パールライスのつれづれなるままに

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風景画の誕生 at Bunkamura in渋谷

2015年09月27日 | アート・文化
風景画と言うジャンルは、17世紀オランダで確立します。それ以前は、聖書、神話の背景画でしかありませんでした。やがて、農民の生活を描く画家が現れて、その背景画として描かれます。


ハプスブルク家のコレクションを中心としたウィーン美術史美術館の所蔵作品のなかから「風景」をテーマに選んだ約70点の作品を展示した…と言うことですが、これさ、「要は金目の問題でしょ?」と感じるんだよね。ブリューゲル親子以外に有名な画家の展示はありません。まあ500年以上前の絵だからねぇ。作者不明と言うのは分かります。有名な絵の展示はお金がかかるから、背景画にこじつけて、作者不明の安い絵画をレンタルして展示したのでは?と下衆の勘ぐり。(笑)


それでも、「時祷書」の展示は面白かったです。絵画より更に100年前にこれほど贅をこらした本が綺麗に現存しているとは。

時祷書とは、「祈祷文や詩編を集成し、内容に合わせた挿絵をつけて、ローマ・カトリック教会のキリスト教徒としての信仰・礼拝の手引きとして編集したものである。(ウィキペディア)」
今回展示している時祷書は一番有名な「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」です。12の星座から構成されていて、その月に何の宗教的行事を行うか?が書かれています。カレンダーの前身だそうです。


この日まで「時祷書」と言う単語を知りませんでした。私が美術館に行く理由のひとつは、こうした知識の収集があります。

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