昨日は終日、強い雨が降り続いた。日中の風は思ったほど強く無かったが今朝は曇天で風が有ったが11時頃から青空に変わったが北西の強い風が時折、吹き付けている。先程、家の前の那賀川を見に行ったが思った程に水嵩は無く 何時もよりは1~2m位高い水位かな?と思われる濁流が勢いよく流れている。我が家のアンテナ関係も目視で確認したが問題はない様だしローターの指示とアンテナの方位もずれる事無く先ずは一安心と言ったところである。
来週の週末は彼岸の入り、今日、外に出ると彼岸花が開き始めていた。4日程前に茎の頭が地面から少し顔を出したなと思ったらスクスクト伸び今日当たりは30~50cmまで伸び早いものは花が開き始めた。子供の頃は「マンジュシャゲ」と呼んでいたが此の花ほど、子供から親の敵の様に扱われた花は無かっただろう。秋の此の季節に成ると道端の色んな場所であの毒々しい赤色の花は異彩を放ったし、其の茎の弱さから蝙蝠傘の先や棒などで刎ねるとスパッと首が飛ぶ快感は男の子なら誰でも経験の有る事と思う。道端の彼岸花は花を落とされて哀れな茎だけが立ち並ぶ通学路と成っていた。確か此の花には毒があり首を落とす時の飛沫が目に入ると目が見えなく成る等とよく親に脅かされて居た事もあって子供には忌み嫌われて居た事が其の原因と思われるのだが、「子供心の怖いもの見たさの気持ちも」影響している様にも思えた。
我が家の前の道筋には例年、此の花が顔を出すが5年くらい前までは我が家の前の道は通学路で少数では有ったが子供が通って居たので彼岸の日辺りでは首の無い(花を落とされた)茎が並ぶ昔乍らの景色が広がっていたが最近は少子化が進み花が朽ちるまで首の付いた彼岸花が並ぶ道と成っていて是は此れで寂しい風景である。
然しながら此の花の開花の正確さには脅かされる。毎年彼岸の此の時期に成ると遅れる事無くあの真っ赤な花で存在感を表す、年によっては残暑厳しい今年の様な秋もあれば晩秋に近い様な年も有ると思うのだが彼岸の頃に成ると必ず間違いなく花を咲かせると同時に季節を彩り其の開花の正確さと生命力を感じる。今年はまだ花が咲き揃っていないが悪童の餌食になる事も無く彼岸花にとっては正に「天下泰平の世」とでも言うべきで有ろうか?「天高く馬肥ゆる秋」と言う言葉が有るが今日の昼からの空は台風一過の真っ青な秋空が広がった言葉通りの秋を思わせる天気であった。