マサキ の実がようやく熟してきた。
実が割れて中から出てくる種子の鮮やかなオレンジ色は雪中の貴重な彩り。
花の季節は7月。
他の花に比べると目立たない花色だ。
この花色から五か月後に熟す種子の色は想像できない。
イチモンジセセリ が長いストローを伸ばしても蜜の溜まる長い距の底までは届かなかった。
体制を整えてもう一度挑戦・・・でも届かなかったこの花の名前がわからなかった。
10年程も前のことだろうか。駐車場脇の農道に咲くこの花を見つけたのは。
それ以来ずーっと名前が気になっていた。
jikichi が気にしている間にも草はどんどん増えていった。たくましい草だ。
名前を知ったのは「山の花は友達」(久志先生のサイトかな?)にお邪魔したときだった。
ホソバウンラン という名のこの草はヨーロッパ原産の帰化植物だという。
海岸部に多いとあるが超内陸の魚沼にも侵入してきた・・・・ということのようだ。
樹上に残る熟柿も残り少なくなった。
それを狙って毎日5~6羽の カラス がやってくる。
つつけば落ちるほどに熟しているから樹下は熟柿だらけ。
枝にとまっただけでも落ちる実もある。
右の深く沈みこんだ実は前日の落果。
この雪も降り続いた雨で消え 今柿の実は土の上に転がっている。
冬の日は短い。
午後4時を過ぎれば クズ の実を金色に縁取って もう陽が沈む。
すべてを覆い隠してしまう大きな葉に比べると実は案外小さい。
一房に着く花数の多い割に結実の率も良く無いようだ。
結実しても出来る莢の中の種子の数に随分とバラつきがある。
オニドコロ の実が風に揺れる。雨を持ってくる風のようだ。
気温は10℃を超えている。季節外れの風が莢の中に残った種子を飛ばしてゆく。
ヤマノイモ に似た果実だが莢のカタチに違いがある。
オニドコロ の莢は 矢筈形 で丸いカタチの オニドコロ とは区別しやすい。
中味の種子も全く違うカタチをしている。
丸い二個は ヤマノイモ 細長い三個が オニドコロ。