恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2/13(火)如月の三枚看板 喬太郎・文蔵・扇辰@銀座ブロッサム

2018年02月13日 | 噺とか
ここのところ足繁く落語会に足を運んでいるような気もしますが、
こちらは前々からチケットを入手していたわけで、
仕事をさっさと終えて新富町まで参ります。
座席はほぼ真ん中あたりということで、少し高座までの距離を感じます。
それでもホールの構造上、見づらいということもないのが救い。
ホールは満席となっており、その人気ぶりがうかがえます。

かな文「やかん」
扇 辰「紫檀楼古木」
文 蔵「化け物使い」
-仲入り-
喬太郎「ぺたりこん」

・かな文さん、「やかん」の言い立ての部分もしっかりとこなします。
 もっと滑舌がよければいいのになぁ、というのは言い過ぎか。
 大きなホールだから真ん中の席だと聞きづらかっただけかも。

・扇辰師匠は「紫檀楼古木」でした。
 かつて池袋の寄席で聴いたことがある噺ですが、
 文蔵師匠も喬太郎師匠も到着しておらず、繋がねば、ということで、
 SuicaやらPASMOに関するマクラをたっぷりと。
 ご自宅から浅草演芸ホールまで往復で700円ちょいかかるということで、
 これで寄席の割りの1~2日分消えてしまうそうな。
 寄席の割りってどんなもんなのかわかりませんが、
 いろいろ頭を悩ませる事情がありそう。
 本題では、やはり女性の演じ方が絶妙で面白い。
 なかなか聞く噺でもないので、いい感じであります。

・文蔵師匠は「化け物使い」でした。
 1年前に本駒込の地域寄席で聞いて以来ですが、
 こちらも安定の面白さがあります。
 マクラで話した、平昌オリンピックは賭けがあればもっと盛り上がる、
 なんてのも納得してしまうなぁ。

・喬太郎師匠は円丈作「ぺたりこん」でした。
 これ、かつて聞いたことあるんだけど、円丈師匠でだっけなぁ。
 会場の都合によりマクラは短めとか言いながらあれこれと。
 昭島市に行った際、公衆電話の使い方がわからない女子中学生と出会った噺が印象的。
 そのことを楽屋で話すと、小ゑん師匠がドギツい下ネタで返したとか。
 「はんだ付けしてる場合じゃないだろ!」というのが先日の会と相まって個人的にはヒット。

ともかく、大きなホールでの落語会というのは良し悪しですなー。
目当ての噺家さんをたっぷり楽しめるんですがねぇ。
なるべく小さい規模の落語会のほうが温かみはあるなぁ。

恐懼謹言。
コメント
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