黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

思わぬトラブルで冷汗を掻いた話

2013年09月19日 | 仕事

  今日は久し振りのアルバイトが有り早朝より青空の広がる絶好の天気で雲一つ無い中を那賀奥まで車を走らせた。走行中の車の中も作業中も非常に暑く少し体を動かせると汗を掻く状態、最近は朝夕が随分涼しく成り日に寄っては20度を下回るため、作業着の下を少し厚手の物にしたのが仇と成り、其の事で終日汗ばむ那賀奥での作業と成った。



 しかし那賀川の川面に降りて湖面上の冷気を含む空気の中を船で高速走行すると非常に心地良い。山々の緑と秋晴れの青空の対比が美しく森林浴の性か?空気も下の阿南市辺りの空気とは違う様に思えた。船着場を出発し最初のポイントの作業を終え上流に1km程、上った場所で其れまで快調に回っていたエンジンの回転数が勝手にスローダウンし数回断続的に変化したと思ったらエンジンがストップしてしまった。其の後、数回か、セルを回すとエンジンは駆るのだがスローの回転数も安定せず前進レバーを押すと回転数が上がり掛かる段階でプスンと止まってしまう。

 

 3回ほど同じ動作を繰り返したが同じ情況、「此れは困った事に成った!」と感じたが取合えず船外機を上げて診る事にした。船外機の冷却水の取入れ口がゴミによって塞がれて居ないか?調べたが此れも問題は無い様子、仕方なく解るかどうかは解らないが同行の人がエンジンカバーを外して調べてみる事に成った。船外機は新しいヤマハの50馬力、しかし良く見るとキャブレター周辺のねずみ色したパイプが外れていた事を発見し「此れかも知れない」と接続してカバーを外した状態でエンジンを回したらキャブの辺りからピュピューと何か飛んだのを操縦していた人が見つけ「何か飛んだぞ!」と言ったので良く見るとキャブレターの本流の部分のパイプが同じ様に抜け掛かっている事を相手の方が見付けた。エンジンが始動したら其処からガソリンが漏れていた様子、操縦していた人が接続しようとするが中々パイプを固定する部分が上手く出来ない。

 

 私は自動車屋さんでは無いが此処等は私の現役時代の仕事の領域(石油給湯器、ボイラーの修理で経験)選手交代して接続が終了、操縦者がセルを回すと1~2回は同じ状態であったが燃料の吸い込みが十分出来た3回目にエンジンは順調に回り始めた。其の場所から更に5kmくらい上流が次の作業地点、途中でエンジンが止まると6人乗りの大き目のボートをオールでの大変な人力帰港と成るので慎重にテスト走行後、上流地点へと向った。幸いに其の後は船外機は順調に動いたので40分程、予定時間よりは遅れたが無事作業終了、二人は「一時はどの様に成るか、冷汗ものでしたね」と顔を見合わせたが、万一、エンジンが回らなければ救助に来て貰う羽目に成っていたか?1.5Kmを手漕ぎで帰港する事に成る処、「人間、切羽詰れば何とか成る。」と言うけれど帰港して上陸出来た時、やっと胸を撫で下ろした。今回は何時も使用する船では無かったので前からその様な状態で有ったのか?突発的なトラブルなのか?今回の状況に至った原因は最後まで解らず仕舞いに終わった。

コメント
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