黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

岐阜県羽島郡笠松町での移動運用(2010/07/29~30)

2012年09月04日 21時26分57秒 | アマチュア無線 移動運用

    


 富山県中新川郡舟橋村の運用が終わると300m位しか離れていない舟橋立山天然温泉「湯めごこち」に入浴した。温泉設備は良く特に露天風呂は広く御客さんも沢山入浴していた。途中から雨がポツポツ降り出したが苦に成らず寧ろ雨の中の露天風呂は趣があった。2時間は温泉を楽しんだ後、駐車場で車中泊する心算でベットに横に成ったが眠られず思い切って富山市内を抜ける事にして自動車を走らせた。夜中の1時過ぎに場所も名前も思い出せないが途中の道の駅に入り車中泊し、翌朝小杉ICから北陸道に入り小矢部砺波JCTから東海北陸道へ最初は平坦なコースで有ったが山間部に入ると一定勾配の登り坂が続きやがて10Km以上あるトンネルの通過時は連続の上り坂でおまけに片側一車線なので後続車は追い抜きが出来ない。

 

 我がピョンピョンⅡ号は最初は時速90Km位で走っていたが連続の登り勾配でアクセルペダルはベタ踏み状態でも最後は60Km状態にスピードダウン「此れには参った」軽四でターボ無しのエンジンでおまけにトルコン車そして車内には250Kgの荷物を積んでいたので走らないのだ。後続車の方には申し訳ない気持ちで一杯なのだが、どうする事も出来ない。やがて峠を越えて下り坂に成ると重量が有るので加速度が付いて120Kmくらいで下り坂を走りる事が出来たが この車では二度と東海北陸道は走れないと思った。飛騨白川PAで無理をしたピョンピョンⅡ号を休める目的で車を停め私もベッドに横たわり仮眠する事にした。



 岐阜県側に入るとアップダウンは有るものの全体的には下り勾配で順調に進み一宮JCTで名神高速に入り直ぐの岐阜羽島ICで高速道路を降り国道18号線で安八郡安八町に向かう。安八町は岐阜県下ではQRVの少ない所で両側を揖斐川と木曾川に挟まれた町で どちらかの川の河川敷か堤防上でフルサイズのアンテナの設営が可能だろうと考えて岐阜県内での運用地と考えたのだが 思いの外人口密集地帯で両河川の近くも車で廻ったが此れと言う場所は探し当てられなかった。1時間ぐらい不慣れな町をさ迷ったが諦め高速道路を通過中に大きい河川敷が見えた2番手の運用候補地の笠松町に向かう事にした。



 笠松町に入ると木曾川を目指し東に進み木曾川橋の手前を川下に少し行くと河川敷に入る道が有り其の先にアスファルト舗装された大きい駐車場が見付かった。運用場所は北緯35度21分41秒 東経136度45分30秒の写真の場所で逆Vを設営7Mhzで16:17jstから運用を開始したが7局目の小西さん(JG4SMS)との交信中だったと記憶しているがトランシーバーが動作しなく成った。発電機のエンジン音はしていたので車までのコード関係のトラブルと考え外に出て調べたが問題なく車に戻り調べようと運用卓の上の電圧計を見ると針が振れていない。この段階でも発電機の故障とは思わ無かったが発電機側の電圧計を見て初めて現実が理解出来た。



 この時の移動は100%発電機頼みで予備電源として90AHのバッテリーをセパレーターで分離、走行中に充電出来る様にはしていたが発電機が停止した時に自動的に切替える事等考えて居なく最悪自動車の「バッテリーあがり」時のエンジン始動用にしか考えて居なかったので無線機側に供給する接続など考えて居なかった。急に電波が停波した事で聞いていた各局には心配は掛けているし早く電波を出す方法を考えなければと色んな事が頭の中を駆け巡ったが直ぐには妙案が浮かばなかった。時間が経つと冷静に成りバッテリーから12Vの電源端子までは「バッテリー充電コード」を代用利用し接続する事にした。予備バッテリーは2番目の写真の様にベッドの下に取付けて有るので助手席側の後ろのサイド開きのドア側からでないと(ベッド用のコンパネが片ヒンジで取り付けられ片開きであったため)結線作業が出来ない状況にあった。そしてこの時は無線機は屋根の上の荷物入れに取り付けていたので(写真とは状況が少し違う)窓ガラス越しに接続しなければ成らなかった。作業をするためにサイド・ドアを開けようとするとドアが開かない。原因を調べるとキャリアを取り付けている部分が上の重さと走行中の振動で下がりスライドドアの一部に接触してドアが動かないのだ。コンパネは写真の様に開くので車内の方からは作業が出来ない。網戸を外して窓ガラスを下ろせば可能だがサイド・ドアをあける必要性は他にも有ったので新車では有ったが下がっている部分に木片を当てて下からハンマーで叩いて修正する事にした。荒療治で「涙がポロリ」の状態で有ったが電波が出る様にしなければの思いの方が強かった。



 解決策は旨く運んだがこの日は木曽川の水位が上がっており消防所から車が出て水位を監視してる状態で有ったので河川敷での車中泊は取りやめて少し上流の名鉄名古屋本線の木曽川鉄橋の下の笠松港公園の入り口の堤防上の空地で車中泊する事と成った。翌朝、昨日の場所に戻り05:32~07:59jst間を7Mhzで運用し103局と交信しこの場所での総交信数は昨日と合せて110交信に終わった。運用後、時間が有ったので発電機を調べたが発電機の中に組み込まれたレギュレーター回路(ブラック・ボックス)が故障、現地では如何する事も出来ず諦めた。この発電機は移動運用を始めるに当たりオークションで15000円で落札、外観はボロボロで有ったが分解掃除して自分で色を吹き直しして使用出来る様にした物、愛着も有ったが何よりも2009年の北海道1ヶ月、今回の2ヶ月半の運用中、時々機嫌を損ねる事も有ったが移動運用時は暑い日も寒い日も元気に働いてくれ2年半の間に30000交信に及ぶ電源を供給し続けてくれた戦友の様な物、残念ながら岐阜県羽島郡笠松町で命尽きた。



 このトラブルは移動の最後の段階で発生したので「不幸中の幸い」で有ったが北海道当たりで発生していたら運用が出来なかったたと思われるので其の後の安定した移動運用が出来る様に150AHのバッテリーに載替し、電源もフローティグ方式にして発電機とバッテリーの並列運転とし発電機の燃料切れや万一の発電機がストップ時にも瞬時にバッテリー運用に切換わり即電波が停まる事の無い様に安全策を施した。この事は急激な負荷の変動を発電機に与える事無く一定回転する事により燃費を向上させた。笠松町では痛い目に有ったがトラブルを乗り越える所に意義が有り其の為に彼是考えて改善していく事にアマチュア的楽しみが有る様に思う。



 写真の車には釣竿アンテナが付いているが 此れは運用終了後、修理作業中に受信する為に接続した物


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富山県中新川郡舟橋村での移動運用 (2010/07/28)

2012年09月04日 09時03分02秒 | アマチュア無線 移動運用

 上市町の山からの運用を終わり下りてくると上市川第2ダム湖の周辺は山に昇らなくても逆Vアンテナを張って移動運用が出来る場所が何箇所か有った、夜の遅い時間帯に此の場所に到着したので気付かなかったのだ。ダムの堤もよく見るとコンクリート製では無く緩やかな勾配で下がる土砂で作られた幅広い堤防状の構造で有った。



 町筋まで帰り3号線~4号線と進み中新川郡舟橋村に入る。この村は北陸3県(福井、富山、石川)で唯一の村、村移動が好きな私が一番運用したかった所、更に全国で面積が一番狭く3.47K㎡かつ人口増加率は日本一と言う場所である。名前の由来は室町時代のこの地の城主が橋で無く掘りに船を連ね渡らせた事から舟橋と呼ばれる様に成ったらしい。この村には東側から入ったが直ぐ北側に河川が有ったので4号線の信号を右折すると200mも行かぬ内に富山市に入りアウト、引返して南へ向かうと直ぐに左に村役場右に小学校が有り駐車場も有ったが公共の場なので遠慮した。更に進むと中学校が有り其の西手に緑地公園が見えたので右折して向かう この段階で北の境から900m程で既に村の南北の中央部に成る。緑地公園は綺麗に整備されていてアンテナを張れる格好の駐車場が有ったが昼の時間帯で車内で仮眠の人が居られアウト、更に南に下がり東芦原地区の森崎開発の前の神社と墓地の間の幅広部分(墓参り様の駐車場と思われる)が有り取合えずナビに登録、其の直ぐ南は6号線が東西に走っており西側に大きい堤防が有ったので上がると抜群のロケーション、ナビで確認すると立山町付近と出た(私のナビは古く走行中に其の場所の町名が表示されないタイプ)これまたアウトである。仕方なく引返し登録した場所の少し東側に「舟橋・立山天然温泉湯めごこちの」大きい駐車場が2面有ったが何れも残念ながら立山町でこれまたアウト、仕方が無いので今回の移動運用中の墓地シリーズ、北海道妹背牛町、東北、青森県南部町に次いで3番目の舟橋村の墓地サイドからの運用が決定した。



 舟橋村の全体の形は九州の地形に良く似て居て、それで言うなら運用場所は鹿児島の桜島の当たりの感じで北緯36度41分22秒 東経137度18分03秒に位置する。今回は富山県内の運用として確り遣るつもりでフルサイズの逆Vアンテナを設営した。運用は14:57~20:06jstは7MHzで20:07~20:32jst間は3.5MHzで運用し総交信数284 其のうち3.5MHzは26局に終わった。



 この村は前記の如くアピール性には事欠かず 其の後も沢山の人が移動運用しているがフル・サイズのアンテナでの運用と成ると中々大変な場所で有る。

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