パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

メアリー・カサット展 at 横浜美術館

2016年07月17日 | アート・文化
印象派の画家の中でも、私にとって、異質な存在を感じさせるのが、彼女。アメリカ人で女性だから。
印象派=男性画家 and フランス人、の印象(不思議な言い回し)が強いから。

古典絵画の勉強から始まり、サロンに何度も入選、画家として一人達しますが、サロンの体制、古典的異な表現に疑問を持ったとき、エドガー・ドガと出会い、印象派展に参加します。


当初は、女性たちの日常を描いていましたが、やがて母子像が好評を呼び、「母子像の画家」と呼ばれます。
親が子を思う優しさに溢れている様な絵です。
    

ドガに勧められ、版画を始めます。


また、他の印象派画家同様、浮世絵に影響されます。彼女の版画は、明らかに浮世絵の影響が現れています。線の描写、大胆なカット、多色刷り、日本女性っぽいですね。これを銅版画で表現するのだから、彼女の技術は一流です。
  
コメント
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