パールライスのつれづれなるままに

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ル・コルビュジェ 絵画から建築へ at 国立西洋美術館

2019年03月27日 | アート・文化
結論を先に言うと、建築好きでなければ納得しない展示会だと思います。
絵そのものには魅力を感じないと思います。


建築好きならば、必ず通らなければならない近代建築の巨匠「ル・コルビュジェ」
近年では、彼の設計した建築群が世界遺産になりました。
上野にある国立西洋美術館も彼の設計なので、世界遺産の一つです。


ル・コルビュジェに関して多くの著作物があります。しかし、「ピュリスムの画家」としての彼を評価したものはほぼ無いと思います。ピュリスムについても「キュビスムに対抗して作った」ぐらいしか紹介していない。

今回の展示は、「ピュリスム」とはどういう画風なのか?キュビスムとの関係は?に始まります。
そして、「画家ル・コルビュジェ」の側面からアプローチしていって、画家としての才能が建築設計にどの様に影響を及ぼしたのか?→ピュリスムを建築に生かした集大成が「サヴォア邸」である、が結論となるように展示されています。


ハッキリ言って、絵そのものは興味を魅かれるほどの作品ではありません。(笑)
無彩色の色使いとキュビスムほど意味深で複雑ではない面構成は(実際は複雑なレイアウトですが、直観では分からないー解説を見て初めて理解したほど)、画家ル・コルビュジェが有名ではなかったことを教えてくれます。

しかし、コルビュジェの独特の空間の取り方がどこからやって来たのか?晩年の傑作「ロンシャンの礼拝堂」があのデザインになった理由が垣間見れたことは有益でした。


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