パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

アルフレッド・シスレー展 at 練馬区立美術館

2015年09月23日 | アート・文化
申し訳ないが、地方の美術館が、印象派の絵画展を開催出来るほどの予算があるとは思えませんでした。
大丈夫かな?いくら、人気が少ないシスレーとは言え、日本で人気の印象派だし。と心配しましたが、それも杞憂に終わりました。

第4会場まであるブースのうち、シスレーの展示は、1.5会場分しかありません。
残りは、セーヌ川開拓工事の歴史、国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所の宣伝、日本の洋画家の展示で埋まっています。

「空と水辺の風景画家」というテーマで、川辺の風景画が中心です。併せて日本の洋画家も川辺の風景画を展示しています。

知らなかったのですが、現在のセーヌ川は、当時の河川工事の技術の結集だったそうです。それまでは、水深が数十センチで勾配が急、良く氾濫したそうです。それを開拓したと。
で、最先端の技術と最先端の印象派が関連付いて行ったのも、当時の流れと。

シスレー、カミーユ・ピサロ等は、印象派初期の画家というイメージです。頻繁に開催される印象派の展示会では、展示順番で言うと、最初の方に展示されています。それも僅か数点。
確かにモネ、ルノアール、ドガ等に較べ、地味です。モネ等がその後、独自のオリジナリティを開発していったにもかかわらず、シスレーの画風は一向に変化の兆しがありません。彼は「印象派」ではなくて、「印象主義」なのですね。

まあ、地味な絵だからね。人気がある、と聞いたことはないし、地方でも低予算で企画展が開催出来るのかな?とは言え、印象派の画家だし。練馬区儲けてんなァ、と思っていたら、展示内容はこんなモンだったと。入場料1,000円、ウーン微妙。


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