パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

新・北斎展 HOKUSAI UPDATED at 森アーツセンターギャラリー

2019年03月09日 | アート・文化
世界で最も有名な日本人画家、葛飾北斎。
その全容を知ることができる展示会です。
画業歴70年に及ぶ北斎の一部分は良く開催されますが、集大成となると、近年では今回が初めてではないか?と思います。


北斎は生涯に30回と頻繁に改号しています。今回は、6期に分けて紹介しています。
1)勝川春朗期(20〜35歳頃)
  勝川派の絵師として活動
2)俵屋宗理期(36〜46歳頃))
  勝川派を離れて肉筆画や狂歌絵本の挿絵といった新たな分野に意欲的に取り組んだ
3)葛飾北斎期(46〜50歳頃)
  読本の挿絵に傾注
4)多戴斗期(51〜60歳頃)
  北斎漫画をはじめ、彩な絵手本を手掛ける
5)為一期(61〜74歳頃)
  「富獄三十六景」等、北斎の代表的な作品を制作
6)画狂老人卍期(75〜90歳頃)
  自由な発想と表現による肉筆画に専念した

その作画技術は、常に自己革新であり、その一連の流れが観れることは貴重です。故に「UPDATED(更新)」ですね。
また、70年に及ぶ画業ですから、版画(浮世絵)の技術の変遷(より複雑な印刷技術へ)も垣間見れることができて、興味深かったです。
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染付 -世界に花咲く青のうつわ at 出光美術館

2019年03月07日 | アート・文化
陶器を彩る「染付」中でも「青花(せいか)」と呼ばれる藍色の装飾技術を中心とした展示です。
地味目に見えますが、これが意外と楽しいです。
洋の東西、1世紀から現代まで、その技術がどのように発展していったのか?また、地域による技術の特色が分かりやすく解説されています。
後半は、いろんな色に着色したもの、様々な形、陶器の先進国中国・日本をヨーロッパが真似したデザイン、またはその逆と、飽きさせない展示の工夫がなされています。
言ってみれば、陶器の遊園地。初心者には持って来いの展示会だと思います。
自分的には、陶器がこのようにバエラティに富んだと言う事は、いかに外貨獲得の中心商品であったか、と理解する事が深まったと感じました。
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現代瓦・造形といけばなコラボレーション at 東京都美術館

2019年03月04日 | アート・文化
瓦職人が造形作品を出展する展覧会です。それと生け花(ドライフラワー)のコラボレーションによる展示です。
「奇想の系譜」展を見た後についでに観ました。
これが意外と面白かった。
むしろ、自分的には「奇想の系譜」並に面白かったです。
3次元物は説得力がありますねェ。
無料ですしね。
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‪アイズピリ展 at ギャルリーためなが‬

2019年03月02日 | アート・文化
「ギャルリーためなが」が‪創業当時より半世紀にわたり紹介してきたポール・アイズピリの生誕100年を記念した展覧会。‬
‪キュビスムの様でもあり、明るくポップな絵は、80年代以降からです。何かから解放された絵は観ていて楽しいです。デュフィの影響が大きい事も分かります。‬

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