緊急事態宣言はまだまだ解除される見込みはなさそうです。
落語協会からコロナ陽性者が2名出てしまったこともあり、
寄席の定席はすべて休業になっています。
余談ながら、1/16に末廣亭で何の予告もなく馬風師匠が出てこなかったのは、
そういうことだったのかと後で合点がいきました。
そんなわけで、小さい会場での落語会の数も少なく、困ったときの連雀亭です。
末廣亭の芸協の興行も悪くないんでしょうけど、ここはコンパクトに。
ワンコインのメンバーがなかなかいい顔付けだなぁと思っていて、
そのあとの昼席まで行こうかどうか迷っていたのですが、
結局そのまま昼席もあわせて楽しんで参りました。
が、結果的に言えばワンコインで切り上げるのが正解だったかも・・・。
【ワンコイン】
「転宅」 柳若
「洒落番頭」 市寿
「唖の釣」 小もん
【きゃたぴら昼席】
「紀州」 兼太郎
「つる」 談吉
「紙入れ」 志の彦
「二番煎じ」 鷹治
ワンコインが落語協会から2名、芸術協会から1名。
昼席は圓楽党1名、立川流2名、芸術協会1名という構成。
流派によって技巧の優劣があるかどうかなどというのは、
私ぐらいの人間があれこれというものでもないと思うのですが、
それでも寄席に慣れているかどうかというのも芸に大きな影響を与えるのでは。
今日聞いていて、よかったなーと思えるのは、
柳若さん、市寿さん、小もんさん、鷹治さんですかね。
柳若さんは「転宅」で、前回の連雀亭でもこの噺にあたっています。
15分程度でコンパクトにできる噺なんですね。
マクラでは、末廣亭でもアクリル板が導入され、
真打の師匠連中がアクリル板に戸惑っている様子を。
連雀亭に出ている二つ目はそんなのとっくに慣れっこなので、
そんな師匠方をほほえましく思って見ているなんてところから、
鯉八師匠のエピソードをあれこれ。楽しい一席でした。
市寿さん、見た目が大泉洋や高橋大輔に似ているというのは納得。
「洒落番頭」を演じられましたが、とても楽しく聞かせていただきました。
小さな会もやっているようなので、今後もチェックしてみたいところ。
トリの小もんさんは「唖の釣」で、これもかなり久しぶり。
噺の特性上、寄席ではなかなか聞くことはできないでしょうね。
久しぶりに聞いた話でしたが、素晴らしい出来だったと思います。
小もんさんの演じる与太郎もなかなか味があります。
役人とのやりとりのあたりもとても楽しく聞かせてもらいました。
その後再入場で、きゃたぴら昼席。
地噺である「紀州」をかけた兼太郎さん。
まぁ、ここはいいんですが、その後に「つる」「紙入れ」と、
寄席でよくお見掛けするネタにあたります。
これらもだいたい教科書通りといいますか、
特に特筆するべくもないような感じで。
定席のように何人もの演者が入れ替わり立ち替わり出てくるならともかく、
つ離れしない今日のような会場でこのネタ選択でよかったのかは疑問。
かろうじてトリの鷹治さんが巻き返したからよかったものの、
ワンコインの満足度に比べるといささか残念な印象でした。
鷹治さんの「二番煎じ」は、前半部分は大きくカットしており、
番屋の中でのやりとりを中心に演じられました。
今まで幾度となく聞いているこの噺ですが、どうも役人の性格というか、
そんなところがちょっと個性的なのかなーという感じ、
どちらかというと、「禁酒番屋」に出てくる役人のような、
どことなく強欲なイメージで描かれていましたが、
まぁいろんなパターンがあっていいのかな、と。
ところで、志の彦さんの「紙入れ」の中で、
旦那のセリフとして「人の嫁さんに手を出しちゃ・・・」というのがあり、
「嫁さん」じゃなくて「かみさん」じゃないのかな?と細かい疑問。
「嫁さん」ってなんとなく関西系の言葉のイメージなので。
とにかく、少人数ながらも落語を聞くことのできる場所があるのはありがたいもので。
アクリル板があろうとなかろうと、やはり生の演芸はいいですねぇ。
噺の途中で、ちょっとうとうとしてしまうのも申し訳ないながら、
それはそれで贅沢なものです。
恐懼謹言。
落語協会からコロナ陽性者が2名出てしまったこともあり、
寄席の定席はすべて休業になっています。
余談ながら、1/16に末廣亭で何の予告もなく馬風師匠が出てこなかったのは、
そういうことだったのかと後で合点がいきました。
そんなわけで、小さい会場での落語会の数も少なく、困ったときの連雀亭です。
末廣亭の芸協の興行も悪くないんでしょうけど、ここはコンパクトに。
ワンコインのメンバーがなかなかいい顔付けだなぁと思っていて、
そのあとの昼席まで行こうかどうか迷っていたのですが、
結局そのまま昼席もあわせて楽しんで参りました。
が、結果的に言えばワンコインで切り上げるのが正解だったかも・・・。
【ワンコイン】
「転宅」 柳若
「洒落番頭」 市寿
「唖の釣」 小もん
【きゃたぴら昼席】
「紀州」 兼太郎
「つる」 談吉
「紙入れ」 志の彦
「二番煎じ」 鷹治
ワンコインが落語協会から2名、芸術協会から1名。
昼席は圓楽党1名、立川流2名、芸術協会1名という構成。
流派によって技巧の優劣があるかどうかなどというのは、
私ぐらいの人間があれこれというものでもないと思うのですが、
それでも寄席に慣れているかどうかというのも芸に大きな影響を与えるのでは。
今日聞いていて、よかったなーと思えるのは、
柳若さん、市寿さん、小もんさん、鷹治さんですかね。
柳若さんは「転宅」で、前回の連雀亭でもこの噺にあたっています。
15分程度でコンパクトにできる噺なんですね。
マクラでは、末廣亭でもアクリル板が導入され、
真打の師匠連中がアクリル板に戸惑っている様子を。
連雀亭に出ている二つ目はそんなのとっくに慣れっこなので、
そんな師匠方をほほえましく思って見ているなんてところから、
鯉八師匠のエピソードをあれこれ。楽しい一席でした。
市寿さん、見た目が大泉洋や高橋大輔に似ているというのは納得。
「洒落番頭」を演じられましたが、とても楽しく聞かせていただきました。
小さな会もやっているようなので、今後もチェックしてみたいところ。
トリの小もんさんは「唖の釣」で、これもかなり久しぶり。
噺の特性上、寄席ではなかなか聞くことはできないでしょうね。
久しぶりに聞いた話でしたが、素晴らしい出来だったと思います。
小もんさんの演じる与太郎もなかなか味があります。
役人とのやりとりのあたりもとても楽しく聞かせてもらいました。
その後再入場で、きゃたぴら昼席。
地噺である「紀州」をかけた兼太郎さん。
まぁ、ここはいいんですが、その後に「つる」「紙入れ」と、
寄席でよくお見掛けするネタにあたります。
これらもだいたい教科書通りといいますか、
特に特筆するべくもないような感じで。
定席のように何人もの演者が入れ替わり立ち替わり出てくるならともかく、
つ離れしない今日のような会場でこのネタ選択でよかったのかは疑問。
かろうじてトリの鷹治さんが巻き返したからよかったものの、
ワンコインの満足度に比べるといささか残念な印象でした。
鷹治さんの「二番煎じ」は、前半部分は大きくカットしており、
番屋の中でのやりとりを中心に演じられました。
今まで幾度となく聞いているこの噺ですが、どうも役人の性格というか、
そんなところがちょっと個性的なのかなーという感じ、
どちらかというと、「禁酒番屋」に出てくる役人のような、
どことなく強欲なイメージで描かれていましたが、
まぁいろんなパターンがあっていいのかな、と。
ところで、志の彦さんの「紙入れ」の中で、
旦那のセリフとして「人の嫁さんに手を出しちゃ・・・」というのがあり、
「嫁さん」じゃなくて「かみさん」じゃないのかな?と細かい疑問。
「嫁さん」ってなんとなく関西系の言葉のイメージなので。
とにかく、少人数ながらも落語を聞くことのできる場所があるのはありがたいもので。
アクリル板があろうとなかろうと、やはり生の演芸はいいですねぇ。
噺の途中で、ちょっとうとうとしてしまうのも申し訳ないながら、
それはそれで贅沢なものです。
恐懼謹言。
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