羅臼の国後展望台の運用場所を撤収し次の目的地の知床半島のオホーツク側のウトロに向かって出発した。羅臼の町で昨日、「相泊の湯」に行った途中の「ひかりゴケ」の場所が見つからず見残した事が気に成り、再度知床半島の東側を北上した 今回は注意深く走ると落石の防護壁のフェンスが有る場所に案内板を見付け見学の為に中に入った。観光案内等には書かれていたが「ひかりゴケ」の有る場所は何の変哲も無い道路脇の入り込んだ岩場の間に有り観光の目玉と言う扱いで無く、専用の駐車場も無い場所に有った。
当然に訪問者も私一人で学術的には貴重な物なのだろうが、一般の観光客が態々に見学に来る物で無い気がした。説明の看板に有る様に「見る角度によって見えたり見えなかったりする」旨の事が書いてあったが、見た感じでは光って居るような居ないような感じで私が期待した物とは違っていた。上段最初の写真は私が撮ったもの2枚目はインターネットで拾って来たもの、此方の方は氷柱の後方に光っている様子が良く解かる。
其の後3枚目に写っている知床峠を登り始め4枚目の写真の「知床の熊の湯」で入浴する事にした。この熊の湯は道内では本格的な露天風呂で無料で入れる温泉として人気スポットで私は朝の10時頃到着したが既に直ぐ近くの駐車場は満杯常態であった露天風呂は写真には写ってはいないが川の右側の奥手に有り、脱衣所も有り露天風呂も大きくは無いが私が入った時には10人以上、入浴していた。事前に湯温が高い事と水を入れると地元の人が居ると叱られると聞いていたので我慢して入ったが最初は冷えた体には堪えたが我慢出来ない程では無かったが長時間湯船に浸かれる常態では無く谷川を流れる水で冷やされた冷気が心地良かった。この露天風呂の写真は是非撮りたくてデジカメを持ち込んだが男子風呂とは言え利用客の多い中で写真を撮る勇気は無かった。
一時間以上 温泉を楽しんだ後、昨日と同じ様に知床峠を登り始めたがピョンピョン一世号には厳しい上り坂、ウインカーを点滅して道路の端を走行した。峠の上の方は昨日よりは視界が有ったが矢張りガスって居て峠の駐車場の車両が確認出来る程度しかなかった。景色は見えなかったのでウトロの方に下って行き知床五湖の有る方に右折し向かった。五湖の駐車場はガスって居なかったが散策コースを進み湖面近くに成ると水温と外気温との温度差から霧が発生し一湖と二湖はガスって視界が悪く写真を撮ったが旨く写っていない。三湖以降は熊が出没する為、侵入禁止措置が取られていた。
知床五湖の表示板の次の写真は木製で作られた遊歩道だが この下は熊が生息しているので進入出来ないような防護策と橋の下横には高圧電気を流している電線が張りめぐらせて有った。遊歩道橋の下は雑木林と熊笹に一面覆われていて今にも熊が出て来そうな雰囲気があった。
知床五湖から334号線(羅臼から知床峠を越しウトロ)につなぐ93号線沿いには人家も無く道の両端は原生林と熊笹に覆われており野生動物の天下で3段目の写真の様に野生の鹿を沢山見た。
峠を下ると知床半島のオホーツク側に出て知床半島を周遊する観光船の発着するウトロ港に着いたが生憎の空模様、観光船に乗っても良い景色は期待出来ないと諦め、後日再訪問する事として網走方面に車を走らせたが途中の道端に「オシンコシンの滝」が有り休憩を兼ねて見学した。この滝は冬の厳寒期に凍結した写真を良く見るが夏の水の流れる滝も高低差は余り無いが美しくシャッターを切った。食事と休憩を取った後、私の一番写真が撮りたかった摩周湖の有る弟子屈町に向かった。