自動車科講師対象に先週から始めたオートマチックトランスミッションの講習会を昨日無事終える事が出来ました。
毎晩夕方の6時から10時まで8日間の日程でした。授業自体がこの時間帯なので先生たちにとっては当たり前の時間帯のようでした。
いつものことで、こちらでは実習用機材が不足しており、関係者の車を利用して、実習に当てる事が多いのです。今回使用したのは、すでに6ヶ月も放置状態のオートマ不良車でした。
9名の参加者で修理に当たりましたが、実習と実際の修理では少々異なり、失敗、再修理は許されないのでるので、終始胃が痛い状態で参加者の作業を見守っていました。
修理する事だけを優先して手を出すことは簡単なのですが、作業の感触は実際にやってみないとわかり辛いので、あえて見守っていました。「砂糖が甘いと言葉で言ってみたところで、実際に舐めてみないと甘さは判りませんからね」
ミンションをばらして組み上げて最終日に車に取り付けて、ミッションが機能したときの参加者の喜びは何とも言えないものでした。
今後もこのような講習が出来るようにしたいところです。
最終日オートマの心臓部を取り付けているところ
組みあがったミッションを前に記念写真この時点ではまだ機能するか不安が残る
参加者全員で試運転中 皆のこの満足そうな表情が伝わるかな
私はいつもカメラマンなのです。
大学の自動車科で活動していますが、経験豊富で実際に授業を持っている講師相手に教えることなんてそんなにないです。でも彼らと一緒に勉強できる事はたくさんあります。その機会を与えることも我々ボランティアの役目なのです。