恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

さらばライダー生活

2008年01月04日 | 二輪/四輪車とか
思えば車の免許を取ったのが大学1年生のとき。
自宅に車がなかったため、とりあえず免許の恩恵にあずかるため、
原付の免許を取ったのがそもそもの二輪生活の始まりでした。
とはいえ、原付という中途半端な法制度下にある乗り物では飽き足らず、
普通自動二輪免許を大学の講義の合間に取ったのが今から約5年前。
免許取得後にヤフオクで出品されていたCB400SFを購入し、
それ以来暇さえあれば本当にこのバイクとともに色んなところに出かけてきました。

が、やはり学生の時分とは違って職業を持ってしまえばバイクに乗る持間もなくなり、
さらには安定を求めて四輪車を手にした結果、バイクに乗る時間は極度に減り、
月々の保険料やら維持費ばかりがかかるようになってしまいました。
薄給の私にとっては四輪の維持だけでも大変なのに、
実質眠らせておくだけのバイクをいつまでもこのままにしておくわけにもいかず、
前々から決断を迫られていたのですが、12月に任意保険が切れるということもあり、
これを一つの契機として二輪生活に一旦終止符を打つことを決意するに至りました。

年末の時点で大手のバイク買取業者に連絡をしておき、
今日の夕方に査定・買取に来ていただきました。
もともとの年式が1993年式、事故歴あり、傷あり、
さらには最近乗っていなかったことかによるバッテリーとエンジンの不調。
こうしたことが原因で「買取り」とは名ばかり、
実際にはタダで引き取られていくことになりました。
私としてはもう少し調子がいいかなぁとは思っていましたが、
やはりここのところ乗っていなかったことで予想以上に機能が低下し、
エンジンすらかからなくなっていたことには正直ショックでした。

よく車やバイクが好きな人は、これらを擬人化して表現することを好みますが、
今日の私も、さすがにここまで放置してしまったことの罪悪感を感じました。
まさかエンジンまでかからなくなるまでにしてしまった、と。
繰り返しになりますが、大学2年生からずっと乗り続けてきて、
ともに色々なところへ出かけてきたバイクだったので、
トラックに積まれて去っていくときには一抹の悲しさを覚えずにいられません。
BGMとしてはまさにドナドナがぴったり。
なんかこう、人との別れに近いものがあるような。

ともかく、今日を持って私の二輪ライフは一旦小休止。
時間的・経済的に余裕が出たらおそらくまたリターンライダーとして、
バイクにまたがる日が来るかもしれませんが、
今日をもって学生時代の一つの思い出が消えて行ったような、
そんな気がした1日でした。

恐懼謹言。
コメント (6)
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