスターに上がった瞬間)で呼んでくる局もいますので、クラスターを見ているのかな?と想像します。勿論SO2Rを駆使してCQ出しながら、片方では他のバンドのウォーターフォールのチェックやダイヤル回して新しい局を探している局も呼んでくるのが早いです。またスキマー使用は自前であっても殆どの場合 Assisted 部門になります。国内コンテストだと殆ど場合 AssistedとNon-assistedの区別はありません。唯一電通大コンテストはクラスターの使用は一切ダメです。
AssistedとNon-assistedのどちらが楽しいのか?と聞かれれば、微妙ですね。ダイヤルを回しながら全て自分で探す楽しみと、クラスターを見ながら片っ端から呼びまわる楽しさ、ただ100Wだと、クラスターに上がって暫くはハイパワーに呼び負ける場合が多いので、時間の無駄とストレスが溜まるだけです。でも自分で探した場合にはパイルになっていない時も多いので、特にニューマルチだと嬉しいですね。
CWだとRBNで自動受信解読でクラスター等に情報が豊富に流れますが、SSBですと、聞いた人が手動でコールサインを入力して気分によってアップすることになるので、CWよりも情報量は減ります。
DX contestで Non-assistedに参加されている方は、ずっと Non-assistedで何らかの拘りがあるのは想像できます。私もNon-assistedが多いのですが、Assisted部門しかない場合には、クラスター、RBN等を積極的に使用します。
前置きが長くなりました。
raw scoreの結果はJAではトップを死守出来ましたがAsia Topは逃しました。トップに大量減点があったとしても逆転できるようなスコアではありません。今年はARRL CW/SSBからWPX CW/SSBとずっとAsiaトップっだったのですが 、これは偶々他のAsiaの強豪が参加していなかっただけの事です。本気でやられたら、今回の様に勝ち目はないでしょう。JAのトップも山の上などにシャックを持たれている局が本気で参加されたら勝ち目はありません。幸いにもその様な局はハイパワー部門かDXとの交信がメインだったりするので、100W以下のローパワーだと平地の設備でもチャンスはあります。
勝負にならないと分かっていても負けると悔しいもので、それが次へのエネルギーに変わるものです。
サッカーやモータースポーツと同じです。
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