前回、「歴史と民族の博物館」に行って「雑兵物語展」を観た話を書きました。
実はその日の午前中、渋谷の東急文化村に行きまして、「レンピッカ展」を観ていたのでした。
彼女が最も活躍した時代は1920年から30年の間でした。作風はキュビズム、アールデコをミックスしたもので、中間色のないパステルカラーの様な色彩です。見た目インパクトが強かったです。
この時代にバイセクシャル、しかも車も運転しているとは。
自身の写真の写り方も女優がポーズを取った様な姿です。この時代の女性としては自己演出が派手ですね。ここまで自分を売り込む芸術家はダリぐらいかな?
アトリエのインテリアデザインがコルビジュエ&ペリアンみたいで、この辺もクールだと。
日本では大正時代に当たるので、モボ・モガが闊歩する大正デモクラシーってやつですか。
やっぱりイキ過ぎちゃったようで、30年代後半から精神分裂症に悩まされたそうです。
その後1970年代まで忘れられた画家になってしまったそうです。その後アールデコの再評価で晩年は再び脚光を浴びたそうです。
人間の持つポテンシャルって、やっぱ限界があるのね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます