先週の連雀亭で茶光さんの上方落語を聞いて、
いろいろな発見があるものだなぁと感想を持っておりましたが、
ふと、かわら版を手に取ってみていると、
17日土曜日、千葉県柏市の法林寺なるお寺で、
月亭方正さんの落語会があるとの記載を発見しました。
月亭方正さん、どちらかというと私の世代では、
「山崎邦正」というかつての芸名の名前のほうがまだ馴染みがあったりもするのですが、
落語をやっておられるのは前々から知っていましたが、
なかなか関東で気軽にお目にかかる機会もありませんでした。
2000円という木戸銭も決して高価というほどでもなく、
また、先週来の上方落語の流れもあり、予約して柏までいってきました。
会場は通常だと120名ほど入るんだそうですが、ご時世から50名限定。
客層も特に落語ファンばかりといった感じでもなく、不思議な感じ。
HPのポスターからてっきり独演会だと思っていたのですが、
行ってみて初めて、方正さん以外に2名出ることが判明。
1人は落語協会所属の鈴々舎八ゑ馬さん。
もう一人は上方落語の笑福亭瓶二さん。
たっぷりと上方落語に漬かります。
「塀の中」 八ゑ馬
「つる」 八ゑ馬
「ちりとてちん」 瓶二
-仲入り-
「みそ豆」 方正
「猫の茶碗」 方正
最初は八ゑ馬さんが2席。新作と古典をそれぞれ。
この八ゑ馬さん、過去に何度かお見掛けしているのですが、ずいぶんご無沙汰。
方正さん出てくる前に2人出ます。とアナウンスしてから、
会場の様子を伺いつつマクラをあれこれと。
1席目の「塀の中」は、なぜかカプセルホテルで結婚式を挙げようという男の話。
彼女の父が結婚式に参列してくれない理由は・・・という展開。
軽めの新作で楽しく聞けますね。
2席目の「つる」も上方バージョンなのでしょうか。
やはり東京でよく聞くものとは違って、細部の違いを楽しめました。
2人目は上方落語の瓶二さん、鶴瓶師匠のお弟子さんだそうで、所見です。
上方弁を駆使しつつ東京の落語協会に所属する八ゑ馬さんと違い、
やはりこちらはコテコテの上方落語家さんといったイメージ。
テンポよく話を進めていくあたり、さすがですね。
マクラであれこれと探りを入れて「ちりとてちん」へ。
これもやはり東京で演じられているものとは登場人物や設定が大きく違い、
話の本筋は変わらないものの、楽しく聞かせてくれました。
本当に知らないことがたくさん。
仲入りを挟んで、月亭方正さん。
テレビでおなじみの芸能人の登場に会場も今までになく沸きます。
今年で落語を初めて12年といいますから、東京でいえば二つ目ぐらいでしょうか。
やはりテレビで見慣れていますから期待値は上がってしまいますね。
コロナ禍における芸能界の様子をあれこれとたっぷり。
んー、まぁこの辺のところは有名人が高座でやるパターンかな。
三平師匠なんかが笑点ネタでもっていくのと同じ。
そこから閻魔大王の小噺なんかを交えつつ、「みそ豆」へ。
おいおい、マクラで芸能ネタを喋りまくって時間を使い、
軽い噺で終わったら本当に三平師匠と同じじゃないかと思いましたが、
そこはさすが、1席では終わらず一礼した後で引き続き「猫の茶碗」へ。
なるほど、上方落語だと出商人の行き先は四国なんですね。
細かいところで気になるところはあれど、安定の古典で楽しませてもらいました。
どちらかというとお寺での寄席形式の会なので、そこまで本格的な噺はできませんね。
ましてお子さんなんかも客席にもいましたので。
芸人としての山崎邦正ではなく、
落語家としての月亭方正を生で見られたのは、今日の収穫。
そして、上方落語と東京の落語の差異についても改めて知ることもできました。
さ、そろそろ定席が恋しくなってきました。
恐懼謹言。
いろいろな発見があるものだなぁと感想を持っておりましたが、
ふと、かわら版を手に取ってみていると、
17日土曜日、千葉県柏市の法林寺なるお寺で、
月亭方正さんの落語会があるとの記載を発見しました。
月亭方正さん、どちらかというと私の世代では、
「山崎邦正」というかつての芸名の名前のほうがまだ馴染みがあったりもするのですが、
落語をやっておられるのは前々から知っていましたが、
なかなか関東で気軽にお目にかかる機会もありませんでした。
2000円という木戸銭も決して高価というほどでもなく、
また、先週来の上方落語の流れもあり、予約して柏までいってきました。
会場は通常だと120名ほど入るんだそうですが、ご時世から50名限定。
客層も特に落語ファンばかりといった感じでもなく、不思議な感じ。
HPのポスターからてっきり独演会だと思っていたのですが、
行ってみて初めて、方正さん以外に2名出ることが判明。
1人は落語協会所属の鈴々舎八ゑ馬さん。
もう一人は上方落語の笑福亭瓶二さん。
たっぷりと上方落語に漬かります。
「塀の中」 八ゑ馬
「つる」 八ゑ馬
「ちりとてちん」 瓶二
-仲入り-
「みそ豆」 方正
「猫の茶碗」 方正
最初は八ゑ馬さんが2席。新作と古典をそれぞれ。
この八ゑ馬さん、過去に何度かお見掛けしているのですが、ずいぶんご無沙汰。
方正さん出てくる前に2人出ます。とアナウンスしてから、
会場の様子を伺いつつマクラをあれこれと。
1席目の「塀の中」は、なぜかカプセルホテルで結婚式を挙げようという男の話。
彼女の父が結婚式に参列してくれない理由は・・・という展開。
軽めの新作で楽しく聞けますね。
2席目の「つる」も上方バージョンなのでしょうか。
やはり東京でよく聞くものとは違って、細部の違いを楽しめました。
2人目は上方落語の瓶二さん、鶴瓶師匠のお弟子さんだそうで、所見です。
上方弁を駆使しつつ東京の落語協会に所属する八ゑ馬さんと違い、
やはりこちらはコテコテの上方落語家さんといったイメージ。
テンポよく話を進めていくあたり、さすがですね。
マクラであれこれと探りを入れて「ちりとてちん」へ。
これもやはり東京で演じられているものとは登場人物や設定が大きく違い、
話の本筋は変わらないものの、楽しく聞かせてくれました。
本当に知らないことがたくさん。
仲入りを挟んで、月亭方正さん。
テレビでおなじみの芸能人の登場に会場も今までになく沸きます。
今年で落語を初めて12年といいますから、東京でいえば二つ目ぐらいでしょうか。
やはりテレビで見慣れていますから期待値は上がってしまいますね。
コロナ禍における芸能界の様子をあれこれとたっぷり。
んー、まぁこの辺のところは有名人が高座でやるパターンかな。
三平師匠なんかが笑点ネタでもっていくのと同じ。
そこから閻魔大王の小噺なんかを交えつつ、「みそ豆」へ。
おいおい、マクラで芸能ネタを喋りまくって時間を使い、
軽い噺で終わったら本当に三平師匠と同じじゃないかと思いましたが、
そこはさすが、1席では終わらず一礼した後で引き続き「猫の茶碗」へ。
なるほど、上方落語だと出商人の行き先は四国なんですね。
細かいところで気になるところはあれど、安定の古典で楽しませてもらいました。
どちらかというとお寺での寄席形式の会なので、そこまで本格的な噺はできませんね。
ましてお子さんなんかも客席にもいましたので。
芸人としての山崎邦正ではなく、
落語家としての月亭方正を生で見られたのは、今日の収穫。
そして、上方落語と東京の落語の差異についても改めて知ることもできました。
さ、そろそろ定席が恋しくなってきました。
恐懼謹言。