春から続けている植物調査もこの頃になると 新たな種類が見つかることは ほとんどない。
以前に見た種の結実状況などの追跡 確認が主な作業になる。
冬に緑の葉を茂らせる樹上性のシダ オシャクジデンダを見つけたかったんだが見つからなかった。
今日の調査で目についたものを。
禁漁のこの清流は イワナ の種川。
紅葉を始めた ヤマモミジ。
白いキノコと言うと猛毒の ドクツルタケ がすぐ浮かんでくるがこれは可食の オシロイシメジ。
河畔に見事な黄葉を広げているのは アカイタヤ。
途中 雨が降りそうになったが降らなかった。10人ほどで林道の植物調査の一日だった。
日が西に傾いてきた。アキアカネ が一頭 暖をとるように木道の端に翅を休めた。
もう みんな山を下りて 麓で産卵をしている季節なのに・・・ 仲間からはぐれたんだろうか。
管理棟に帰ってくると越冬場所を求めて クサギカメムシ が何頭か集まってきていた。
これから 晴天の日は この虫の大群が集まってくる。
所構わず這い回って うっかり踏みつぶすと その強烈な匂いが管理棟全体に充満する。