黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

台風の被害は無かったが 其の前に思わぬ問題が・・・

2012年09月17日 18時19分21秒 | アマチュア無線


 今回の台風は少し東に曲がり北九州の辺りに上陸する心配をしていたが其のまま直進して北上したので事無きを得た。現在でも時折、強い風が吹いているが思った程、強い風では無く当局の各アンテナも御陰様で全て正常な姿をしているので安心したが7MHzの3エレ八木アンテナは毎度の事で方位がローターの指示値と45度位ずれている。此れはローテーターが壊れない様に八木のマストクランプの締め付けを調整してある為で(ローターが壊れるよりは方位がズレル方がリスクが少ないので)仕方が無いのだが近日中にタワーに登り修正しなければ成らない。



 現在のアンテナを設置した2005年頃はローテーターはエモトの少し非力だなと思いながら1200FXを使用していたが、1年間で3回もローターを壊してしまい其の度に自分で修理したが修理は兎も角、予備のローターの入替作業の手間が掛かる事が嫌になり「清水の舞台から飛び降りる気持ち」で一回り大きい1300MSAに交換したら流石に其の後の故障は無くなったが昨日の台風前の点検でユニバーサル・ジョイント板にローター用のマストクランプを固定するボルトナットが複数個、可也緩んでいたので「不思議だな~」と思い締め直した後で原因を調べる為に良く見ると、何とタワーに固定されているローテーター取付板が水平で無く少し変形しているではないか?更に良く観察すると三角のタワーの3本の支柱から其々のローテーター取付板支持金具が出て折りその先に円盤状のローター取付板がボルトナットで取付られているのだがアンテナの重みで支持金具が変形し その結果ローテーター取付台が水平を維持出来ずに変形し、回転時のマストの垂直の芯出し位置がズレ、回転時の応力をユニバース・ジョイントで対応していたのだろうが長年の回転動作の反復でローター側のマストクランプ取付ナットが緩んでしまったで在ろう事が解かった「エライ こっちゃ~!」である。



 考えてみると7MHzの3エレが70Kg強、50MHzの7エレと430MHzの15エレのスタック、1200.430,144MHzの4m長のG・Pアンテナで20Kg以上、2重管のマストが計った事は無いが80Kg位は有るのでローテーター台には170Kg以上の垂直荷重が掛かっていた事に成る。タワー上部のマストベアリングでもマストを固定していたが調べるとナットの締め付けが甘かったのか?総重量がローテーター台に掛かる状態に成っていた。



 支柱からのローテーター取付台の支持金具を見ると鉄板をプレスしただけの構造、非常にチャチな構造である、多分部品を引いて交換しても結果は同じ事に成るので、お金は掛かるが特別な物を作らなければ対応出来ないと思うので寸法取りして製作しようと考えている。アンテナを大きくすると確かに飛びは良く成り世界は変わるが、其れに比例してローテーターや補強の為に思わぬ出費がかさむ事が有り、貧乏人には中々大変な遊びである。

コメント
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