パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

フェルメールとレンブラント展 at 森アーツセンターギャラリー

2016年01月21日 | アート・文化
来ました。フェルメール。ほぼ毎年来ますね。
日本人は、フェルメール好きですね。
私が美術館巡りを始めたきっかけは、フェルメールなので、何の問題もありませんが。(笑)
実際見たものと、写真の絵が全く違う印象を受ける絵が多いのも、フェルメールの特徴、と思います。
さすがは、光の画家。光の当たり具合で印象が異なる、というところでしょうか。


そして、レンブラントも。
双璧です。
両者とも初来日。特にレンブラントは、日本人にとって初めて知る作品だとか。
そうでしょうね、身体のフォルムが崩れた絵です。
レンブラントが独立して間もない頃の絵かな?技術的にはイマイチと言うところでしょうか。


風俗画に人気がありました。


共和国ですから、肖像画は王様・貴族の肖像画よりも市民ですね。


プロテスタントですから、偶像崇拝は禁止。像は破壊し、教会も質素な物です。
建築画も人気があったとか。


東インド会社で大儲けした頃がオランダ絵画の絶頂期でもあったわけですから、海洋画も人気がありました。
フェルメールの絵に海洋図が掲げられているのもその理由でしょうね。


そして、静物画。
アジア、アフリカから、珍しい植物を持ち込んで、邸内を飾るのがステータスでしたから、静物画も人気。


この当時、芸術学でいうと、聖書・神話の画が頂点で、静物画、風俗画等は評価されなかった時代。
オランダは元々、共和国・プロテスタントの国です。
評価されない絵が人気を博す、と言うのは、そもそも国の成り立ちがその他のヨーロッパ諸国とは違う!と言う気概でしょうか?

この展示会は、その当時のオランダの風俗をコンパクトに一望していると思います。展示物は、60点程度ですから。
歴史の勉強にもなります。
あと、板画きが多いですね。

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