11月6日に府中市立美術館で開催されている「世紀末、美のかたち」展に行ってきました。
ルドン、ゴーギャン、ミュシャ等の絵画と、ガレ、ドーム兄弟等の工芸作品が一気に見ることができるので、これはお得だなと。ついでに入場料が900円と安かったので更にお得だなと。
ところが現地に行くまでにお金がかかりました。しかも埼玉からは遠いですよ。東京~名古屋までのぞみで80分ぐらいなのにそれ以上かかるとは。
まあ、それでも行った甲斐はありました。それほど大きくない美術館ですから、展示品も少なく、エッセンスが詰まっているというのか、短時間で濃密な鑑賞が出来たのではないかと思いました。
19世紀末前は芸術の対象というのは、神、人間、動物の順番で、自然は最下位だったそうです。その後、科学・技術が急速に発展して、自然の驚異にやっと気がついたそうです。アールヌーボーが草花を記号化して利用したのはそういう理由なのかと、やっと理解しました。この展示会は科学が芸術に与えた影響を知ることが出来ます。ある部分は。
名のある美術館だからといって、素晴らしいものを展示している訳ではないことを知らされました。
また、この美術館は都立府中の森公園内にあります。サッカー場、テニスコート8面、野球場を含むかなり広い公園です。手入れが行き届いている良い公園です。
ただ遠いんだよなあ。